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2005年8月

「スローブログ宣言!」~迷えるブロガー達へ

スローブログ宣言!
鈴木/芳樹著

これはいい本だ。日本における「ブログ」の生成過程と、それにやや先行する形での、いわゆる「日記サイト」の興隆の軌跡を、丁寧にまとめてくれていて、参考になる。また、著者自身のブログスタイルの変遷を語りつつ、(現時点での)持論である「スローブログ」についても解説している。

「ブログ」という言葉には、今でも新聞等では、「日記型の簡易ホームページ」といった解説が付けられる。この説明が正しいかどうかはともかく、少なくとも、未だにそういう「用語解説」が必要な言葉なのは確かだ。つまり、「ブログ」の定義は、現在のところ、社会的には確定していないということだろう。

そんな中、日々新たな「ブロガー」が増殖しているわけだが、それと平行して、ある一定の割合で、閉鎖・休止状態になるブログも数多くある。もちろん、もともとの個人ホームページに戻った人もいるだろうし、「mixi」などのSNSに活動の場を移した人もいるだろう。ただ、やはり「更新がままならない」という理由で、ブログを休止してしまった人の割合は、かなり多いに違いないし、そうなりかけている人も数多いことだろう。

そんな、「ちょっと迷ってます」状態のブロガー達に対して、著者は「いいんだよ、書きたいことを書けば。でも、気長にこつこつ続けることは、やっぱり大切」と説いている。それがすなわち、「スローブログ宣言」である。

「ブログとは何か」という問いに対する、決定的な答えではないものの、自分なりのやり方で試行錯誤しつつ、常にその命題を考えようとする著者の姿勢には、素直な好感が持てる。オピニオン・リーダー面した啓蒙の書なんかではなく、部活動の先輩が、自分も一所懸命プレーしつつ、後輩達に自分の経験や思いを伝えているような、そんな爽やかさを持った良書であると思う。

ネット絡みの本は、「鮮度が命」の側面もあるので、興味のある方は、早めに一読を。

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コラ、朝日!

ここの記事タイトルをパクったな!!

ポンテで好テンポ」(8/28, asahi.com)

ポンテのテンポ(笑)」(8/20, 当blog記事)

そっかー、朝日の記事レベル(とりあえずタイトルは)って、こんなもんか。うへへ。

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コーヒークエスト5

先日、柏へ出かけた折りに、珈琲豆が残り少なかったのを思い出して、以前からネットで評判を読んでいた「カフェ・ブロンズ」へ寄ってみた。

このお店、基本的には喫茶店なのだが、店外に、珈琲豆を挽き売りしている旨の看板がかかっている。中へ入ると、こぢんまりと、しかし落ち着いた雰囲気の店内に、数人のお客さんがいた。立ちこめる珈琲の香りが、いかにも自家焙煎の店っぽい。

「いらっしゃいませ」とカウンターを出て近づいてきた女性の店員に、「豆だけ、買えますよね?」と尋ねると、彼女は近くのテーブルからメニューを取って、「こちらです」と僕に渡し、すぐにカウンターの中へ戻ってしまった。

渡されたメニューは、普通の喫茶メニューなのだが、良く見ると、コーヒーの箇所に、ストレート・コーヒーが何種か載っていて、その下に「挽き売り致します。100g500円から」みたいなことが書いてあった。豆の種類は、浅煎りから深煎りまで、順番に並べてあるようだったが、さっきの女性店員は、カウンターに戻ったきり、常連らしき年輩の女性客と談笑したまま、戻ってこない。

お店のお薦めとか聞こうと思っていたのだが、そんな雰囲気でもないので、とりあえず飲み比べ用にと思って、マンデリンを選び、ちょうどレジにいた、男性の店員に注文した。店員は、ささっと豆を量って袋詰めしてから、「1200円です」と言う。つまり、この豆は100g600円ということなのだが、そんな値段、メニューには書いてなかった。(「500円から」とは書いてあったから、間違ってはいないが) 女性の店員は、相変わらずカウンターの女性と話し込んでいる。僕は、なんだかすっかり白けてしまって、代金を払うと、すぐに店を出た。

翌日、豆を挽いて、飲んでみた。かなり深煎りなのはいいとして、苦みばかりが際だってしまい、今まで豆を買ってきた他店の豆のような、「旨味」とか「甘味」がまるで感じられない。恐らくは、僕のこの店に対する偏見のせいだとは思うが、角の立った苦みは、あの時味わった店の雰囲気に、良く似ていた。

もしかしたら、ネットでの評判のように、本当はとても美味しいコーヒーを飲ませる店なのかもしれないが、少なくとも僕があの店に再び行くことは無いと思う。

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「妖怪大戦争」~必見、納涼お化け大会

妖怪大戦争」(8月28日、MOVIX三郷)

夏休み最後の日曜日、お子様引率第三弾ということで、上の子のリクエストにより、「妖怪大戦争」を観てきた。確か朝日の夕刊だったと思うのだが、本作の監督である三池崇史が、映画の撮影状況報告みたいなコラムを書いていたのを読んで、それ以来、かなり気になっていた一本である。

ところで、いつもなら「ネタバレ注意報」を発令するところだが、本作に関しては、ストーリーはともかく、出演俳優及びゲストだけは、事前に知っておいたほうがいい。誰がどんな役で、どんな場面で出てくるか探しながら観るだけでも、かなり楽しめると思う。(もっとも、妖怪はみんなメークがすごいので、ちょっと見ても、まず誰だか分からない。すぐ分かるのは、竹中直人ぐらいっすね・笑)

さて、前置きはともかく、これはかなり楽しめた。何と言っても、監督始め制作スタッフの、「面白い映画にするぞ~」という意気込みが、全編に溢れているのがいい。役者さん達も、みんなマジメに(でも、かなり楽しそうに)、それぞれの役を演じていて、観ていて気持ちがいい。菅原文太がボケかけ老人だなんて、受けた文太さんもエライが、やらせた三池はさらにエライ(笑)

主役の神木隆之介 くんは、「天才子役」として大人気なんだそうだが、確かに巧い。家庭環境が複雑な、ひ弱な都会っ子だった彼が、妖怪達に出会い、そして「誰かを守りたい」という気持ちから、加藤と戦うことを決意するに至る過程を、実にしっかりと演じている。「麒麟送子」の衣装に身を固め、伝説の聖剣を構える姿の、なんと凛々しいことよ!

