« ポータブル・ヘッドホン | トップページ | カザフスタン戦雑感 »

山瀬移籍に思う

ここしばらく、多くのレッズ系blogの話題の中心となった、山瀬の移籍問題。先日ついに結論が出て、あろうことか目下の最大のライバルであろうマリノスへ移籍してしまった。

今までも、何人もの選手が、サポーターからすれば不本意な形で、移籍(又は退団)をしてきたわけだが、今回の山瀬ほど、多くのサポーターに残留を望まれ、その裏返しとして、移籍が恨まれたケースはかつてなかった気がする。それはきっと、誰もが山瀬が放つ「輝き」の目撃者であったからだろう。

僕が鮮明に覚えているのは、どの試合だったかは忘れてしまったが、確かエメがDFの裏に抜け出したものの、自分ではシュートを撃てなくて、中央に折り返したボールを山瀬がゴールしたシーンだ。あの時、山瀬はハーフライン付近から、まったく迷いを見せずに、猛然とゴール前まで走って行った。エメに最も近い場所にいた永井ではなく、エメの相棒の達也でもなく、間違いなくその場面でゴールを決めるのは自分であると知っているかのように、山瀬は長い距離を走り抜き、ゴールを決めた。

あの時の山瀬のダッシュは、本当に素晴らしかった。まるで彼の前にビロードの絨毯が敷かれたかのように、誰にも邪魔されずに、フィールドの真ん中を猛然と走って行った姿は、まさしく「キング」の輝きを放っていた。

多くのサポーターが残念がり、悔しがっているのは、「トップ下の人材」が抜けたからではなくて、そんな「輝き」を放っていた「山瀬」という選手が、レッズを去るという選択をしたことによるのだと思う。

昨年10月の「レッズ・シンポジウム」で、犬飼社長は「来年の補強は、山瀬と坪井で充分だと思いますよ」と言って、会場を笑わせた。そう、この二人が戻ってくれば、レッズの強さは盤石になる、みんなそう思っていたのだ。

書いているうちに、なんとなく分かってきた。結局、自分も含めて、サポーターはみんな、自分達が山瀬を引き留められるだけの魅力を持ち得なかったことが悔しいのだ。

だが、敵となった選手のことは、もういい。今シーズン、レッズの全ての選手が、それぞれ独自の「輝き」を放ってくれるように、応援していこう。

|

« ポータブル・ヘッドホン | トップページ | カザフスタン戦雑感 »

「サッカー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15752/2717082

この記事へのトラックバック一覧です: 山瀬移籍に思う:

« ポータブル・ヘッドホン | トップページ | カザフスタン戦雑感 »