決勝:スペイン対オランダ

スペイン 1-0 オランダ

「攻撃的」と評される両チームの決勝だけに、オープンな攻め合いが期待されはしたが、やはり決勝は決勝で、点の入る気配があまり無い、緊迫したゲーム展開となった・・・ことはなったのだが、うーん、オランダのラフな守備ってのはどうも決勝まで進んだチームには相応しくないような感じであった。

スペインを調子に乗せまいとしての、「ファウル覚悟で止めてやる!」的プレーはまあわからないでもないが、そもそもあんまり美しくない。まあでも、ドイツのプレスをひらりひらりとかわしていたスペインがあれだけ倒されまくるってのは、やっぱそれだけオランダの出足が良かったってことなんだろうか。微妙である。

でまあ、見方によっては「試合を壊しにいった」オランダに、サッカーの神様が罰を与えたのかどうか、PK戦の気配が漂い始めた延長後半11分に、イニエスタが見事な決勝ゴール。この場面、イニエスタがあんまりキレイにフリーになったので、一瞬「え? 今のオフサイドじゃないの?」と思ってしまったのだが、リプレイを見ると、一度はオフサイドポジションにいたイニエスタが、すっと動き直していたのだな。ゴール後にオランダDFがレフェリーに詰め寄っていたのは、恐らくイニエスタがあのままオフサイドポジションにいたものと信じ込んでの抗議では。

「攻撃的」な割にはそんなに得点の無い今大会スペインであったが、前も書いた通り「芸術点」では恐らくぶっちぎりのトップ。人もボールも動いて楽しいサッカーではあるけれど、物足りないとすればやはり2点目、3点目を取りに行く姿勢のような気がする。攻撃的なチームは、やっぱり点を取ってナンボっすよ。というわけで次回大会には、毎試合3-2ぐらいのバカ試合をやらかすチームの登場を期待したい。

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とうとう、と言うべきか、やっとと言うべきか、一ヶ月にわたったお祭りが終わってしまった。今週末からはJリーグも再開する。そこで展開される試合のレベルに、恐らくは深いため息をつくことになるのだろう。それでも「おらがチーム」の試合は、ヨソの国の代表なんかよりも、はるかにエキサイティング(なはず)である。お楽しみはまだまだ続く。

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準決勝:スペイン対ドイツ

スペイン 1-0 ドイツ

アルゼンチンをほぼ完璧に叩きのめして意気上がるドイツに対し、パラグアイにやっとこさといった風で勝ち上がったスペインとなると、戦前にはドイツ優勢と見た人がほとんどだったのではないか。いやほんと、勝負は下駄を履くまでわからないとはよく言ったもんである。

ドイツが慎重すぎたのか、はたまたスペインがついに本調子になったのか、恐らくはその両方だったような気がする。正確に数えたわけではないのだが、前半で接触プレーによるファウルはほとんど無かったのでは。それだけスペインのパス回しが素早く正確だったとも、あるいはドイツのプレスが甘かったとも見える。そしてこれもまた、その両方だったのだろう。

それにしてもスペイン。サッカーに芸術点があれば、この試合こそ今大会を通じて最高点に値したに違いない。芸術点10点につきゴール1点換算とかだったら、完璧なワンサイドゲームだったろうに、スコアは最小得点で、それもパスワークには何の関係もないCKからのヘディング一発とは。

ドイツはやっぱり疲れていたんだろうか。ここまで破壊力を見せつけてきたカウンターにもスピードと迫力が欠けていた。それとミュラー不在も痛かった。せっかく羽生エジルにボールが渡っても、そこから先にいるのがクローゼだけとなると、やはり脅威半減といった感があった。終盤のパワープレイはさすがの迫力ではあったが、やはりちょっと焦り気味で、結果として敗れたセルビア戦の再現となってしまった。

