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「サティ・ファンタジー」

サティのピアノ独奏曲は、多くのピアニストが何種ものCDを出しているが、この「サティ・ファンタジー(第3集)」には、彼の器楽曲のピアノ連弾版が収録されている。

ピアノは島田璃里と徳岡紀子。メインは島田璃里のほうで、CDのタイトルにも、彼女の名前が使われている。

1曲目の「ソクラテス」は、J.ケージによって編曲されたもの。器楽曲版と聴き比べると、曲のシンプルさと共に、微妙な和音の使い方が浮かび上がってきて、とても面白い。

2曲目の「パラード」と3曲目の「家具の音楽」は、一部分を覗いて、作曲家・山口博史がこのアルバムの為に編曲したらしい。器楽曲版を未聴なので比較できないが、サティらしい諧謔を表そうとする意思を感じると共に、聴いていてとても楽しい音楽に仕上がっている。

最後は島田璃里のソロで、「ヴェクサシオン」。「手持ちのオーディオ装置で、840回のリピートを設定してください」との指示が書いてある(ウソ) 冗談はともかく、楽譜指定による反復はその840回で、マジで演奏すると18時間以上かかるんだそうだが、島田璃里はその全曲演奏を過去に数回やってのけているらしい。恐るべし。っつーか、単にシャレが分かってないだけか?(暴言)

サティの器楽曲を、よりサティっぽい雰囲気で楽しめるという意味では、なかなか好企画のアルバムである。廃盤が惜しまれる。

ところで、エキサイト・ミュージックとやらで、このアルバムを扱っているのを見つけた。ダウンロード販売ってことだと思うのだが、アルバム一枚分で3,066円は安いのか、高いのか。ちなみに、オリジナルCDの価格は3,200円(税別)である。

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