笑いあり、泣かせどころあり、ちょっぴりお色気ありと、サービス満点で、「なんじゃこりゃ」な決着の付け方も、なんとなく許せてしまう。ちょっぴりビターな余韻のエンディングは、さりげなく続編への期待も抱かせたりして、とにかく盛りだくさんの快(怪)作である。映画館の暗闇の中で見てこその「お化け大会」でもあるからして、気になるアナタは、映画館へGO!(笑)

そうそう、劇中、タダシの担任のミヤベ先生が曰く:

「本を読まないと、ロクでもないオトナになってしまうけんね~」

・・・肝に銘じておきます(拝)

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vs.グランパス(J1第21節)~マリッチ初ゴール!

レッズ 2-0 グランパス(J-Sports)

アウェイ名古屋戦では、なんと1996年以来、実に9年ぶりの勝利だとか。今シーズンは「鬼門破り」の勝利が多いような気がして、なんかウレシイ。

とにかくまずは、祝!>マリッチ初ゴール。前線での献身的な動きは光るものの、これといったアピールも無く、評価が厳しくなりかけていたところだけに、本人はもちろんだが、スタッフの喜びも大きいだろう。僕自身、前の記事で「初ゴールは、それほど先のことではないような気がする」と書いたのが、早くも現実になってうれしい。とはいえ、PK失敗はいけないが(汗) あれを決めて3-0にしていれば、もっと楽な試合運びができたと思うが、まあ、あれは楢崎をほめるべきか。

先制点場面にはビックリ。ポンテのCKは、どんなボールを蹴ったんだか、一瞬わからなかった。リプレイで見ると、低くて早いボールを、ゴールから逃げるようなカーブで、闘莉王の足元を狙って蹴っている。あんなCK、見たことがない。また、闘莉王のボレーもすごかった。あんなの、足に当てるのが精一杯だと思うのだが、ドンピシャで枠へ飛んだ。練習しても、滅多にできないシュートだと思う(笑) 現在なんとチーム得点王だそうで、マリノス中澤と並ぶ、J屈指のODF(オフェンシブ・ディフェンダー)といえよう。

その二得点に絡んだポンテだが、やはり素晴らしい。対戦相手が早くもポンテ対策を講じてきて、マークが厳しくなってきている中での2アシスト(一本はCKだけど)は立派。得点にはならなかったが、啓太へバックパスした場面(啓太ミドル!が、枠の上)なんか、惚れ惚れするようなボールさばきに陶然(笑) 周囲とのコンビネーションも、どんどん良くなってきているし、期待は高まるばかりだ。

それと、一試合の出場停止から戻った長谷部だが、やはり彼が入ると中盤が安定して、前線の選手も前を向きやすくなる。相変わらずの厳しいチェックにも負けず、よく頑張った。もう少しゴールに近いところでプレーしたかったとは思うが、この試合に関しては、つなぎ役に徹していたのだろう。

達也は後半40分に登場。ドリブルの調子がどうなっているか見たかったのだが、結局ほとんどボールには触れずにタイムアップ。とはいえ元気に走ってはいたから、体調は回復しているのだろう。ポンテに使われるような場面を、早く見てみたい。

次節はいよいよアントラーズ戦。この日、ヴェルディに負けただけに、連敗はなんとしても避けたいところだろう。今のレッズなら、勝機は充分にあるとは思うが、問題はその前のナビスコ決勝トーナメントのジェフ戦か。試合日程的には苦しいが、アントラーズ戦に向けての、いい実戦練習としてほしいものだ。

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2ロブソン目(単位合ってる?)

前節は引き分けではあったが、ポンテがしっかりとゴールを決めたので、ポン・デ・リング二つ目である。
ponde2
通算2ゴール目だから、もしかしたら2個食べないといけなかったような気もするが、健康上の理由で、1個だけにしておく(糖) こちらも通算2個目ってことで。

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プロコフィエフを聴く:交響曲1、5番

「交響曲第1番、第5番」のCDは、ずぅっと昔に、どこかの輸入盤バーゲンか何かで買った、デュトワ=モントリオールのものがある。(たぶんプロコフィエフ/交響曲第1番ニ長調と同じもの)

久しぶりに聴き直したが、いやあ、いいなあ、1番。ハイドンからモーツァルトあたりの、まさに「古典的」な雰囲気が良く出ている。典雅にして瀟洒、曲の短さ(全四楽章で15分弱)といい、実に愛らしい。が、それでいて、やはりどこかに現代的な響きも感じられるという、かなりの秀作である。

一方の5番は、規模も大きく、曲の構成も複雑。しかし、一楽章冒頭の、ブルックナーを思わせる朗々としたテーマを始め、難解さはそれほどなくて、とても聴きやすい。甘さと辛さが同居しているような、味わいがいのある音楽である。

デュトワ=モントリオールは、この録音当時は、まさに全盛期だったのではなかったか。デュトワの指揮振りは、構成感を保ちつつも、しなやかで流麗だし、アンサンブルも上等。他の演奏を知らないから比較できないが、この曲の演奏としては、かなりスタンダードなものではないかと思う。

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vs.ヴィッセル(J1第20節)~ポンテ依存症?