準決勝にしてついにスペインの本領発揮となった試合であったが、どうにも気になるのは、スペインが「2点目を取りに行かない」雰囲気満点なところか。いや、もちろん2点以上取った試合はあるんだが、なんというか常に「1点取れればとりあえずいいや」みたいな感じを漂わせてる気がするんである。決勝の相手のオランダも、ほぼ毎試合失点しながらしぶとく(というより「何となく」)勝ち上がってきてるから、ある意味いい勝負な気もしないでもない。双方ダメっぷりを発揮して賑やかな点の取り合いになると楽しいんだが、悪い方にダメっぷりが出てスコアレスでPK戦とかになる可能性もあって、かなり心配である。

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準決勝:オランダ対ウルグアイ

オランダ 3-2 ウルグアイ

うおー、さすがオランダ、優勝候補は強い!・・・となるはずなんだが、うーん、確かにそんなに苦戦してたわけでも無さそうだけど、それほど「強さ」を感じなかったのはどうしてだろう?

改めて考えてみると、初っぱなのフォンブロンクホルストのまぐれ当たりみたいなロングシュートを皮切りに、オフサイドのようなそうじゃないような2点目、そしてロッベンのまさかのヘディング(左足じゃなく!)で3点目と、なんとも強豪チームっぽくない点の取り方がそう思わせるのかも。この試合でも2失点してるから、「堅守」っていうのも当てはまらない気もするし、要するに単に勝負強いだけのような。いや、「勝負強さ」ももちろん実力のうちなんだけど、ねぇ。

対するウルグアイは、ガーナと120分戦った後の試合で、主力FWのスアレスを欠きながらも、最後まで互角以上に戦った。攻守のバランスも良かったし、オランダにはむしろ走り勝っていた印象がある。終盤の猛攻も圧巻だっただけに、やはり3失点目が痛かったか。韓国と70分ぐらいグダグダやってた試合に比べると、ほんと別チームみたいである。やっぱステージが上がると、自然とチームのレベルも上がるものなんだろうか。

というわけで、なんとも訳のわからない勝負強さでオランダが決勝進出となった。相方はまだ決まっていないが、ドイツとやるよりはスペインとの顔合わせのほうが、決勝としては楽しい試合になりそうな感じである。ま、ドイツが来ちゃいそうな気はするけどね。

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準々決勝:スペイン対パラグアイ

スペイン 1-0 パラグアイ

日本相手にいっぱいいっぱいの試合ぶりじゃあ、さすがにスペインの相手はシンドイかな、と思っていたのだが、なんのなんの、少なくとも前半はむしろパラグアイペース。相性というか噛み合わせの問題もあろうが、パラグアイは日本戦の時よりも格段に出足が良かったし、攻撃の意識も高かった。うーん、まさか最初から山場は準々決勝と踏んで試合をこなしてきたんじゃなかろうな。

それはともかく、パラグアイやや優位で迎えた後半12分に得たPKの場面、蹴る直前にアップになったキッカーのカルドソの表情を見て、「これは失敗しそう」と思ったのは僕だけではあるまい。緊張しきって、眼が落ち着かなげに動いている。完全に相手GKカシージャスとの駆け引きに敗れたと見た。このカルドソが、直後に訪れたスペインPKの場面で、祈るように自陣ゴールを見つめていた姿を、中継スタッフも良く抜いたと思う。

PKを巡ってのゴタゴタで集中が切れたのか、一気に運動量が低下するパラグアイに対して、待ってましたと空きスペースを存分に使ってパスを回し始めるスペイン。ペドロのシュートがポストにはじかれたのをビジャが拾ってシュートしたボールは、両側のポストを経由してゴールイン。「わざとやってんじゃねーの?」と言われてもおかしくないゴールだが、ああいう「最後は何とかなる」みたいな展開が、今大会スペインチームの屋台骨なのかもしれない。

準決勝の相手はドイツ機甲師団。アルゼンチンと同じく中世騎士団っぽいスペインだが、あっちよりはもうちょっと機械化も組織化も進んでるように見える。事実上の決勝戦と見ていいのでは。

