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「満韓ところどころ」

夏目漱石「満韓ところどころ」(ちくま文庫版全集第7巻)を読んだ。

タイトルにある通り、明治42年秋に、漱石自身が満州及び韓国を、50日間にわたって旅行した際の、紀行文である。(ただし、紀行文としては、旅行の前半部分まで書いたところで、新聞の連載が終了している)

紀行文とは言っても、いかにも漱石の随筆っぽく、旅行に至るいきさつやら、彼の人間関係やら、あれこれと寄り道しながら、飄々とユーモラスに旅行の模様を語っている。

肩の凝らない、楽しい読み物であるし、往時の満州の様子をうかがう上では、資料的にも価値があるのかもしれない。中断されてしまったのは残念だが、こんな紀行文を、週刊誌か何かの連載(今なら著者ホームページとか!)で読んだら、さぞかし面白いに違いない。

ところで、この「満韓ところどころ」に描かれた場所に、実際に出かけて、旧跡の数々を写真で紹介しているサイトがある。(「漱石ところどころ」。ホームページタイトルは、「亜細亜とキネマと旅鴉」) この「漱石ところどころ」も見ていて楽しいが、圧巻は同じサイト内にある、映画のロケ地を訪ねた写真集である。

特に「恋恋風塵」を扱ったところは、この映画を観た人間なら感涙モノで、なんと映画のシーンとほぼ同じアングルで、その風景(写真撮影時の)が記録されている。うーん、やってみたいなぁ、こういうの。

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