レッズ 2-2 ヴィッセル(駒場にて観戦)

対戦相手が目下リーグ最下位のヴィッセル、更に暢久のJ1300試合出場となるメモリアルゲームと、「勝てないジンクス」の匂いがぷんぷんしてたりしたわけだが、案の定というか何というか、やっとこさの引き分け。まあ、負けなくて良かったと、ポジティブに考えるべきだろう。

スタメンは、その暢久を外して、平川が右サイド。ギドもジンクスを知ってたんだろうか(笑) 左サイドはアレックス、出場停止の長谷部に代えて酒井というメンバー。

この試合のヴィッセルは、マンマークでレッズ攻撃陣を前に向かせず、ボールを奪ったら、両サイド深くに放り込む戦法。アレックスが上がった直後の左サイドを再三狙われてしまい、最後はそのサイドからの混戦から、平瀬に先制されてしまった。

後半から、アレックスと酒井に代えて、岡野と暢久。平川を左サイドに移動し、岡野が右サイド、暢久は珍しくボランチでの起用となった。それまでは、前線の選手にマーカーが張り付いていたため、ボールの入れどころが見つからなかったのだが、後半から暢久が再三ドリブルで攻め込んだことで、ヴィッセルDFのバランスが崩れかけたところへ、永井が同点ゴール。難しいコースを、うまく頭で流し込んだ。

しかし、その数分後、カウンターを食らいかけたところで、岡野が後方から相手を倒して、イエローカード。ここからのFKを、三浦アツが直接決めて1-2。コースといいスピードといい、敵ながら実にお見事だった。

このまま逃げ切られるかと思った終了間際、ポンテが同点ゴール。ロスタイムでさらに追加点が奪えそうな雰囲気にはなったのだが、結局時間切れ。

期待のポンテだが、確かに巧い。前半は密着マークに苦労していたが、そういう場合はそれなりに、ワンタッチでボールを散らしたり、後半には、やや下がってボールを受けて、それからパス交換で前へ向かったり、なかなかにアイディアが豊富である。

永井は一得点をあげたものの、全般的にはやや低調。ボールを失った時も、その場で足を止めてしまい、ディフェンスに走らなかったりしたので、かなりスタンドからブーイングが飛んでいた。相方のマリッチも、相変わらずイマイチ。ただ、目の前でプレーを見てみると、細かな足技があって、かなり巧い。初ゴールは、それほど先のことではないような気がする。

前節のFC東京戦に比べると、全体的に「前へ向かう」姿勢が足りなかったように感じたのだが、もしかしたらこれは、ポンテという才能への依存みたいなものがあったせいかも知れない。「とりあえずポンテに預けて・・・」という気持ちは分かるが、やはり個々の選手が、それぞれ「前へ」の気持ちを持っていないと、いくらポンテに頼っても、ゴールには迫れないだろう。

そういう意味では、やはり長谷部とポンテが、お互いに「使ったり、使われたり」の関係を、早くも築きかけているのではないか。長谷部が戻る次節以降は、かなり楽しませてもらえそうな気がする。

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「金色のガッシュベル!!~メカバルカンの来襲」~劇場用70分スペシャル

劇場版 金色のガッシュベル!!~メカバルカンの来襲」(8月21日、MOVIX三郷)

夏休みの、お子様引率映画第二弾である。(ちなみに第一弾は「ポケモン」)

(以下、思い切りネタバレである。これから本作をご覧になる方(いないと思うけど)は、ご注意を)
 
 
 
子ども向けの映画にあれこれケチをつけることもないのだが、ポケモン映画がそこそこの水準であることから考えても、この作品の出来はかなり物足りない。

バルカンを主要なキャラクターに持ってきたアイディアはいいとして、その操り手であるドクターM2とやらが、いったい何をしに来たのか、さっぱり分からない。一応、清麿を自分のパートナーにしたいという動機はあるにせよ、嫌がる本人をただ拉致しても、目的は果たせないと思うのだが。

・・・と、このへんの基本コンセプトがしっかりしていないため、ガッシュ達が何の戦いに巻き込まれているんだかがはっきりせず、見ていてどうにも居心地が悪い。おまけにガッシュが「バルカンとは戦えぬ」とか言い出すから、終盤の盛り上げようがない。最後の最後で、常連達に術を発動させるわけだが、その過程も、かなりムリヤリ感がありまくり。これでは、ガッシュファンの子ども達も納得しないだろう。

まあ、テレビシリーズのほうは、メインストーリーがちゃんとあるわけで、映画を作るとなると、どうしても「番外編」的内容にならざるを得ないのは分かるのだが、もう少しシナリオは練れたんじゃないかという気がする。

あと、「ルカリオ」でも感じたのだが、やはり本作でも、宮崎アニメの影響はありあり。DSメカ版バルカンは、モロに「ラピュタ」のロボット兵だし(腕の感じとか、飛行シーンとか)、ドクターM2の要塞(?)心臓部にある動力炉は、同じく「ラピュタ」の巨大飛行石そっくりだし。あ、ついでにその動力炉から、破壊光線みたいなのが発射されるシーンは、「ヤマト」の波動砲そのものだったな。