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準々決勝:ドイツ対アルゼンチン

ドイツ 4-0 アルゼンチン

サッカー界の現人神マラドーナの祝福を受けたアルゼンチンの騎士たちが、高度に機械化されたドイツ機甲師団に挑む!・・・みたいな雰囲気を勝手に感じていたのだが、試合開始3分でドイツがあっさり先制すると、その後はほぼドイツに圧倒されつつ、後半には完全に制圧されて3失点、トータル4-0で落城とあいなった。

まあ、「騎士」対「戦車」みたいな構図はあながち的外れでもなくって、メッシにしろテベスにしろ、単騎で突撃しては跳ね返されるという展開。まあねえ、今大会のアルゼンチンって、最初から「組織? はあ?」みたいな感じだったからねー。包囲された馬上の騎士が、伝説の剣を縦横に振るいつつ血路を切り開く、みたいな展開は確かに面白いんだけど、やっぱそれが通用するのはベスト8ぐらいまでだったってことらしい。

敗れはしたが、中世の浪漫漂うアルゼンチンのサッカーは、それなりに楽しかった。こういうチームに優勝されちゃうのは困るような気がするが、でもベスト8(あるいはベスト4)に毎回一つぐらいはこんな無手勝流のチームに残って欲しい。大会を通じて無得点のメッシは確かにかわいそうだったが、それでもメッシを責めるアルゼンチン国民はいないんじゃないかと思う。

そしてドイツ。大黒柱のバラックを欠きながら、若い力のミュラーや羽生エジルが大活躍して調子は上がりっぱなしである。冷酷無比なKY軍団のドイツが、全世界の夢見るサッカーファンを敵に回して優勝しちゃうんだろうか? いや、僕は応援してますよ、個人的に・・・と小さい声で声援を送っておく。

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準々決勝:ウルグアイ対ガーナ

ウルグアイ 1-1 ガーナ
(PK 4-2)

守備的なチーム同士が戦ったらどうなるか、という組み合わせであったが、お互いちゃんと攻め合ってなかなの好ゲームとなった。予選リーグと準決勝以降は「負けたくないモード」が発動されておとなしめのゲームになりがちなのが、決勝トーナメント1回戦と準々決勝あたりは「勝たなくちゃ」モードで面白いゲームになる、なんてのは良く言われるところである。それにしても試合の最終盤にあんなドラマが待っているとは・・・

と言いつつ、今最も面白いサッカーブログ(←違います)のiioさん@classicaと同じく、ちゃんと延長対応で録画予約していたにもかかわらず、NHK総合に裏切られたのであった。というわけで、ウルグアイが準決勝進出という結果だけ知って昼間の再放送を見たのだが、どっひゃ-、結果知っててもあれは驚くわ。延長後半ロスタイムにガーナ猛攻&混戦からシュートもスアレスがブロック(ガーナ地獄)、でも実はハンドとなってスアレス退場&PKゲット(ガーナ天国)、でもPK失敗(ガーナ地獄)、でもって結局PK戦でガーナ敗退(ガーナ号泣)って、サッカーの神様の書くシナリオはあまりに残酷であった。

今大会アフリカ勢最後の希望であるガーナを心情的に応援していたのだが、無念のPK敗退。先制点となったムンタリのロングシュートは素晴らしかったし、かつてのアフリカチームみたいに壊れちゃうこともなく、最後まで組織としてファイトしたのは立派であった。アフリカ勢の真のブレークは次回大会あたりの予感である。

(追記)
新聞のテレビ欄には、サッカー中継は朝6時からNHK教育テレビに切り替わると明記されていた。うむ、そこまでは予測しとらんかった。というわけで、録画前にはちゃんと新聞で確認しようね>自分

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準々決勝:オランダ対ブラジル

・オランダ 2-1 ブラジル

中盤の底にいたフェリペ・メロからのロングボールがオランダDF陣の隙間に入ると、そこに走り込んできたロビーニョが見事に合わせてブラジルがあっさり先制点。その後も落ち着いた守備から、時折鋭いカウンターでチャンスを作るブラジルを見ている限りでは、どう考えても準決勝進出が堅いと思えたのだが、いやはやなんとも。

