« ほぼ初夏ゴルフ~宮里藍2週連続V | トップページ | 「レディ・キラーズ」 »

ショスタコーヴィチを聴く:交響曲6~9番

記録のために、簡単な感想をまとめておく。(演奏はすべてハイティンクの全集)

・第6番
例によってペシミスティックに始まる緩余楽章を含め、三楽章構成の曲。前作を引きずったかのような序盤だが、終楽章に至ると、何時の間にか明るい雰囲気に満ちて、元気溌剌と終わってしまう。ライナーノーツによれば、作曲家自身は「この音楽で、春、喜び、青春といった気分が伝わればと思っている」とのこと。なんか、終楽章の手放しで明るい感じは、後の9番にも通ずるものがあると思うが、今の僕には、まだちょっと理解しきれない。

・第7番
前作から一転、巨大かつ深刻な大交響曲。なんたって「レニングラード交響曲」である。一楽章のボレロ風行進曲は盛り上がるし、終楽章での金管の強奏もものすごい。ただ、今回聴き直してみたら、中間の緩余楽章の美しさに心うたれた。特に三楽章冒頭の、一種宗教的な響きは素晴らしい。

・第8番
前作に続いての「戦争交響曲」。本作は五楽章構成だ。例によって深刻極まりなく開始されるが、7番あたりと違って、旋律と和音が次から次へと現れる感じで、曲のつくりが良く分からない。いささか分裂症気味でもあるし、この長大な曲を、集中して聴き抜くというのは、容易なことではない。

・第9番
6番の裏返しとでもいうか、やたらと明るく始まって、なんとなく深刻に終わるという構成。ついつい冒頭の、やたらと安っぽい「運動会音楽」を繰り返して聴いてしまうのだが、他の楽章ももちろん「新しい」響きに満ちている。いろんな意味で、聴き応えのある一曲。

どの曲にも特徴があって、バリエーション豊富で素晴らしい限り。作曲家自身の、この時期の好調さがうかがい知れる。

|

« ほぼ初夏ゴルフ~宮里藍2週連続V | トップページ | 「レディ・キラーズ」 »

「音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15752/4269112

この記事へのトラックバック一覧です: ショスタコーヴィチを聴く:交響曲6~9番:

« ほぼ初夏ゴルフ~宮里藍2週連続V | トップページ | 「レディ・キラーズ」 »