« 「チキンラン」 | トップページ | 新春ゴルフ »

「いきている首」

いきている首(冒険ファンタジー名作選 4)
アレクサンドル・ベリヤーエフ作・馬上義太郎訳・琴月綾絵

原作はロシア・・・じゃなくて、ソ連(懐かしい響きだ)のSFの巨匠、A.ベリャーエフの「ドウエル教授の首」である。オリジナルの「SFこども図書館」では、「合成人間ビルケ」というタイトルだった。

この作品もかなりショッキングというか、残酷かつグロテスク。だって、いきなり切り取られた頭部が出てきて、しかもそれが生きてるというんだから。

ストーリーは比較的単純で、いわば「マッド・サイエンティストもの」みたいな分類になるんだろうけれど、死者を蘇らすという、この悪魔の実験に巻き込まれた女・ビルケの、哀れな物語が読ませる。

しかし、臓器移植に代表されるように、現代の医学と科学は、この小説にかなり近いところまで来ているのも事実だ。悪魔の所業と神の奇跡は、まさに紙一重ということかもしれない。

|

« 「チキンラン」 | トップページ | 新春ゴルフ »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15752/2503845

この記事へのトラックバック一覧です: 「いきている首」:

» 結構挿絵って重要なんですね。 [竜田山]
合成人間ビルケ ペリヤーエフ, 馬上 義太郎 最近思い出の児童書コーナーとなっているこのサイトですが、 今日は私の記憶におぼろげながら残っている児童書の話です。 合成人間ビルケ 題名をすっかり忘れていましたが、凄まじいタイトルですね。 ジャンルはSFです。 現在はSFなど全く読まないのに 当時の私は何を求めてこの本を読んだのでしょうか。 おぼろげな記憶をたどりつつ、 単語を適当にヤフーに打ち込んでようやく発見。 あらすじはこちらのサイトに詳しく載っております。 かなりおど... [続きを読む]

受信: 2006.01.12 23:57

« 「チキンラン」 | トップページ | 新春ゴルフ »