後半早々オウンゴール(後でスナイデルのゴールに変更されたらしい)を献上してしまうと、何故だか慌て出すブラジル。狂いだした歯車はなかなか元に戻らず、後半23分にまたもやスナイデルに逆転ゴールをくらうと、完全に自滅モード。直後にフェリペ・メロがロッベンを踏みつけて一発退場となってしまうと、もうチームを立て直す術は無かった。

サッカーの神様が「堅守速攻のブラジルなんかあたしゃ認めないよ」と思ったのかどうか、本来であれば世界最高レベルの「技」に「堅実さ」という金棒が加わって盤石だったはずのチームが、あっという間に崩壊してしまった。やっぱり「腐ってもブラジル」みたいな開き直りで、自分たちらしいサッカーを貫くべきだったということだろうか。とはいえ、好き勝手やってたみたいなアルゼンチンもああなっちゃったしなぁ・・・ 自国開催の次回大会には、どんな監督がどんなチームを作ってくるのか、楽しみというよりは気の毒な感じがする。

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この試合の主審は西村さん。初っぱなから物凄いスピードの展開に加え、どうもいろんなとこで選手同士がやりあってる感じだったので、これは大変な試合での笛だなと思っていたのだが、心配したよりもスムースにゲームを掌握。フェリペ・メロの一発レッドも妥当(本人もあっさり退場したし)だったし、全般的にグッドジョブだったのでは。やっぱ選手も審判も、環境に育てられるってことでしょうか。ってことで、審判も是非各国リーグで武者修行を!

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日本対パラグアイ

日本 0-0 パラグアイ
(PK 3-5)

はぁ、脱力・・・ いやいや、選手達は良く戦った。PK戦になった試合は、公式記録では引き分けだそうだから、日本チームは少なくとも「負けなかった」。あそこでアレが、いやいやソレがコレだったら、等々「たられば」はいくらでも思いつきはするが、そういうのは不毛だから語るまい。

しかし、固定メンバーでの4戦目はさすがにキツかったか。試合開始当初から、ウルグアイ戦での韓国のように体が重そうでキレがイマイチな日本チーム。それに付き合ったんだかどうだか、やっぱりプレーに南米チームらしいスピード感の無いパラグアイチームであって、お互い大した見せ場の無いまま前半終了。後半の序盤こそ日本が攻勢に出たものの、そこを凌がれると後はただただ耐えるだけ。ほどなくパラグアイの運動量もがくんと落ちて、双方まさに消耗戦を展開しつつ、そのまま延長、PK戦となってしまった。

カメルーン戦も当事国以外には退屈な試合だったと思うが、この試合は更にアンチ・スペクタクルな凡戦。でも当事者にとってはただただエキサイティングにしてスリリングだった。この試合を簡単に「つまらん」とか評価する通(ツウ)な人とは、あんまり友達になりたくない。

まあでも、大会前の低評価を跳ね返して、よくぞここまで辿り着いた。ベスト8まで進んでもらって、本気のスペインと戦うという経験を積ませてあげたかったが、それでも「ほぼベスト8」だなんて、十二分に過ぎる結果ではないか。みんな本当に良く頑張った。お疲れ様!

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試合直後のインタビューで、キャプテンの長谷部が「Jリーグを見に行ってください」と言っていたのだが、その後のニュース映像では、そのコメント部分がまるで出てこなかった。各選手のインタビュー映像の切り取り方は、各局なりの考え方があるんだろうとは思うが、それにしても・・・ もちろん全部のニュースを見たわけではないから、ちゃんとその部分を流した局もあるんだろうが・・・うーん、心配だ。

代表のレベルは、結局のところ自国リーグの延長線上にある。もちろん海外で活躍する選手もいるわけだが、それも自国リーグでの活躍あってのことだろう。W杯が終わったら、すぐにJリーグが再開する。4年間待たなくたって、ひいきのチームさえ持っていれば、毎週たっぷり楽しめる(又は悲しめる・笑)。W杯終了後、スタジアムに出かけるサポーターが一人でも増えますように。

