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日本 vs. ブラジル~終わり、そして始まり

日本 1-4 ブラジル(NHK)

玉田の先制ゴールが決まった瞬間は、何が起きたのか良く分からなかった。(正直、シュートがサイドネットに当たったのだと思った) しかしアナウンサーは叫び、玉田は大喜びしている。「もしかして勝てるかも」なんておちゃらけた予想をしていたのだが、まさか本当に先制してしまうとは。

それからロナウドの同点ゴールまでの10分あまり、現地のサポーターも、テレビの前の国民も、きっと同じ夢を見たに違いない。もちろん僕もだ。

結果はご存知の通り1-4。しかしその内容は、点差どころの騒ぎではない。好きなようにボールを回され、日本守備陣の綻びを見つけてはそこを突かれ、辛うじてはね返したボールを拾われ、またじっくりとゴールを狙われる。まさしく一流のシェフが、目の前におかれた食材を眺め回して、どう料理しようか考えているようなプレー振りであった。ボールを奪おうと飛び込めば、あっさりとかわされそうで、日本の選手は誰もチェックに行けないし、前を向いてボールを持たれると、今度はどこへどんなボールが出されるのか、予測が追いつかない。手も足も出ないとは、まさにこのことだろう。

だが、しかし。W杯という晴れの舞台で、前回チャンピオンチームにこてんぱんにされるなんて、そうそうできる経験ではない。思いだそう、フランス大会でオランダに圧殺された韓国が、その敗北をきっかけに、自国人の監督から外国人監督(ヒディング)に切り替え、いかに這い上がってきたかを。少なくとも代表の選手達は、多くのことを学んでくれたに違いない。彼らの今後の更なる活躍に期待である。

ただ一つ心残りなのは、選手達が必ずしもベストコンディションではなかったことだ。発熱していた俊輔は、ずっと体が重そうだったし、本人も思い通りのプレーができずに歯がゆかったことだろう。そしてそんな俊輔を見ながら、伸二や遠藤は、どうして自分達を使ってくれないのか、ずっと考えていたことだろう。試合に出る出ないにかかわらず、23人全員を完全燃焼させてあげたかった。

今大会の日本は、出場32チーム中、恐らくはもっとも印象の薄いチームだったろう。たとえ勝ち星が得られなくても、何か強烈な印象を残せるような、そんなチームになっていって欲しい。

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