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「名曲をめぐる」

手元に一冊の本がある。

タイトルは「名曲をめぐる」、著者は大田黒元雄。音楽之友社刊の音楽新書という新書サイズの本で、奥付によれば昭和30年5月1日発行で、定価は130円との表記がある。

著者自身の序文によると、雑誌「音楽之友」に「名曲百一話」というタイトルで連載された小文に、出版にあたって改訂を加えたものとある。序文にいわく、「もともとこれは気楽な読物として書かれたものなのですからそのつもりでお読み下さい」とのこと。その通り、雑誌連載にもかかわらず、毎回の文章の長さがまちまちというのが面白い。

百一話と謳いつつ、収録されているのは百曲分。いわゆる通俗名曲が中心ではあるのだが、いくつか知らない曲や、やや通好みの選択もある。それぞれの曲をめぐっての、かなり自由なエッセイとなっていて、序文にある通り、読み物として気楽に楽しめる。

僕はこの本を、クラシックを聞き始めた中学生の頃に、親父の本棚で見つけたのだが、それからしばらく(恐らく吉田秀和の「LP300選」に出会うまで)、良きガイドブックとして活用させてもらったし、今でも時々読み返している。

どうして急にこの本のことを書いたかというと、このところストラヴィンスキーを聴いていて、急に本書の「春の祭典」を扱った文章を思い出して、読み返してみたからだ。とても印象深いエッセイなので、稿を改めてご紹介したい。(続く)

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