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「川の名前」~傑作! 最強夏休み小説

川の名前
川端 裕人著

子供時代に川や池で遊んだことのない男の子なんて、いるだろうか? 思い返せば、水辺はいつでもちょっぴり危険で、それだけ魅力的な遊び場だった。で、本作である。

「小学五年生の脩は、クラスの友人達と共に、近所の川を夏休みの自由研究の課題に選んだ。そこでのある発見が、思いがけない大冒険へと発展していく・・・」

あー、もうこれ以上は何も書けない。あらすじなんか知らなくてもいい。余計な予備知識は少なければ少ないほど楽しめる作品だと思うので、書評なんかには目もくれずに、まずは本編を読むことをオススメする。

と言いつつ書いちゃうが、これは少年達のひと夏の冒険物語であり、同時に彼らの成長の物語である。となると、たとえばあんな小説こんな映画を思い浮かべたりしてしまうわけだが、その通り、その連想は大変正しい。本作も、まさにそれらと肩を並べうる作品だと思う。

一見、あまりにも単純な書名だが、作中でその深い意味が明かされる。その時読者はきっと、自分が知っているべき「川の名前」は何なのか、しみじみと考え込むことだろう。

冒頭から引き込まれてしまうが、中盤以降はまさに一気呵成のクライマックス。感動、興奮、感涙。男の子と元・男の子必読の「最強夏休み小説」である。大推薦。

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