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2004年12月

2004年を回顧・・・

・・・しようと思ったのだが、そんな余裕もなく、大晦日の今日も過ぎてしまいそうである。ふぅ。

「今年のベスト10」みたいなこともしたかったのだが、本にせよ映画にせよ音楽にせよ、接している絶対量が圧倒的に少ないので、どうやってもありきたりのものになってしまいそうだから、やめておく。

ところで、今年は年初からこのblogを始めてみたわけだが、予想していた以上に面白かった。もちろん、自分の書いた記事に反応があった時の嬉しさは格別なわけだが、それと同等に、あらゆるタイプのblogを知ることができたのも、収穫であった。

もっとも、類は友を呼ぶというか、達人は達人を知るというか、blog間の交流も、あるカテゴリーでハイレベルなところほど、別のカテゴリーでハイレベルなところと結びつくことが多いように感じる。大げさな言い方だが、そういうコミュニケーションの生成過程みたいなものを垣間見れたことだけでも、blogに手を染めて良かったと思っている。

仕事とか、世間一般のニュースとかには、ほとんど触れずにきたこのblogだが、しばらくはこのスタイルで続けてみたいと思っている。

みなさん、どうか良いお年を。来年もどうぞよろしくお願いします。

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コーヒークエスト

・・・わかりにくい記事タイトルだなぁ。

しばらく前に、CLASSICAさんのところで、「おうちでコーヒーの生豆を自家焙煎」という記事を読んだ。コーヒーはもともと好きなので、大いに刺激を受けて、真似してみたくなったわけだが、その前に、当該記事にもある通り、「味の目標地点」を確保しておかなければいけないことに思い至った。

以来、良さそうな自家焙煎の店を探していたのだが、都内有名店はともかく、生活圏内に、なかなか手頃な店が見つけられずにいた。ところが、灯台下暗しとでもいうか、家内の実家の近所に、なかなか良さげな店を発見したので、寄ってみた。

お店の名前は、「ランサメント香房」という。中へ入ると、濃厚なコーヒーの香りが充満していて、一瞬くらっとする。店主夫婦(たぶん)の、暖かい出迎えの声に勇気づけられ、あれこれと相談しながら、豆を選んでみた。

今回は初回なので、オーソドックスそうなハウスブレンド「もりもとさんちのコーヒー」をチョイス。すぐに飲んでみたかったので、100gは粉にしてもらい、200gを豆で購入。ご主人がそれぞれを袋詰めしてくれている間に、奥方(たぶん)がデミタスカップに、試飲用のコーヒーを持ってきてくれた。「ケニアAAキブブティー」という豆だそうで、この店独自のイタリアンロースト製法で深煎りしたものとのこと。やや重みを感じるものの、深みのある味わいは格別であった。

さて、購入後、さっそく家内の実家で飲んでみたが、とにかく封を切ったとたんに、部屋中にコーヒーの香りが立ちこめたのには感動。お味のほうも、深めのローストながら、じんわりとした旨味があって、とても美味。もっとも、味もさることながら、とにかく香りが素晴らしい。今まで市販の粉を買って飲んでいて、それはそれなりに美味しかったのだが、その日の午前中に焙煎したという、その粉とは、まるで比較にならない。もっと早く、こうした自家焙煎のものにしていれば良かったと、激しく後悔したのだった。

ところで、今回はついブレンドを選んでしまったのだが、良く考えるとこれは失敗(美味しかったけど)。ほんとの自家焙煎を目指すのであれば、まずはストレートで、大まかな豆毎の味わいを掴んでおくべきだった。まあでも、しばらくはいろんな豆を楽しむことにしよう。

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「男坂」

男坂
志水辰夫著

かつての「冒険小説の雄」(及び、「稀代のへそ曲がり作家」・笑)から、今ではすっかり「叙情の名手」になってしまった志水辰夫の、昨年12月刊の連作短編集である。

連作といっても、登場人物や背景に共通点があるわけではないのだが、扱われている世界というか状況に、似通ったものがある。

どのエピソードでも、特に大きな事件が起こるわけでもなく、日常のあるシーンを、淡々と切り取ったような作品が並んでいる。ほとんどの場合、謎(というほどのものではないが)は謎のままだし、オチがついて終わるわけでもない。全編に漂うのは、確かに「哀愁」だが、これが則ち「叙情の名品」なのかどうか。

本書のタイトル「男坂」についての説明はないのだが、各作品を読むと、それが「人生の下り坂を歩く、男達の後ろ姿」とでもいう風景を描いているように思える。そして、それらに登場するのは、当世風の分け方でいえば「負け組」に分類されてしまうであろう、いろんな意味で「中途半端」な男達である。

味わい深い佳品・・・と言えなくはないが、正直、読んでいてあまり楽しくはない。下り坂(あるいは「負け組」)の風景を描くにしても、「いまひとたびの」や「きのうの空」あたりが限度だろう。著者が再び、冒険小説の新作で輝くことはあるのだろうか?