テレビシリーズの人気に寄りかかって、安易な「子供騙し」をやってると、「ガッシュの映画はつまらない」という烙印を押されてしまうに違いない。

とまあ、今回はかなり辛口だったが、一点だけほめておくと、音響効果は素晴らしかった。サラウンド~っていう感じで、実に巧い音作り。こういういい仕事をするスタッフもいるのに、もったいない。

では、最後に娘の感想を。

「ガッシュ、面白かった?」

ポケモンのほうが良かった

子どもをバカにしてはいけない。

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おやつはポンデ♪

正確には、「ポン・デ・リング」っていうんですね。

日中、買い物に出たので、迷わずミスドを経由して、ポン・デ・リングゲット♪ 「勝利の甘味」ってやつですか? うまかったっす。

ponde1

しかし、当然のことながら、自分の分だけ買うわけにもいかず、家族全員、今日のおやつはミスドになったのであった。うちの子どもらにとっては、夢のような企画(by 日本活動蹴球倶楽部様)のスタートである(笑)

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vs.FC東京(J1第19節)~ポンテのテンポ(笑)

レッズ 2-1 FC東京(BS-i)

テレビではあるが、初めてプレーを見たポンテとマリッチ。特にデビュー戦で評判の良かったポンテは、今日はオンステージ状態。1ゴール1アシストも見事だが、レッズのチャンスの、半分以上(もっとかな?)に絡んでいたのではないか。

とにかくボールさばきのテンポがいい。足元が確かで視野が広いから、周囲の選手をどんどん使える。使われるほうも、ポンテのテンポ(あ、なんかウマイかも・笑)に影響されてか、シンプルに気持ちよくボールを動かせていたように感じた。

一方のマリッチは、今日のところは、まだぱっとしない。高さとかスピードとかの「売り」が無いというのも、FWとしての「恐さ」につながらないきらいがある。もっとも、あの寡黙な素浪人風の風貌は、いかにもレッズサポ好みと思われるので、早いところゴールを挙げて、サポーターにアピールして欲しいところだ。

長谷部は相変わらず好調をキープしているが、かなりプレッシャーがきつくなっていて、削られることが増えてきているのが心配だ。今日はイエローを一枚もらってしまったので、次節は累積で出場停止。チームとしては苦しいが、長谷部にとっては、一試合ぐらい休んだほうがいいかもしれない。次節は酒井に期待しよう。

試合開始5分で、ワンチャンスをあっさり決められた時は、このまま残り85分間守られるのかと思って気落ちしたが、見事な逆転勝利。後半、三浦文丈が投入され、ポンテ専属マーカーになって、さらに石川が入ってサイド攻撃が活性化されてからは、あたふたというか、ピンチの連続だったが、なんとかしのぎきっての勝ち点3。鹿島とガンバが揃って負けてくれただけに、この勝利は大きい。最高の形で、後半戦がスタートできた。

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この試合の中継番組は、TBSが制作。福田が解説だったのだが、相変わらず「そうですねぇ」から始まるリアクション解説(笑) まだまだ修行が足りないな>大将  とはいえ、テレ朝のヒステリックな中継から考えれば、ぐっと落ち着いたオトナの中継であった。まあ、代表戦じゃないという事情はあるのだが、やはり普段からJの試合を中継していれば、代表戦の実況も、もう少しマシになるような気がする。たまにはJの試合も中継しなさい>テレ朝

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「すごいやり方」~すごい本

オンライン書店ビーケーワン:すごいやり方

まず装丁がすごい。真っ赤である。サイズがすごい。定形外である。厚さ(薄さ)がすごい。わずか73ページである。中身がすごい。まえがきとあとがきを除けば、恐らく2,000文字ぐらいしかないんじゃないか。そして内容がすごい。できそうでできないことばっかりである(汗)

本屋で立ち読みしても、たぶん10分かそこらで読み終えてしまうはずだが、この本に関しては、とにかく書かれていることを実践できるかどうかがキモなので、その気になりかけたなら、やはり購入して手元におかざるを得ない。ほぼ全文を立ち読みさせたうえで、なおかつ買わせるとは、やはり「すごい本」である。

しばらく前に買って、職場の机に忍ばせては、時折読み返して真似してみようとしているのだが、いやー、ちっともうまくいかない。でも、これで諦めてしまうと悔しいので、この記事をアップしたら、また読み返してみよう。

そうそう、この本の副題もすごいんだった。「BABY IT'S YOU」だって!

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vs.イラン(W杯アジア最終予選)~テレ朝 vs. NHK

日本 2-1 イラン(後半のみ観戦、テレ朝→NHK-BS)

帰宅してテレビをつけたら、たまたまチャンネルがテレ朝になっていて、ちょうど前半が終わるところだった。そのままCMをはさんで、後半15分ぐらいまでテレ朝を見ていたのだが、ふと手にした夕刊を見たら、なんとNHK-BSでも中継しているではないか。

慌ててチャンネルを変えたところ、そこではまるで違う試合のような、なんとも落ち着いた雰囲気での中継が行われていた。イランの選手がパスをつなぐと、ボールが渡るのに合わせて、よどみなくイラン選手の名前を次々に告げる内山アナウンサー。口数少なく、しかし的確なポジショニングで解説を挟む井原と、いたのかいなかったのか分からなかった木村和志。この落ち着き振りは、まるでNHKの、囲碁や将棋の中継みたいではないか(笑) いやあ、エライよ、NHK。このサッカー中継のレベルを見ても、受信料は惜しくないね、自分的には。とか思った。

えーと、肝心の試合だが、「消化試合だろうが何だろうが、代表がホームで負けるわけにはいかん」ということらしかったので、まあ、結果オーライだったのだろう。しかし、いくらヌルめの試合とはいえ、小笠原の気の抜けたようなプレー振りはいただけない。阿部と交代するのは、てっきり小笠原だと思っていたのだが。

