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2009年6月

vs.オーストラリア(2010W杯最終予選最終戦)

日本 1-2 オーストラリア(NHK-BS)

NIPPON : FOREVER IN OUR SHADOW

「ニッポンは永遠に俺らの後ろさ」…とでも訳せばいいんだろうか。試合終了後のスタジアム風景にあった、黄色地の大断幕に書かれた言葉である。傷口に塩を擦り込まれるが如くの一言であって、同時にまさしく現時点での両チームの力量差を的確に表現した言葉でもある。

闘莉王の先制ゴールこそ見事であったが、その後はまさに力で押し切られた感のある逆転劇。うーむ、これじゃ前回ドイツ大会での屈辱の逆転劇から何も変わっていないではないか。

本大会までの一年で、どこまでこのチームを強化できるのだろう? ベスト4はリップサービスとして(にしても言い過ぎだと思うが)、せめて予選リーグでの1勝を実現させて欲しい…と願うぐらいがちょうどいいと心に刻んだ今回の一戦であった。やれやれ。

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vs.カタール

日本 1-1 カタール(NHK-BS)

先日のウズベキスタン戦で本大会出場を決めた日本代表であるが、岡田監督は退席処分でこの試合指揮が執れないし、長谷部は退場処分で出場停止だし、遠藤は故障気味で離脱だし…ってことで、いろんな意味でどんな試合になるのか見てみたかったのであるが、うーむ、これはこれは。

移動距離と日程は確かに厳しいものがあったが、それはカタールも同条件だし、ピッチコンディションも含めてやっぱりホーム側が有利じゃなくちゃいけないと思うのだが、90分通じてアグレッシブだったのはカタールであった。ま、あちらは残る「0.5枠」への可能性があったわけだから、しゃかりきに来るのは当然予想の範囲内であったわけだが、それならそれで、日本にとっては良いテストマッチにしなくちゃいけない試合だったのではないか。凱旋試合としてしっかりホームで勝ちに行くのか、あるいはテストマッチと割り切って今まで出番の無い選手を試すのか、スタメンも戦術もどちらもそのあたりが明確じゃなかった気がする。

次のアウェイ、オーストラリア戦は、果たしてどんな目的意識で臨むのだろう。相手のゲームプランにはまってドローに持ち込まれたホーム戦のリベンジを果たすのか、はたまた主力温存で控えのテスト&消化試合に徹するのか。なんだかヘンな意味で楽しみになってきた(←邪悪)

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「スラムドッグ$ミリオネア」~ビター・マサラムービー

スラムドッグ$ミリオネア」(ダニー・ボイル監督、TOHOシネマズ・シャンテ)

本年度のアカデミー賞で作品賞と監督賞以下計8部門を受賞した本作であるが、先日出かけた平日夜の回は思いがけずガラガラであった。確かに面白かったのではあるが、微妙に人に薦めにくい映画かもしれない。

(で、例によって以下ネタバレはしないが、未見の方は読まないほうが吉のような気がするのでご留意を)
 
 
 
世の中にいわゆる「クイズ番組」は星の数ほどあるが、やはり王道は複数回答者による早押しクイズか、あるいは一人の回答者がひたすら答え続けるタイプだろう。後者の番組スタイルで、どこまでも正解を答え続ける青年がいた。彼は高学歴の秀才でもなければ、あらゆる教養に触れるような上流階級の人間でもなく、スラム出身のお茶汲み係であった。どうしてこんな「スラムの負け犬(スラムドッグ)」が、いくつもの難問に正答していけるのか?

クイズ番組で正解を答え続ける模様と、彼の生い立ちが交互に描かれていくのだが、あまりに過酷なその少年時代に圧倒される。金などとは無縁なはずのスラムの少年達が、その貧困と無知の故に下劣な大人達に搾取されるエピソードには、目を背けたくなる思いがした。

そしてその過酷な生い立ちそのものが、クイズ番組で正解を選び続ける原動力になっているのが映画のキモだろう。複雑な場面転換を繰り返しつつ、細かいカット割りと不安定に傾いた構図が、決して技巧的に過ぎずに、映画全体に不思議なスピード感と力強さを与えている。

結末はもちろん見てのお楽しみだが、僕はあれでいいと思う。だってこれは、すさまじくビターなおとぎ話だと思うから。あと、エンディングを楽しむためには、「ムトゥ 踊るマハラジャ」あたりのかつて流行った「マサラ・ムービー」を見ておくと大吉である。(★★★★)

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vs.ウズベキスタン~2010ワールドカップ一番乗り!

