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伊福部昭を聴く

伊福部昭:シンフォニア・タプカーラ

遅ればせながら、「追悼・伊福部昭」ってことで、とりあえず入門編に本CDをチョイス。Naxosのこのシリーズは、ほんとにいい企画だ。

収録されているのは、以下の三曲:

(1)シンフォニア・タプカーラ
(2)ピアノとオーケストラのためのリトミカ・オスティナータ
(3)SF交響ファンタジー第1番

(3)は言わずと知れた「ゴジラ」を始めとする、東宝怪獣映画やSF映画の音楽を、メドレー風にまとめたもの。冒頭すぐに「ゴジラ」のテーマが出てくるのだが、いやー、やっぱこのメロディーには心騒がされるものがあるなー。

有名なのはその(3)や(1)だと思うのだが、このアルバムの中では、(2)が面白く聴けた。一種のピアノ協奏曲なんだが、バルトークみたいな感じで、打楽器的な使われ方。タイトル通りのオスティナートを、終始ピアノが主導する曲であるが、最後までエキサイティングな一曲である。中間部の雅楽的な響きと、それに続くアダージョなメロディーが、なんとも雅な雰囲気である。

このCDを聴く限りでは、いずれの曲も基本パターンは同じで、執拗なオスティナートの上に、リズムがシンコペーションを刻み、さらにそこにアジア風というか、特徴的なメロディーが浮かんで流れるというもの。しかし、パターンが見えていても、曲の面白さは少しも損なわれない。

このCDのネットでの評価を見ると、演奏内容がイマイチということらしいのだが、少なくとも入門編として伊福部ビギナーが聴くには、好適な一枚ではないかと思う。なんせ安いし(笑) もっとも、値段不相応に、ライナーノーツは立派である。このCDのジャケットも、個人的に大好きな、青木繁「海の幸」が使われていて、満足度高である。

*********

伊福部昭でもう一曲、同じNaxosのシリーズの一枚「日本管弦楽名曲集」に収録されている「日本狂詩曲」も聴いてみたが、こちらはタイトル通り、日本の祭囃子をフィーチャーしたもの。これもなかなか面白いが、あまり元ネタが明確じゃないほうが、聞き飽きが来ないような気がする。

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