イランのほうは、アウェイの戦い方の練習といった雰囲気で、なんとも友好的。しかし、ダエイだけは、例によってやたらと本気モード(笑) PKを得たシーンでの、背中にDF(中澤)をしょってのボールの受け方や、そこからの鋭い反転なんかは、やはりワールドクラスである。

ここからW杯本番まで、およそ10ヶ月余り。どんな強化をして、どの選手を選び出していくのだろう。本番になってみたら、今年のコンフェデ杯と大して変わらないメンバーになってたりして←ありそう

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夏休み'05 in 熱川

二泊三日の短い夏休みではあったが、伊豆の熱川で過ごしてきた。滞在中は、特に観光もせず、海辺で遊んだり、昼寝をしたりと、まったりムードの夏休みであった。

滞在中に食事に出かけた店を、ちょっと紹介しておく。(いずれも地元では有名店らしい)

熱川 今半
熱川温泉街の上の方に、地味に店を構えているのだが、新鮮な魚介類を中心に、美味しい料理が楽しめる。メニューも豊富なのだが、中でも「あらかると丼」という、いわゆる三色どんぶり(イクラ、鉄火、鯵のたたき)がお気に入りである。お値段はそれなりだが、まあ、観光地価格としては、許容範囲かなという気がする。

しかし、今回に関しては、水加減を間違えたんだかなんだか、丼のご飯がべしゃっと軟らかすぎて、とても残念な思いをした。ついでに言うと、料理の盛りつけにしても、ちょっと雑な感じがして、少々がっかり。今まで、いつ来ても美味しく楽しんでいただけに、たまたまのことだったと思いたい。
 
 
・藤すし(連絡先は、こちらのリストから)
熱川温泉街からはかなり離れていて、ずぅーっと山の上のほうの、これまた分かりにくい場所にある寿司店。しかし、不便な場所にもかかわらず、観光シーズンはいつも盛況のようである。

握り寿司は、新鮮なネタを大きめに使って、満足度高。地元漁港からの仕入れという、珍しいネタが入るときもあるようだ。お好みで頼んでも、無茶な注文をしなければ(笑)、まずまず安心予算でOK。

鮨はどれもオススメだが、それに加えて、一品料理では「いかわた焼き」が絶品。少し甘めの醤油ダレと、いかわたの苦みがほどよく調和して、実に旨い。握りの前に、とりあえずビールでも飲みながら、こいつをつまむのが正解である。
 
 
パティスリー・カルフール
熱川のお隣、伊豆稲取にあるケーキ屋さんである。今回、たまたま滞在期間中に、下の娘の誕生日が重なったので、出発前に慌ててネットで検索して見つけたお店。海沿いを走る国道135号線からもよく見える、オレンジ色の瀟洒な一軒家のお店で、なかなかの人気店らしい。

午後2時過ぎに入店して、ホールのケーキが欲しい旨を伝えると、5時過ぎで良ければ用意してもらえるとのこと。ありがたくお願いして、約束の時間に再度出かけて、ケーキを受け取って帰った。

とりあえず宿泊場所の冷蔵庫にケーキを保管して、夕食後に箱から取り出してみたら、なんと注文したはずの「生チョコレートケーキ」ではなく、普通の「生クリームケーキ」ではないか。こちらの注文の仕方が悪かったのか、お店側のミスなのかは不明だが、残念ながら「うれしさも中くらい」になってしまった。

なお、お店の名誉のために書いておくと、ケーキ自体は、クリームもスポンジも甘さが控えめで、とても上品な味わいであった。次に行く機会があったら、是非単品のケーキを何種類か味見してみたいと思っている。


というわけで、極端にエンゲル係数の高い数日間を送ったのであった。うう、フトコロが・・・(痛)

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夏休み

明日からようやく夏休み。

ささやかであるが、15日まで、伊豆の熱川で過ごす予定である。これから車で移動するのだが、交通状況はどうなっているだろう?

諸事情によりノートパソコンは持参するが、恐らくネットに接続できる環境は無さそうなので、blogも夏休みの予定である。

皆様も、どうぞ良い夏休みを。(俺は仕事じゃ、ボケ!、というツッコミはスルーで・汗)

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プロコフィエフを聴く:「ピーターと狼」と小澤征爾

プロコフィエフ : ピーターと狼、サン=サーンス : 動物の謝肉祭 & ブリテン : 青少年のための管弦楽入門

「ショスタコーヴィチ月間」をうやむやに終わらせて、続くは「プロコフィエフ月間」である。

とりあえずは入門の入門編ってことで、「ピーターと狼」のCDを探してみた。この曲、音楽の授業やラジオなんかでは何度も聴いたのだが、そのせいもあってか、LPもCDも所有していなかったのだ。そこで、とりあえずは一枚と思って探してみたのだが、日本語版も英語版も、種類があるある(汗) どうにも選びようがなかったので、Amazonでの評判が良かった小澤征爾のディスクを買ってみた。

いやあ、いいですね、小澤征爾。台詞というか、語りはお世辞にも上手とは言えない(つーかヘタ)が、朴訥としたその語り口に、「子ども達に音楽を好きになってもらいたい」という彼の思いが滲み出ている。我が家の子ども達にも聴かせてみたのだが、ヘンテコなお喋りが逆にウケたようで、喜んで聴いていた。

肝心の音楽だが、教育的要素はそれほど感じられず、どの場面も音楽だけで映像が浮かびそうに写実的。ポピュラーな「ピーターの動機」も、改めて聴いてみると、のびやかでいながら、ちょっとひねた感じで、実に面白い。ボストン響の演奏も、とても丁寧な感じで、聴いていて気持ちいい。

プロコフィエフというよりは、小澤征爾の芸(?)を聴いたようなものだったが、楽しい一枚ではあった。

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日本代表、総田中軍団(爆)

始業前に会社で巡回先をチェックしていて、余りのインパクトにパソコンの前で大爆笑してしまった。ので、ご紹介。

田中さん、あなたも総田中軍団に入ってみないか?