日本 1-0 ウズベキスタン(NHK-BS)

日本代表、それも「岡田ジャパン」なんぞに興味はねーよ…とうそぶいてられるのはもちろんフレンドリーマッチのみであって、最終予選のシリアスマッチとなると、そりゃ見ないわけにはいかない。で、結果は周知の通り、審判まで含めた劣悪なアウェイ環境の中、粛々と2010年ワールドカップに一番乗りである。

それにしても恐ろしくトンデモな主審であって、あの調子だと日本のペナルティ・エリア内で接触プレーでもあろうものなら、なんのためらいもなくPK宣告しそうでヒヤヒヤものであったが、ありがたいことにそれほど微妙な場面は無し。その代わりというかなんというか、「ヒジ打ち疑惑」で長谷部が一発レッド、おまけに岡田監督も退席で、主審的にはバランス(何の?)取ったつもりなんだろうか。

結果としては余裕の予選通過であったが、うーん、こんなんでいいんだろうか。中東勢が相対的に力を落としている印象もありはしたが、やはり「4.5枠」というのは大きい。マーケットとしてのアジアを慮っての「4.5」だとは思うが、ここはひとつ本大会でもアジア勢が大躍進して、「あー、アジアに4.5もやらなきゃ良かった」とかFIFAに思わせたいものだ。

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vs.ジュビロ(2009ナビスコカップ予選)

レッズ 1-0 ジュビロ(駒場スタジアム)

前回参戦したアルビレックス新潟戦以来久しぶりの参戦は、これまた久しぶりの駒場スタジアム。埼スタはもちろん大好きだが、駒場みたいな小さなハコも、やはり捨てがたい。一体感が醸成されやすいとでもいうか、何とも言えず「駒場らしい」雰囲気があるような気がするのだ。

でもってその駒場でのジュビロ戦。ナビスコカップ予選リーグではあるが、今ひとつ調子の上がらなかった前半戦から折り返し、前節新潟戦を若手中心で快勝してグループ暫定首位。こうなったらこのままさくっと予選突破を決めて欲しいところであって、そんな期待もあってか、平日のナイトゲームにしては上出来の17,000人ほどの集客となった。

試合開始早々のアレックス負傷退場により、いきなり右SBに投入されたのが永田拓也18歳。最初こそプレーがぎこちなく見えたものの、すぐに試合に溶け込んで、前半に関してはまずまずの活躍振り。後半20分過ぎからは相手が人数をかけて攻めてきたこともあって、かなりボコられてしまったので、評価としては「もうちょっとがんばりましょう」と「よくできました」の中間ぐらいだろうか。攻撃時のオーバーラップとか、なかなか思い切りのいいプレーもあったので、今後もできるだけ見てみたい選手だ。

高原は今季初ゴールを含めて「たいへんよくできました」。やっぱフォワードはゴールに向かってナンボである。これをきっかけにもっとゴールへの貪欲さを取り戻して欲しい。その他の「たいへんよくできました」組は、暢久と坪井のCBコンビに、好セーブ(出会い頭という説もあるが)を連発したGK山岸であろう。

後半20分過ぎから試合終了まではピンチの連続で、見ていてやたらと肩に力が入ってしまったが、みんな最後まで良く頑張った。若手もベテランも、「自分は今ピッチ上で何をしなくてはいけないか」を一所懸命考えながら走り回っていたように見えて、観戦満足度の高いゲームであった。予選リーグ、残るは大宮との一戦のみである。すっきり勝って、カップ奪回への意気込みを見せて欲しいものだ。


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「ツレがウツになりまして。」

NHKの金曜ドラマ「ツレがウツになりまして。」の第一回を見てみた。

原作を読んでないから良くわからないんだが、藤原紀香演じる妻の、夫に対する「ツレ~」という呼び方に違和感を覚えつつも、ドラマ全体としてはとてもしっかりと丁寧に作られていて、残りの二週分も見ようと決めたのであった。

とまあ、そんなことはどうでもいいんだが、第一回の冒頭に吉松隆「プレイアデス舞曲集」の一曲が流れてきた。全編吉松隆の音楽なのかと思ったら、そんなことはなくて冒頭の「5月の夢の歌」とあともう一曲が流れたのみだったのだが、とりあえず冒頭の選曲はナイスだなぁと思っていた。

で、後日その吉松隆のblog「八分音符の憂鬱」を巡回したところ、ちょうど「ツレがウツになりまして。」の記事が! 自分の曲が使われるとは本人も知らなかったようで、プチシンクロニシティみたいな顛末が語られていた。

この話にはおまけがあって、その後原作の「ツレ」さんから吉松隆にメールがあったそうで、これらの選曲は「ツレ」さんからのリクエストだったとのこと。ドラマの中で「ツレ」役の原田泰造が片付けてるCDの中に、「プレイアデス舞曲集」のCDも混じっていたそうだ。

僕自身は何にも関わってないんだが、思わぬ形でドラマの楽屋話を目にすることとなった。なんか得した気分である(やや違)

ちなみに、「5月の夢の歌」が入っているのはこのCD↓

吉松 隆 : プレイアデス舞曲集 2

第1集」と並んで、気が遠くなるほどに美しいアルバムである。

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