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「敬愛なるベートーヴェン」~正統「ベトベン映画」

敬愛なるベートーヴェン」(アニエスカ・ホランド監督、12月30日 日比谷シャンテシネ)

年末、実演の「第九」には行けなかったので、気分だけでも味わおうと映画「敬愛なるベートーヴェン」を鑑賞。他にも用事があったので、有楽町に着いてすぐ席を確保しておいたのだが、指定の時間にシャンテに行ったら、ほぼ完売の模様。

冒頭、いきなり「大フーガ」が鳴り響いて、複雑かつアーティスティックなカット割りが続いたので、これはかなり気疲れする映画かとビビったのだが、そんなことはなくて、非常にオーソドックスかつ真面目なつくりの「伝記映画」であった。

「伝記映画」というか、実在の有名人物を描くとなると、どうしても観客側が既に持っているイメージによって、作品の評価がはっきり分かれてしまうと思うのだが、本作でのエド・ハリス=ベートーヴェンは、少なくとも僕にとっては安心して見ていられる造形だった。多くが認める天才でありながら、粗野で下品で横暴、かつ一面ではナイーブという、一般的にも納得のいくベートーヴェンだったのではないか。粗末な補聴器(ただの喇叭)を着けてピアノに向かう姿が、とても印象的だった。

全編中の白眉はもちろん「第九」初演シーン。およそ10分を超える実演場面は、見応え聴き応え充分で、音楽本来の素晴らしさともあいまって、演奏終了時には、思わず拍手しそうになってしまった。

従来の「ベートーヴェン像」を覆すよりは、むしろ補強する映画ではあるが、細部までこだわった(ように見える)美術と共に、一種のスタンダードたり得ていると思う。(★★★★)

参考記事:「敬愛なるベートーヴェン」(CLASSICA)

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。あけましておめでとうございます。
「敬愛なる・・・」よかったですよね。ベートーヴェンがいいヤツに見えました。

あっ、遅くなりましたけど、浦和レッズJリーグ・天皇杯連覇おめでとうございます! 今年もよろしくです。

投稿: ヨーコ | 2007.01.05 16:49

>ヨーコさん、コメントどうもです。

祝辞ありがとうございます>レッズ でも、リーグではしっかりアルビにやられてるんですよね。く~。

「敬愛なる…」の第九、良かったですよねー。フィナーレで誰か拍手する勇者がいるかと思った(映画館でね)のですが、さすがに静かでした。残念。

それはともかく、今年もよろしくお願いします!

投稿: yuji | 2007.01.06 00:29

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