« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »

2008年9月

夏の終わり、秋の始まり

ある取引先に、朝イチのアポで出かけた。

初めて行くところだったので、時間に余裕を見て行ったら、約束の20分ほど前に到着してしまった。どこかで時間調整しようと周囲を見渡すと、その会社の裏側に土手らしきものが見えたので、そちらに行ってみた。

土手の階段を上ると、目の前に広がったのは良くある川の風景。鈍色の川面に、河川敷のグラウンド。僕は河川敷に降りる階段に腰掛けて、そこで時間を潰すことにした。目に入るのは、ランニング姿で体操している初老の男性に、犬を散歩させているご婦人、土手上の遊歩道をジョギングする若い女性。

まだ夏は終わっていないとでも言いたげに日光は強く降り注ぎ、川が近いせいかあたりの空気も湿っている。それでも、ずっと吹いている風はひんやりとしていて、既に季節は秋なのだと主張している。そうやってぼんやり座っていると、頭に次々といろいろなメロディーが浮かんでくるので、小さな声で歌ったりハミングしたり… 

ふと腕時計を見ると、既に約束の時間になっていた。僕は立ち上がってズボンの尻をはたき、もう一度土手からの風景を見渡してから、目的の会社に向かった。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

vs.アル・カディシア(ACL準々決勝2nd Leg)

レッズ 2-0 アル・カディシア(埼玉スタジアムにて観戦)

正直なところ、期待よりは不安のほうが勝ったレッズにとってのACL初戦であったが、アウェイでの第一戦を落として、早くも絶対絶命。とはいえ試合終了間際の執念の2点目ゲットで、気持ち的にはむしろ前向きだったのは、選手もサポーターも同様であったろう。

昨年のACLホーム戦は予選も含めて皆勤賞だったので、今年もしっかりと、でも内心はこれが最初で最後の08ACL参戦になったらどうしようと怯えつつ、いそいそと埼スタへ向かったのであった。いやはやそれにしても、平日7時半キックオフの試合で4万人越えとは、良く入ったものである。監督の采配がどうだとか、選手の姿勢や気持ちがどうだとか、そういう今季のモヤモヤを忘れ去ったかのような、見事に充実した空間がそこにあった。

暢久と細貝のボランチコンビについては評価が分かれるようだが、少なくとも前半に関しては、細貝の獅子奮迅の働きぶりはMVP級であったと思う。まあ、元気が空回りして、あっさり相手にかわされてピンチを招いたりもしたけど、向こう傷みたいなもんだと大目に見てあげたい。

相馬のスーパーボレーは、見ていて文字通り鳥肌が立った。だが確かにあの瞬間の相馬からは、はっきりと分かるぐらい肩の力が抜けていた。大宮戦でフカしたのと同一人物とはとても思えない(笑) さらに闘莉王の2点目につながったポンテのFKは、マークについていた相手選手の頭を越えてから落ちてくる絶妙のボール。全体的にあまり調子が良くなかったとはいえ、ああいう技術はさすがだなと改めて感心してしまった。

終盤のベタ引き守備は、お世辞にもスマートとは言えないが、こういう「不格好な勝ち方」は昨年(一昨年?)からのレッズの芸風だから仕方あるまい。「きれいなのが見たけりゃ体操でも見に行ってこい」(by 石井慧)

勝ったから言えることだが、やっぱACLは楽しい。未知の海外クラブとガチで闘うのも楽しいし、盛大なブーイングに耳を塞ぐ相手GKや、少人数ながら頑張って応援する相手サポーターや、(今回の場合は)アラブの白装束のおじさんや、みんなそれぞれキュートでラブリー。そういう意味では準決勝の相手がガンバなのはちと残念ではあるが、そういう楽しみは決勝にとっておいてもらおう…という強気な発言は慎むのが吉であると、古参サポーターは身にしみて知っているのであった(汗)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »