« 「芥川龍之介全集1」 | トップページ | 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」~青春グラフィティ »

ストラヴィンスキーを聴く:「火の鳥」

「火の鳥」は、以下三種を聴き比べ。

・「火の鳥 1910年原典版全曲」(ブーレーズ、NYP)
単品のCDだとこれかな?

ブーレーズ曰くところの、「ベルリオーズに比肩しうる、管弦楽法の巧みさ」が最も良く現れているのが、この原典版全曲ということになるらしい。確かに組曲にはない魅力的な響きやフレーズがあって、聴いていてとても楽しめはするのだが、やはり全曲、切れ目無しの45分となると、「長いなぁ」という感じがする。

・「火の鳥 1910年版組曲」(ブーレーズ、BBC)
どうやらあまり演奏機会の無い、珍しい版のようなのだが、CDのほうも、この録音を収めたものが見当たらない。(海外盤は未チェック)

全曲版より編成が小さいためか、全体的に筋肉質の締まった響き。指揮のタッチもちょっとクールだが、それでいて演奏自体は結構熱いという、ブーレーズならではの音楽になっている。組曲としてのまとまりも良く考えられていて、あっという間に聴き終えてしまう感じ。

・「火の鳥 1919年版組曲」(マゼール、ベルリン放響)
以前買った作品集収録のもの。

マゼールなんで、どんな演奏なのか興味深かったのだが、これは意外と端正というか、おとなしめの演奏。旋律は良く歌うし、ボリュームもあるのだが、与えられた枠組みを逸脱しないあたりが、この指揮者の安定感でもあり、同時に物足りなさでもあるのだろう。まあ、演奏自体はとてもいいのだが。

|

« 「芥川龍之介全集1」 | トップページ | 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」~青春グラフィティ »

「音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15752/8427117

この記事へのトラックバック一覧です: ストラヴィンスキーを聴く:「火の鳥」:

« 「芥川龍之介全集1」 | トップページ | 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」~青春グラフィティ »