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「チャーリーとチョコレート工場」~ウンパ・ルンパ!

チャーリーとチョコレート工場」(9月30日、MOVIXさいたま)

原作は周知の通り、奇才ロアルド・ダールの手になる児童文学の名作である・・・らしいのだが、どういうわけだか今日まで未読で過ごしてしまっていたところへ、今回の映画化。その映画に原作がある場合は、できる限り「見てから読む」ほうなので、これはある意味ラッキーであった。

(以下ネタバレ・・・になるかどうか分からないが、まあ、未見の方は気を付けて読まれたほうが宜しいかと)
 
 
 
何はともあれ、ジョニー・デップって天才。もうサイコーっすね。潔癖性にしてパラノイアンなキャラクターを、あれだけ嫌味なくマジにやれるなんて、今のハリウッドではジョニー・デップぐらいしかいるまい。

ストーリーはだいたい見当がつくし、それほどサプライズもないのだが、なんせネタが豊富で、見所満載。テレビとティービー少年をめぐる場面なんか、「サイコ」まで出て来ちゃって、もうやりたい放題って感じ。とはいえ、この場面に限らないが、おふざけのいろいろが、「悪ノリ」一歩手前で抑えられてるのが、絶妙である。

映画自体は、ティム・バートンらしく、トラウマてんこ盛りで、結構ダークな空気が漂ってたりする。トラウマに囚われて引きこもっていても、いつかは外に出て、家族や社会とのコミュニケーションを回復しなければならない日がやってくる。でもそれは、恐れるほどのことではない。そう、先延ばしにしていた歯医者に、思い切って出かける程度の勇気があれば、それでいい。親たちのための、大人たちのための、そして大人になりそびれている大人たちのための、味わいがいのある一本だ。

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チャーリー役のフレディー・ハイモア、どこかで見たような・・・と思ったら、「ネバーランド」でジョニー・デップと共演したピーター役の子役だった。本作では、ちょいと優等生過ぎる役柄ではあるが、こちらも名優である。

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原作もちょっと話題になってるらしいが、田村隆一訳の版は、現在絶版なんだとか。なんか、ついこの前まで、普通に店頭で見かけてたような気がするのだが・・・  一方、現在書店に平積みされている柳瀬尚紀訳版は、なんかえらく評判が悪いようだ。はてさて、どちらを読むのがいいんだか。困った。

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いけね、書き忘れてた。ウンパ・ルンパの音楽とダンスも最高!

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。

新版、よいです。ロアルド・ダールの雰囲気は新版のほうがでてるような気がします。

田村版にこだわっちゃう人は、児童書だと考えると田村版のほうが上品な感じがするっていうのと、やはり子どものころの読書体験がそれだけ強烈だったからなんじゃないかなーと思ったです。

個人的には柳瀬版のほうが好きなんですけど、田村版にこだわる人の気持ちもすごいわかる気がします。

投稿: ヨーコ | 2005.10.02 00:45

 あっ、そっか。親が歯医者ってそういう意味合いでしたか。うっかり見落としてた!
 柳瀬版、今度読んでみなければ。

投稿: iio | 2005.10.02 02:18

>ヨーコさん
なんか柳瀬訳本は、大変な騒ぎになってるようですね。ここまで騒がれると、逆に読んでみたくなったりして(笑)

>iioさん
あ。歯医者うんぬんは思いつきのコジツケですんで、軽くスルーを希望っす(汗) でも、チョコレートの川には飛び込んでみたいです。ざぶん(笑)

投稿: yuji | 2005.10.03 00:21

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