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ショスタコーヴィチを聴く:交響曲10~13番

ちょっと間が空いたが、自分の記録のために、簡単な感想をまとめておく。(演奏はすべてハイティンクの全集)

・第10番
ベートーヴェン以降の「第9の壁」を乗り越えるのに、ショスタコーヴィチもまた、前作から8年の歳月を必要としたわけだが、それだけの意気込みが充分感じ取れる名品。聴きどころも多く、隅から隅まで楽しめる。もちろん、「DSCH」動機の使用だとか、謎解き的な興味もあるわけだが、これはまたいつか、別の機会にトライしてみたい。

・第11番
うーん、なんだかいやにメロディアスな曲想が続くなぁ・・・と思っていたら、いろんな「革命歌」をやたらとたくさん引用してたわけね。聴きやすいのは確かだが、なんとも散漫な印象の曲である。

・第12番
これもまた、いやに分かりやすいというか、映画音楽みたいな音楽。ライナーノーツを読むと、「中期創作活動を総括した一曲」ということになるらしい。11番と並んで、聴きやすくはあるが、なんとなく印象に残りにくい音楽であった。

・第13番
うわ、これはびっくり。これまでの、なんとか体制と折り合おうと、あれこれ試すような姿勢は微塵もなく、作曲家が表現したいことを、そのまま楽譜に書きつけたような、一種の開き直りすら感じさせる一曲。こういう曲は、かなりしっかりと向き合って、繰り返し聴くべき音楽なんだろうな、と思う。と言いつつ、いつかまた改めて、じっくり聴いてみることにしたい。

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上記4曲では、月並みではあるが、やはり曲としての面白さで10番を取る。「バビ・ヤール」の深刻さもただ事ではないが、楽しんで聴くような音楽とは、さすがに思えない。(後半はそうでもないけど) 

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