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「プレイアデス舞曲集」~夢見るように聴け

プレイアデス舞曲集
プレイアデス舞曲集(ピアノ:田部京子)

今年に入ってからまとめ買いしたCDの消化シリーズ。

本盤の評判はあちこちで目にしていたのだが、それらから生まれた期待をはるかに上回る素晴らしさである。シンプルで、リリカルで、ちょっと切なくて、どこまでも美しい・・・などと僕の拙い感想を並べても、このアルバムの素晴らしさの数%も伝えられない。

作曲者・吉松隆自身のライナーノーツを、少し引用する:

「プレイアデス舞曲集」は、虹の7つの色、いろいろな旋法の7つの音、3拍子から9拍子までの7つのリズムを素材にした「現代ピアノのための新しい形をした前奏曲集」への試み。バッハのインヴェンションあたりを偏光プリズムを通して現代に投影した練習曲集でもあり、古代から未来に至る幻想四次空間の架空舞曲を採譜した楽曲集でもあり、点と線だけで出来た最小の舞踏組曲でもある。

彼の文章の、独特のリズムと美しさ同様に、「プレイアデス舞曲集」の小品達も、きらきらと輝いている。このうちの一曲でいい、いつか自分の手で弾いてみたい。

このCDは、シンプルながら充実したライナーノーツ、星座をあしらったピクチャーディスク、セピアトーンのジャケットと、CDというパッケージメディアの、ひとつの完成形であると思う。いつまでも手元に置いておきたい一枚である。

上で引用したライナーノーツの末尾は、こんな言葉で締めくくられている:

夢でも見るように聴いてほしい。

(参考:吉松隆ホームページ

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