すげー。一度でいいからメンバー表を見てみたい。あ、レッズからはもちろん田中達也と田中マルクス闘莉王が選出されてます(笑)

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「八月のクリスマス」~韓流の源流

八月のクリスマス

「八月のクリスマス」(ホ・ジノ監督、レンタルビデオ)

家内が借りてきたビデオに付き合ったのだが、これはこれは、実に美しい作品であった。1998年の作品ということだから、「シュリ」の前年か。恐らくはこのあたりから、現在の「韓流ブーム」へと続く流れが始まったのだろうと思う。

小さな写真店の店主、ジョンウォン(ハン・ソッキュ)は、店の常連客となったタリム(シム・ウナ)と親しくなり、お互いに少しずつ想いを寄せ合って行く。しかし、ジョンウォンの身体は、難病に冒されていたのだった・・・

この映画では、ストーリーはある意味どうでもいい。描かれるのは、死の影に怯えながらも、淡々と日々を送ろうとするジョンウォンの姿と、彼に心惹かれつつも、傷ついた過去を抱えているがために、自分の心を見失ってしまうタリムの姿だ。二人の心の動き、少ない台詞と、語られない想い、そして彼らをめぐる、小さなエピソードの数々。まぎれもなくここには、彼らの人生のある一時期が、セピア色の古い写真のように、美しく切り取られている。

全編を通じて、ハン・ソッキュの穏やかで屈託のない笑顔が印象的だ。自らの人生への、ある種の絶望と諦観。そしてそれがあるからこその、周囲にそそぐ穏やかな微笑みが、かすかな痛みと共に、心にしみる。

説明らしきものもなく、ただただ静かに二人を追う演出が、もの悲しくも豊かな余韻を残している。秀作。

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vs.韓国(東アジア選手権、男子・女子)←遅い

・女子
日本 0-0 韓国(テレビ朝日)

運動量とボールキープで、終始韓国を圧倒したなでしこジャパンであったが、最後までゴールは割れず、スコアレスドロー。結局、三試合を戦って、一敗二引き分け、無得点という結果に終わってしまった。

勝てそうな試合展開だっただけに惜しかったが、それにしても、攻守に活躍した澤をはじめ、どの選手も実に良く走った。前半、かなり飛ばしている様子だったので、後半はさすがにバテるかと思ったのだが、ほぼ同様の運動量で90分プレーし続けたことは、賞賛に値する。

何故かレッズ系ブロガー全員が気にしている(笑)川上直子は、残念ながら出番無し。しかし、誰にせよ「気になる選手」というのがいると、代表チームも応援のしがいがあるというものだろう。今後はもう少し注意して、女子代表をウォッチしていこうと思う←不純な動機の例

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・男子
日本 1-0 韓国

えーと、控え組のテストというか、バックアップ選手育成に、今大会の目的を切り替えたんだと思ってたんだが、何故かレギュラー組の中澤と小笠原が出てきて、その二人で決勝点。となると、この韓国戦で得たものというのは、いったい何だったんだろう?

それはともかく、何とも見所の少ない一戦ではあった。序盤、日本に三点差以上つけて勝てば優勝という韓国が、かなり積極的に攻めてきたのだが、このメンバーでは二戦目の日本は、守備の連係もだいぶ取れてきて、韓国の攻撃をしっかりと跳ね返し続ける。そうこうするうち、どうも韓国側が、「三点以上はさすがにムリだよなー。でも、日本に負けるのはヤだし、もうちょっと頑張るか」状態から、ついには「あー、なんかもう勝てる気しねー。とりあえず負けなきゃいいかー」状態になったところへ、まさかの決勝点。終わってみれば、ホスト国でありながら、今大会最下位となってしまった。

マスコミの論調は、「新戦力の活躍もあって、レギュラー争いが活性化した」といったポジティブなものが主流みたいだが、果たしてそうなんだろうか? その意味では、消化試合となった次のイラン戦に、どんなテーマをもって臨むのかが、いくらか興味のあるところだ。

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「宿命の日韓対決」、「魂のぶつかり合い」、「まさに死闘」、「絶対に負けられない」・・・わかったから、ちゃんと実況してくれ>テレ朝 選手間違えたり、ファールの種類(何故試合が止まったか)が分からなかったりじゃ、全然実況の意味が無いじゃないか(鬱) あと、松木は早いところ日テレに引き取ってもらって、深夜のヴェルディ戦中継録画で解説してもらえばよろしいかと。

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「ダイスをころがせ!」~選挙へ行こう!

時まさに、郵政民営化法案を巡って、可決だ否決だ、解散だ総選挙だ、代表監督更迭だ(嘘)とやかましいが、こんな時期に格好の一冊(文庫では上下二冊)である。

主人公・駒井健一郎三十四歳は、半ば追い出されるような形で職を辞したものの、再就職活動は一向に捗らず、そんな夫に業を煮やした妻は、一人娘を連れて実家に帰省、実質別居状態。何もかもどん底状態の彼の前に現れた、高校時代の旧友・天知達彦から、なんと国政選挙に打って出るので手伝って欲しいともちかけられる。

「地盤」(地元のコネ)は、本人が地元出身というだけ、これといった「看板」(人脈)もなく、、「鞄」(資金)に至っては、天知本人の、新聞記者時代の貯金と退職金のみ。何から何まで常識はずれの国政出馬ながら、天知の熱い思いが、駒井を始め、かつての旧友達の人生さえ巻き込みながら、いつしか「大いなる祭り」として、白熱の選挙運動が展開される。果たして、天知は当選できるのか・・・?