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パラグアイ戦展望

うわー、とうとうパラグアイ戦になっちゃったよ。うーん、ドキドキ、ざわざわ・・・ もうちょっと先まで行けちゃいそうな根拠無き楽観と、日本国内メディアの大騒ぎこそが逆フラグに違いないという悲観がないまぜになっている夏の夕べである。

ここまでくると展望も何もあったもんじゃないが、なんにせよ岡田ジャパンの戦い方は過去3戦と変わることはなかろう。すなわち最大のテーマは「負けないこと」に尽きる。とはいえ、先制されると苦しくなるのは過去3戦の比ではないので、90分(もしかしたら120分)を通じて主導権を握り続けなくてはならない。

理想的なシナリオは、前半30分から終了までに先制して、後半は守備的に戦いつつ、試合終了間際にダメ押しという、デンマーク戦の再現だろう。まあでも、こっちのシナリオだけ考えてもなぁ。問題はやっぱり相手が南米ということで、いくら日本が組織で中盤を制圧しても、個人技でDFラインを突破されたらどうしようもないし。あー、いかんいかん、ついついネガティブになってしまう(汗)

万一先制されたらほぼ勝ち目は無いと思うが、もしもそこから追いついて、なおかつ逆転なんかしちゃったら、まさに歴史に残るべき「世界を驚かせる」勝利になるだろう。せっかくのW杯、90分(あるいは120分プラスアルファ)、存分に楽しませてもらうことにしよう。

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決勝トーナメント1回戦:オランダ対スロバキア、ブラジル対チリ

・オランダ 2-1 スロバキア

グループリーグをサードギアぐらいのレベルながら3戦全勝で突破したオランダに対し、最終戦で見事にイタリアを撃破してベスト16入りのスロバキア。サッカー的には似たようなチーム同士の対戦かと思ったのだが、90分にわたって主導権を握り続けたオランダが、試合終了間際に相手にPKを与えつつも、それほど危なげなくベスト8入りとなった。

それにしてもオランダの試合運びは心憎いばかり。慌てず騒がず、押さば引け、引かば押せといった案配で、なんかもう余裕というかなんというか。あんまり余裕綽々なので、心情的にはスロバキアを応援しながら見てしまったのだが、うーん、残念。出遅れてたロッベンもほぼ回復したっぽいので、改めて優勝候補として名乗りを上げ直したってところだろうか。

敗れたとはいえスロバキアは頑張った。最後のプレーとなるであろうPKの場面、これを決めても敗北は明らかだと知りつつ蹴ったボールは、しっかりとGKの逆をついてネットを揺らした。スロバキアにとっては価値のある1点だったと信じたい。


・ブラジル 3-0 チリ

僕にとって今大会最大の発見にして収穫の「チリ」。決勝トーナメントでいきなりブラジルと当たるとは不運以外の何物でもないが、ブラジルのピークはもしかしたら準決勝あたりかもしれないから、まさかのアップセットのチャンス・・・には残念ながらならなかった。

しかしブラジルは強かったし巧かった。1点目はCKからだったが、ゴール前に入ってきたボールに飛んだのは、なぜか三人ともブラジル選手。チリの選手が誰も競り合ってないってどういうこと? どういうポジションの駆け引きをすると、あんな場面が作れるんだろう??

守備もやたらと安定していて、とにかくあらゆる場面でチリを自由にさせない。チリのほうは、特にブラジルPA付近でのミスが多かったように見えたが、あれもきっとブラジルの守備意識の高さゆえにミスに見えたんじゃなかろうか。これこそまさに横綱相撲であろう。まさに死角なし、って雰囲気である。

チリの敗退は本当に残念。まあ、ああいうサッカーを代表チームでやってしまうってのが、そもそもの大冒険だとは思うが、とにかく見ていて面白かったのは確かである。ビエルサ監督にレッズを預けたら、いつかあんなチームにしてくれるだろうか? もしそうなら、5年ぐらいは我慢してもいいかも。

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というわけで、次戦はオランダ対ブラジルとなった。反対側のアルゼンチン対ドイツに並ぶ好カードであるが、期せずしてどちらも欧州対南米となった。はてさて、南米勢の快進撃はどこまで続くのであろうか。

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