相変わらず巧い。普通ならカネとコネの、選挙の裏側を暴くような展開になりそうなものだが、この小説では、徹底的に表側から選挙を描いている。最初はシニカルに支援のポーズだけ取っていた周囲の人間が、少しずつ天知の理想に共鳴しつつ、だんだんと「選挙そのもの」の面白さにとりつかれていく様子。間接的・直接的な、各方面からの妨害の数々に打ちのめされつつ、少しずつ逞しくなっていく主人公達の姿が、実に爽やかだ。

参政権を行使しない(投票しない)ことで、国政への失望感を表明するというのも、確かに一つの理屈かもしれないが、結果としてその行為は、現政権への信任となっている。だから、現状に不満・不安があるのなら、そして何かを変えたいと思うのなら、与えられた参政権(一票)という、「手の中のダイスをころがして」みるべきだ、と作者は語る。

とはいえ、決してそんな啓蒙の書というわけではなく、目次をすごろくの目のような表現にしたり、随所にユーモアを織り交ぜたりと、例によってサービス満点。少々盛り込み過ぎの感もないではないが、とにもかくにも、第一級の「選挙エンターテインメント」である。オススメ。

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ショスタコーヴィチを聴く:弦楽四重奏曲

rubio

彼の書いた交響曲と同数の、15曲が残されている弦楽四重奏曲だが、いずれ劣らぬ珠玉の名品揃い・・・らしい(汗)

CDを一枚も持っていなかったので、現在入手できる範囲で、最も安価と思われるルビオ・カルテットの全集(Shostakovich:Complete Quartets
)を購入。(リンクを貼ってはあるが、Amazonだとマーケットプレイスのみでの提供。ちなみに、HMVはこちら

1番から順番に、ささーっと聴いてみたのだが、印象に残ったのは、明るく伸びやかな1番、曲の構成が大きく、シンフォニックな響きに満ちた8番、そして余りに美しい響きの、最後の15番といったところだろうか。

上に上げた三曲を含め、半分ぐらいの曲は、何度か繰り返し聴いてみたが、どの曲もちゃんと、「聴き込む楽しみ」みたいなものを与えてくれる。それぞれの曲が作られた年代や、その当時の社会背景、作曲者を取り巻く情勢等を知れば、更に深い聴き方ができるのかもしれない。

聴けば聴くほど味が出る、スルメ曲集(笑)である。手元においておいて、時折聴き返すのが良さそうだ。

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「ガタカ」~清潔な、あまりに清潔な未来

ガタカ

「ガタカ」(アンドリュー・ニコル監督、録画)

近未来の世界、遺伝子工学の発達により、人類はすべてDNAの段階で差別化されていた。人工授精が当たり前の世界で、「神の手に委ねた」と称される自然出産で生まれた主人公・ヴィンセント(イーサン・ホーク)は、宇宙飛行士になることを夢見つつも、DNA分類により、清掃業務に就くのが精一杯だった。そこで彼は、DNAブローカーを通じて、ジェローム(ジュード・ロウ)という同年代の青年と知り合い、ある計画を実行していく・・・

徹底的に無機質かつクリーンな未来社会では、人々は皆清潔な衣服に身を包み、一様に無表情で、淡々と日々の生活を送っている。個人のDNA情報は、全て中央で管理され、毎日あらゆる場所で、各種の生体認証が行われているという、オーウェル的世界の描き方が秀逸だ。

あまりに「人間らしく」生まれ育ってしまったヴィンセントを、イーサン・ホークが好演。「いまを生きる」でも見せた、自信なさげにおどおどしつつも、心のどこかに、譲れない部分を固く守っているような人物像を、ここでも巧く表現している。彼とパートナー(?)を組むことになるジュード・ロウも、「DNA的に完璧な人物」を、その端正な容姿と、知的な雰囲気で見事に表現している。

核となるストーリーは案外単純で、結末も意外とあっけなく、それほどのサプライズは無いのだが、「完璧な社会」への反逆が、個々人の意志レベルでささやかに表現される終盤の描写が、静かなカタルシスを与える。あまりにも静かな展開は、少々眠気を誘うものではあるが(笑)、タルコフスキーにちょっと通じるようなテイストを持った、なかなかの佳品であった。

劇中、ヴィンセントの清掃業仲間として、アーネスト・ボーグナインが出演している。名脇役らしく、どこかでオイシイ出番があるはず・・・と楽しみにしていたのだが、うぅ(涙)

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vs.中国(東アジア選手権)

日本 2-2 中国(テレビ朝日)

初戦の北朝鮮戦に敗れたことで、タイトル奪取から次世代選手育成に目的を切り替えた・・・のかどうかは知らないが、とにかく先発総入れ替えという離れ業で臨んだ中国戦。国内組仕様の代表の、さらにサテライトチームって感じだろうか(違)

帰宅してすぐにテレビのチャンネルを合わせたら、いきなり先制されてしまった。流れが良く分からなかったが、クロスを上げられる場面での競り方も甘いし、ヘディングした選手のことを、坪井と茶野のどちらがケアすべきだったのかが、どうやら曖昧だったようだ。さらに前半終了間際、セットプレーからまたも頭で合わされ0-2。

ハーフタイムに、前半のハイライトが流れたが、結構チャンスは作り出していたらしい。特に達也は、再三にわたってチャンスメイクしてたようで、解説のセルジオも絶賛していた。

後半、ベタ引き&スロープレー&ラフプレーと三拍子揃えた中国から、阿部のFKをGKが弾いたところを、茂庭が押し込み1-2。さらに達也が代表初ゴールを決めて2-2。その後は、セルジオの「勝たなきゃダメなんだから、後ろでボール回してちゃダメだ」の声も届かず、淡々と引き分けでゲームセット。

それにしても、なんとも評価しにくい試合ではある。総入れ替えの是非はともかく、なんせこのメンツでいきなりの実戦だから、「それじゃあ、こんなもんでしょ」とも言えるし、「やっぱ、ダメじゃん」とも言える。巻にもうちょっと決定力があれば(でも、Jでのパフォーマンスと同じ)とか、本山いたんだっけ?(いたってば)とか、阿部はトップ下で使ってあげたかったなー、とか、突っ込みどころが多かったのは確かだ。

突っ込みどころと言えば、交代で入った玉田と大黒が、二人して湯浅健二言うところの「前線のフタ」状態になってしまったのも痛かった。三人目の交代で入ったアレックスは、時間が短かったせいか、かなり頑張っていたのが印象的。これからは、スーパーサブで使ってみてはどうか>アレ

この試合の引き分けで、優勝はかなり難しい状況となった。韓国相手に、少しでも意地を見せられるか、はたまた一勝もできずに終わるのか。それよりなにより、韓国戦は、いったいどういうメンバーで戦うつもりなんだろう?

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今週の豆:マンダリンG-1

週末、豆を補充しに「手焙煎珈琲豆 蔵」へ。

過去二回は、いずれも昼食の蕎麦とセットでの購入だったのだが、今回は既に昼食をすませた後でもあったので、豆だけを買いに出かけた。時間の余裕があまり無かったので、あらかじめ電話を入れて、豆の種類と量を伝えておき、焙煎し終わる時間を教えてもらって、その頃合いに行ってきた。

以前お店で、扱っている豆を一覧表にした「味わいチャート」なる紙をもらっていたので、それを参考に、「マンデリンG-1」を選んだ。このチャート、縦軸に苦みの強弱、横軸に酸味の強弱を用いて、扱っている豆を、おおまかにプロットしてあるという優れモノ。例えば、「苦み弱、酸味強」の位置には、「モカ・ハラー」があるという具合で、僕のようなビギナーには、豆選びの参考にちょうど良い。(ちなみに「マンデリンG-1」は、「苦み強、酸味弱」カテゴリーであった)

飲んでみたところ、苦みは確かに強いものの、ほのかな甘味もあるうえに、素晴らしく豊かな味わいがあって、じんわりと美味しい。焙煎の色も程良い感じだし、相変わらず粉は良く膨らむし、この店に対する僕自身の評価は、ますます高まったのであった。

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「宇宙戦争」~とにかく逃げろ!

宇宙戦争」(8月1日、日比谷スカラ座)

興行サイドの期待を、どうやら大幅に下回っているらしい「宇宙戦争」だが、k-tanakaさんの推薦記事(?)を読んだら、俄然観に行きたくなったので、出掛けてきた。

(例によって、本作未見の方は、以下注意してお読み下さい。つーか、出来れば予備知識ゼロで鑑賞されることを強くオススメしておきますです)
 
 
 
どちらかといえばネガティブな評価のほうが先行しているらしい本作だが、どうしてどうして、なかなかに面白かった。

宇宙人による地球侵略モノといえば、最近ではやはり「インデペンデンス・デイ」が思い浮かぶし、それ以外の映画にしても、どうやったって似たような作りになってしまうわけだが、本作がある意味原作に忠実に、ひたすらやられっぱなしの物語に徹したのは正解だろう。

とにかくエイリアンの、情け容赦ない攻撃振りが圧巻で、このへんの描写は、ほとんど「プライベート・ライアン」状態である。剥き出しの敵意と共に、圧倒的な破壊力で人々を殺戮していくエイリアンと、それに対して余りに無力な人類。この「無力さ」が、トム・クルーズ演じるダメ親父の感じる「無力さ」を通じて、それなりにうまく描かれていたと思う。

二人の子どもを抱えて逃げるトム・クルーズだが、知力と体力の限りを尽くして敵に立ち向かう・・・のではなくて、ただひたすら逃げまくるというのが、かなり正しい。そう、彼の使命は、「子ども達を無事に母親のところへ届けること」なのだから。

後半、「ジュラシック・パーク」から「エイリアン2」になっちゃったり、スピルバーグ作品の常で、子ども達がクソ生意気だったりするところが、演出的にはちょっと残念ではあるが、まあ、許しておこう。

勝利感のない、やや虚無的な結末ではあるものの、原作に忠実ということで、これは仕方なかろう。「ようやく悪夢が終わった」といった感じのエンディングには、「太陽の帝国」のエンディングと、どことなく通じるものを感じた。(まあ、他の作品も似たようなもんだが)

暑い夏の夕暮れ、空調の効いた設備の良い映画館で、大画面と大音響で楽しむ分には、かなり満足度の高い一本だと思う。おまけに今日は映画の日だったから、お得感倍増である(笑)

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ところで、見終わって僕は考えてしまったのだ。いつの日かスピルバーグに、「ヒロシマ」を、あるいは「東京大空襲」を、撮らせられないかと。余分なドラマは交えずに、被害者でも加害者でもない、徹底的に「目撃者」的なスタンスで。

そうしてもいい時期が、もう来ているような気がする。

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