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・・・などと書いたのだが、「ラストドリーム」と「約束の地」という長編が、相次いで出版されていた。まだ手に入れていないが、読むのが楽しみである。

それと、しばらく前から、新潮社で初期作品が文庫化され出した。衝撃のデビュー作「飢えて狼」や、長編第二作にして、いわゆる「志水節」が炸裂する「裂けて海峡」等、読みのがしている方は、この機会に是非。

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「男坂」の巻末に、著者ホームページの紹介があったので、紹介しておく。(「志水辰夫めもらんだむ」) 意外なほどに親しみやすく、サービス精神満点のサイトである。ファンの方は、要チェック・・・って、僕が知らなかっただけかな??

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吉田秀和

音楽の二十世紀
吉田秀和著

(上記はbk1へのリンクなのだが、現在取り扱われていないらしい。amazonでは、手配可能のようなので、こちらへもリンクを貼っておく)

ガーター亭さんの記事で、白水社の「吉田秀和全集」が完結したことを知った。

僕が初めて彼の本に接したのは、以前にも書いたが、新潮文庫版の「LP300選」でだった。当時はかなりの著作が、新潮や中公で文庫化されつつあった頃で、恐らくはほとんど全ての文庫本を手に入れたはずである。ハードカバーのほうは、ちょうどレコ芸の連載が、「このレコードがいい」とかなんとか、そんなタイトルで一冊にまとめられて出た頃だったと思うが、それ以降の新刊も、たぶん全部網羅できたと思う。

ことほどかように、熱心な吉田教信者ではあったわけだが、その教えの意味するところは、残念ながら到底理解できたとは言い難い。まあ、本を集めては、喜んでいただけのことである。

というわけで、ある時期からは、彼の本には、新刊で出た際にとりあえず入手しては、思い出したように数ページずつ読むような感じで接している。(上記の「音楽の二十世紀」も、初版は1998年。出版されてほどなく入手したはずなので、6年かかって読んだことになる・・・というか、最近まで積んであっただけだが)

話を戻して、白水社の全集だが、信者としては是非とも揃えたいところなのだが、単価が4~5千円と高く、我が家には保有するスペースもない。更に、全集に収録された著作の、恐らくは7割程度は個々の著書で目にしていると思うと、どうしても購入する勇気が湧かないのである。

いつの日か、理想の書斎の主になれる日が来るならば、真っ先にこの全集を並べてみたいと夢想はするのだが、きっとその頃には、絶版になっているのだろうなあ。嗚呼。

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vs.ジュビロ(天皇杯準決勝)

レッズ 1-2 ジュビロ(NHKにて観戦)

試合開始10分後ぐらいから、テレビ中継を見始めたのだが、そこに展開されていたのは、なんとも締まらないジュビロの試合振りだった。

パスは足元ばかり、スピードも無く、パスミスも多い。かろうじて個々人のテクニックでボールキープだけはするものの、レッズゴールを脅かす攻撃は、まるで見られない。

これはもう、レッズの楽勝ペースだな・・・と思いながら見ていたのだが、レッズもややプレーに精度を欠き、決定的な場面が作れない。お互いもうひとつペースをつかめないまま、前半終了。

後半に入って、ジュビロの中盤のプレスが甘くなり、レッズの攻撃シーンが増えてくる。今日も右サイドに張った永井に、何度もボールが渡り、その永井からも、質の高い折り返しが入ってくるのだが、達也がどうしても決めきれない。

レッズがやや攻勢で迎えた55分過ぎ、達也が先制ゴール。ここまで何度もチャンスを作っては、それを決めきれずにいたので、この先取点で、一気に勢いに乗るかと思えた。

しかし、そのわずか1分後、自陣内で与えたファールを、素早くリスタートされたのに反応しきれず、藤田にあっさりと同点にされてしまう。この時点で、明らかにレッズの選手達の落胆してしまったのが、テレビの画面からも感じられた。

同点なのだから慌てる必要もなかったのだが、なぜか次の得点を急ぐレッズの焦りを見越したかのように、左サイドを崩されてから簡単に中へ折り返され、そこから更にフリーの中山に渡ったボールが決まり、逆転。残り時間で同点に追いつくだけの力は、残念ながらもう残っていなかった。

今日の試合の転換点は、やはり藤田の投入か。(出たのは名波) それまでは、足元主体のポゼッション・サッカーとなっていたのが、藤田が入ってから、急に全体がスピードアップし、スペースを狙う動きが増えてきたように見えた。そういう意味では、ジュビロのギアチェンジに、レッズが対応しきれなかったのが、第一の敗因だろう。

主力選手が軒並み不在とはいえ、今日のメンバーなら、もう少し頑張れたようにも思う。左サイドが平川と内舘では、やはり守備が不安定・・・という要素はあるにせよ、それ以上に、試合の中での「ここ!」という時間帯なりポイントを、レッズの選手は掴み切れていなかった。このあたり、やはりジュビロのベテラン陣は役者が上で、後半途中まで0-0で我慢して、勝負どころで藤田や中山を投入するというのは、策士・山本監督らしい、現実的な戦略だと思う。

内容では圧倒していただけに、なんとも負けた気がしない今日の試合だったが、やはり結果が残せなかったという点では、ギドにも選手達にも、まだまだ足りない部分があるということなのだろう。

無冠に終わった2004年だったが、間違いなく実り多い一年ではあった。「強豪」と呼ばれるチームになりつつあるのは確実だが、決して慢心せずに、タイトルを手にしきれなかった事実を重く受け止めて、また来年も、我々を楽しませて欲しい。

お疲れさま!

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サティあれこれ

サティのCDは、実はそれほど所有しているわけではない。先日入手した「ソクラテス」の他は、ずぅっと以前に購入したものが4枚ほどあるばかりだ。

そのうちの一枚は、記事に書いた島田璃里の「サティ・ファンタジー」で、後の3枚は、アントルモンの「名曲集」、それに高橋アキの「童話音楽の献立表」と「ベスト・オブ・サティ」である。

どのディスクも、所有しているものと同じ形では、残っていないようだ。

アントルモンだと、「サティ:きみがほしい」が同じディスクのようだ。

高橋アキのほうは、同じ「ザ・ベスト・オブ・サティ」というタイトルのものがあるので、恐らくはこれが所有しているものと同内容だろう。「童話音楽の献立表」のほうは、そのままの形では廃盤のようだ。

アントルモンと高橋アキで、同じ曲を弾いているので、ぼけっと聴き比べてみた。アントルモンのほうは、残響たっぷりの録音で、とにかくロマンティック。CDジャケットには、かつて一世を風靡したデイヴィッド・ハミルトンの写真が使われているのだが、そのイメージ通り、耽美的とまではいかないが、ムード満点の弾きっぷりである。

一方の高橋アキは、響きも押さえ気味で、かなりストイックなアプローチに聞こえる。「ジムノペディ」の素っ気ない弾き方なんか、アントルモンと好対照だ。

どちらがより「サティ的」かの判断はできないが、恐らくは高橋アキのほうが、批評家的な評価はより高いのだろうと推察される。ただ、確かにアントルモンのサティが、あまりにムード・ミュージック的だとしても、より聴きやすく万人受けしたであろうことは確実だとも思える。そういう意味では、どちらがより良い演奏かというのは、単純に比較できないのかもしれない。

こうして改めて聴き比べてみると、かつてアントルモンのサティに慣れ親しんだからこそ、高橋アキの演奏を、より新鮮に楽しめたのだろうとも思う。両者に感謝。

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忘年ゴルフ×2

golf1217a

師走の忙しい最中ではあったが、17日、お気楽仲間たちと忘年ゴルフへ出かけてきた。コースは例によって仲間がネットで探してきたのだが、今回のチョイスは南総カントリークラブである。東西2コース、計36ホールのコースであったが、東はキャディ付き歩き、西はカートでセルフという分け方をしているらしい。

昭和52年オープンということなので、ロッカーやら風呂場やらは、少々くたびれ気味だが、コース状態はとても良かった。ベントのワングリーンはサイズも大きく、ヘタにはじっこに乗せると、パッティングが大変である。丘陵コースとはいうものの、各ホール、うまくフラットに造成してあり、若干距離は短めだったが、バンカー等のトラップで、難易度を調整している感じだった。

もっとも、コースが良かった割には、例によってスコアがまとまらず、51、52の103といつも通り。3パットが数回あったのが痛かった。

さて、その2日後に、今度はホームコースでプレー。新しくメンバーになった方を交えて・・・ということで声がかかったのだが、その方は、僕よりちょっと年上の、ベンチャー企業の社長さん。穏やかな話しぶりと人柄が好印象だったが、扱っている仕事はなかなかデカイらしい。

それほど混んでいなかったので、その社長さんの希望もあって、バックティーでプレー。ここはバックだと、ミドルはほとんどすべて400ヤード以上、ショートも2つは200ヤード超と、飛ばない僕にはかなりキツイ。寄せワンだったり、ラッキーなバーディーなんかもあったものの、終わってみれば50、50の100と、相変わらずのスコアで、今年を締めくくったのであった。

ちゃんと数えていないのだが、2004年は、プライベートと仕事絡みを合わせて、15ラウンドぐらいプレーしたようだ。来年は少し真面目に取り組むことにして、20ラウンドぐらいはコースに出たいものである←仕事しろ!

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「思い出す事など」

「思い出す事など」(ちくま文庫版全集第7巻所収)を読んだ。

解説によれば、明治43年6月に「門」を脱稿した漱石は、その年の8月に、胃潰瘍の静養のため修善寺に赴くが、そこで大吐血をしてしまう。一時はその命さえ危ぶまれたのだが、なんとか持ちこたえ、10月には修善寺を離れて帰京、入院となったのだった。この「思い出す事など」は、主にその修善寺での静養生活と、吐血前後の模様、そして恢復期の思索等を綴った随筆である。

随筆であるし、自分自身の病気を扱ったものであるので、少なくとも愉快な読み物ではないが、例によって漱石らしい、飄々としたユーモアが随所に散りばめられた佳品である。

死の淵から生還した人間らしく、生きて創作できる喜びを改めて噛みしめるような文章も、見受けられる。

病中に得た句と詩は、退屈を紛らすため、閑に強いられた仕事ではない。(中略)吾ともなく興の起るのがすでに嬉しい。その興を捉えて横に咬み竪に砕いて、これを句なり詩なりに仕立上げる順序過程がまた嬉しい。ようやく成った暁には、形のない趣を判然と眼の前に創造したような心持がしてさらに嬉しい。

各章の終わり毎に、自作の俳句や漢詩が紹介されている。余談であるが、漢詩はいつか改めて勉強してみたいと思っている。白文をすらすら読めたりするのみならず、自らも詩作できたら、さぞかし気持ちよかろうと想像している。

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vs.FC東京(天皇杯準々決勝)

レッズ 2-1 FC東京(NHK-BSで観戦)

試合を見る前から、ナビスコ決勝やCSのリプレイを見させられそうな気がして、なんとなくまったりとテレビ観戦。スタジアムも選手も同様だったのか、前半は両チームとも、なんとなくピリッとしないままに見えた。

今日のレッズは、いきなりの4バック。右から、アルパイ、堀之内、ネネ、平川という布陣だったが、このメンツを見て、なんとなく不安を覚えないレッズサポはいないはずだ(笑) が、しかし、これが有効に機能したかどうかは、とりあえずクエスチョンマークだが、相手を少なからず混乱させたのは確かなようだ。

まったりムードの前半から一転、後半開始直後から、レッズが気合いを入れて攻め始める。防戦一方と見えたFC東京側だったが、カウンターからきれいなサイドチェンジのボールが石川にわたり、ネネが少し距離を保って守ろうとしたところを、見事なミドルシュートで先制されてしまった。

雰囲気的には、ほとんどナビスコ決勝と同じパターンで、このまま守りきられてしまうかと思った矢先、永井の強引なドリブル突破からの折り返しを達也が合わせ、たちまち同点。そこからは再びレッズの攻勢となるが、追加点は奪えない。延長突入から、またもやPK戦か・・・と思った終了間際、またもや永井の強引な突破から、GKの上を越す折り返しを、アレックスが落ち着いて合わせ、鮮やかな逆転勝利をものにした。

この試合、流れを掴みかけては逃すパターンが続くという、今季の負けパターン(というよりは、引き分けパターン)に陥りかけたのだが、選手達は実に良く頑張った。主力選手には疲労も溜まっているだろうし、なにより試合に対するモチベーションの維持が難しい時期だけに、ここまでファイトした選手達を、大いに讃えたい。

さて、準決勝は25日、国立で磐田と当たるらしい。2ndステージ終盤のチーム事情から考えると、どうして磐田が残ってるのか不思議だが、油断は禁物。ここまで来たら、元旦から楽しませてもらいたいものだ。

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「満韓ところどころ」

夏目漱石「満韓ところどころ」(ちくま文庫版全集第7巻)を読んだ。

タイトルにある通り、明治42年秋に、漱石自身が満州及び韓国を、50日間にわたって旅行した際の、紀行文である。(ただし、紀行文としては、旅行の前半部分まで書いたところで、新聞の連載が終了している)

紀行文とは言っても、いかにも漱石の随筆っぽく、旅行に至るいきさつやら、彼の人間関係やら、あれこれと寄り道しながら、飄々とユーモラスに旅行の模様を語っている。

肩の凝らない、楽しい読み物であるし、往時の満州の様子をうかがう上では、資料的にも価値があるのかもしれない。中断されてしまったのは残念だが、こんな紀行文を、週刊誌か何かの連載(今なら著者ホームページとか!)で読んだら、さぞかし面白いに違いない。

ところで、この「満韓ところどころ」に描かれた場所に、実際に出かけて、旧跡の数々を写真で紹介しているサイトがある。(「漱石ところどころ」。ホームページタイトルは、「亜細亜とキネマと旅鴉」) この「漱石ところどころ」も見ていて楽しいが、圧巻は同じサイト内にある、映画のロケ地を訪ねた写真集である。

特に「恋恋風塵」を扱ったところは、この映画を観た人間なら感涙モノで、なんと映画のシーンとほぼ同じアングルで、その風景(写真撮影時の)が記録されている。うーん、やってみたいなぁ、こういうの。

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丸の内オアゾ

一昨日、外出のついでに丸の内オアゾへ寄ってみた。

全然予備知識がなかったのだが、要するに旧国鉄本社ビルがあったあたりを、丸ごと再開発したということらしい。いろいろな商業施設や飲食店があったのだが、とりあえずお目当ては丸善・丸の内本店である。

場所柄か、ビジネス本や各種専門書の充実は素晴らしいのだが、それに加えて凄かったのが、文芸書というか、人文系の品揃えである。特に目に付いたのは、海外文芸書籍の充実ぶりで、さすがに「都内最大級」を謳うだけのことはある。

反面、児童書のコーナーなどは、絵本こそ充実しているものの、それ以外はちょっと物足りない。まあ、これも場所から考えれば、必要充分というところではある。

本屋には、その店舗毎の波長みたいなものがあって、それと自分の波長が、どのくらいシンクロするかで、「通いたい度」が変わってくると思う。ここの丸善は初めて行ったわけだが、店との波長のシンクロ度は、その品揃えの良さにもかかわらず、第一印象ではあまり高くない。

しばらくしたら、また寄ってみようと思う。

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ドイツ戦雑感

日本 0-3 ドイツ(テレビ朝日にて観戦。後半のみ)

帰りが遅くなってしまったので、後半だけしか観られなかったが、得点シーンは全部後半だったので、まあよしとしよう(笑)

それにしてもテレ朝の中継はうるさい。試合終盤には、角澤とセルジオと松木の3トップ状態になってしまい、それぞれが勝手に喋るところに、堀池がさらに後方からミドルを浴びせるという、まさにパワープレー状態(違)  うう、NHKはやっぱり偉いかも。

さて、肝心の試合だが、いや~、実に面白かったな。ドイツサポーターからすれば、だけど。

前からのディフェンスでビルドアップの余裕を失わせ、中盤でボールをカットして、すぐさま攻撃。チャンスには後方の選手もどんどん前に出て、たとえ相手に跳ね返されても、すぐにボールを拾って、二次、三次と分厚く攻める・・・って、あれ? これは今シーズンのレッズみたいじゃないか!←いわゆる、贔屓の引き倒し

まあ、ドイツが強かったのは当然としても、余りに日本側に策が無さ過ぎたか。田中誠がフリーでヘディングしたり、サントスが惜しいシュートを放ったり(カーンがナイスセーブ)、いくつかチャンスはあったのだが、全般的には、ほとんどドイツのペース。余りに順当な今日の0-3であったと思う。

今年は、ワールドカップ一次予選とアジアカップという、結果が求められるイベントがあったわけだが、ジーコのやり方は、そういう真剣勝負を重ねながら、チームを鍛えていくというスタイルに見えた。(結果的にそうなった、とも言えるが)  そういう、「経験によって学ばせる」やり方が間違っているとは言わないが、やはり今日のような単発の試合には、そのやり方が向いているとは思えない。

2月から始まる最終予選の6試合、「選手を成長させる」なんて鷹揚に構えていられるだけの余裕が、日本チームにあるんだろうか?

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vs.ベルマーレ(天皇杯五回戦)

レッズ 2-0 ベルマーレ(NHK-BSにて観戦。録画)

四日前にチャンピオンシップを戦ったばかりのレッズであったが、アルパイ、闘莉王、アレックス、エメを、それぞれ内舘、堀之内、酒井、平川に代えて、試合に臨んできた。

ベルマーレの戦い方は、明らかにCSでのマリノスのやりかたを模倣するものだったが、真似をするには、さすがにチームのレベルが違い過ぎた。

キックオフからしばらくこそ、ロングボールの放り込みを多用され、うまく攻撃の形を作れなかったのだが、10分過ぎに、逆に後方からのロングボールにうまく合わせた達也が、ダイレクトボレーで先制ゴール。

そこからは、ほぼレッズペースで試合が進む。中盤で出足良くボール奪取、前線で跳ね返されても、すぐにルーズボールを拾って二次攻撃と、良い時のレッズの試合振りとなり、30分過ぎに達也が二点目ゲット。このまま祭りに突入かと思ったのだが、追加点は奪えずに前半終了。

後半、攻めるしかないベルマーレは、サイド攻撃を主体に、かなりアグレッシブに向かってきたが、フィニッシュの形は作らせない。

15分過ぎに、永井に代えて岡野投入。カウンター要員としては効果的な交代かと思ったが、お互いにやや手数をかけての攻め合いになったこともあり、カウンターの場面そのものが少なかったのが残念。

30分過ぎには、内舘に代えて坪井投入。ボールに触る機会は少なかったが、元気そうな姿を見られて安心、安心。

40分過ぎには、長谷部がやや強引なミドルシュートを放ち、これがGKの脇の下を抜けて三点目。これで実質的にはゲームセットとなっった。

長谷部の得点直後に、その長谷部に代えて、横山を投入するも、その後は特に見せ場もなく、試合終了。

CSの直後だけに、リズムが掴めずにずるずると・・・というパターンを心配していたのだが、エメや闘莉王がいないせいか(笑)、なんだかまるで実直な事務員が、溜まった仕事を片づけるがごとくのマジメな試合ぶりでの勝利であった。

さて、これで次はFC東京戦。ナビスコの借りをどう返すのか、楽しみにしていよう。その後準決勝を片づければ、決勝ではいよいよ・・・え? マリノス負けちゃったの??(驚)

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ココログ機能修正

既にあちこちで話題になっているが、ココログの画像アップロード機能が修正された。(お知らせはこちら)

特に凝ったことをしているわけではないので、それほど影響は感じないのだが、それでも、デフォルトで画像をアップしようとすると、勝手にサムネール作られたり、ポップアップ指定になったりしちゃうのは、ちとうるさったい。そうなりたくなければ、「標準設定」のチェックを外せばいいわけだが、それってなんか逆じゃないだろうか?(デフォルトでは何もしない、のほうが良いのでは)

まあでも、それはそれで、慣れるしかないわけだが、気になったことがひとつ。

今年1月のblog開設以来、ほぼ200件ちょっとのエントリーを書いてきたのだが、画像はどう多めに見積もっても、数十枚(せいぜい50枚ぐらい) にもかかわらず、現時点でのファイル容量はなんと4.8MBである。たぶんこれは、サイトデザイン(つーか、テンプレート)から何から、全てひっくるめての容量だろうから、今後の増加ペースはそれほどでもないと思いたいが、将来に向けて心配は心配である。

別館を建ててあるエキサイトのほうは、文章量は少ないものの、エントリー数は約300件。画像も、間違いなくこちらより多くアップしてあるが、管理画面で見る限り、ファイル容量はわずかに0.9MBである。

両者のシステム的な仕組みとその違いを、完全には理解しないまま、あんまり安易な比較をしてはいけないんだろうが、それでもこれはちょっと気になるデータである。

そうそう、画像アップロード機能のことで書き忘れていたが、「お知らせ」でも触れられている通り、「使い方ガイド」や「ココログナビ」では、旧方法が堂々と示されている(汗)  新規にココログ開設する人々は、混乱したりしないんだろうか?

よくわかんないが、とりあえず頑張れ>ココログスタッフ

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vs.Fマリノス(CS第二戦)

reds1211a

第一戦 レッズ 0-1 Fマリノス
第二戦 レッズ 1-0 Fマリノス
 延長  レッズ 0-0 Fマリノス
 PK   レッズ 2-4 Fマリノス

埼スタへは電車で出かけたのだが、17時半頃に東川口駅に着いた時には、既に駅は大混雑。浦和御園駅からスタジアムまで、約1kmの道のりも、とにかく人、人、人。屋台も多かったが、最近はエスニックなメニュー(シシカバブとか、タイラーメンとか)が出てるのだな。バチもんのユニフォームや、同じくバチもん(というか、由来不明)のマフラーを売る連中。ほんの数人のダフ屋。千人に一人ぐらいの割合で(笑)見かける、青いユニフォーム姿。スタジアムの自席に着くまで、わくわくしっぱなしだった。

ゴール裏からの呼びかけに応じて、メイン観客もスタンディングで「ウォーリアー」を斉唱し、凄まじいテンションの高さでキックオフ。

今回は、あえて達也を外し、エメと永井の2トップに、暢久のトップ下。右サイドには平川という布陣。その平川、素晴らしい出足の良さでドゥトラに対峙し、実にいい仕事振りだった。

マリノスとしては0-0で充分なわけで、第一戦以上に徹底したロングボール作戦。前の試合では内舘が狙われてしまったのだが、この日はネネが落ち着いて対処しては、次の攻撃につなげるという展開で、試合開始15分は完全にレッズの支配下にあった。ここで一点取っていれば、間違いなくカーニバル状態になると思われたのだが、マリノスの相変わらずの強力ディフェンスに、どうしてもゴールが割れない。

前半20分過ぎぐらいから、ゲームは膠着状態に陥る。逆に、啓太のところでボール捌きに時間がかかると見抜かれ、そこを狙われてしまい、うまく攻撃の形が作れないばかりか、逆襲をくらう場面もあった。

前半35分あたりから、再びペースがレッズに傾き、アルパイの惜しいヘッドなどもあったのだが、このまま終了。

後半開始早々、この時間帯を狙ったと思われるマリノスの攻勢があったが、これをなんとかしのぎ、平川に代えて達也投入。第一戦ではほとんど仕事をさせてもらえなかった達也だが、この日は精力的に前線を走り回り、いいリズムを創り出していた。

その達也とエメのコンビネーションから、エメが決定的な裏への飛び出しを見せたところを、中西がファウルで止め、一発退場。そこで得たFKを、アレックスが直接決め、トータルで同点。これでほとんど全てのレッズサポーター(僕も含め)は、「行ける、逆転できる」と信じたに違いない。

しかし現実はそうならず、レッズが押し込み続けはしたが、追加点は奪えない。ロスタイムに闘莉王がドンピシャのヘディングシュートを放ったのだが、これもGK正面で、とうとう後半終了。

延長前後半の内容は良く覚えてない(笑)のだが、エメが退場となってしまったあたりで、選手もサポーターも、精神的に力尽きた感じだった。(もちろん、ゴール裏を含めて、コールは最後の最後まで素晴らしかったが、それにしても)

PK戦まで持ち込まれては、やはりレッズが不利だったろう。どう考えても、マリノスのほうが気楽に蹴れるに決まっている。おまけに、レッズはナビスコ決勝もPKで敗れているわけで、プレッシャーがかからないわけがない。案の定、慎重に蹴った闘莉王と長谷部のボールは止められ、マリノスのキッカー4人は、全て決めてきた。(マリノス最後のキッカーはドゥトラ。蹴る直前でタイミングをずらし、山岸が右へ飛ぶのを見切ってから、おちょくるようにゆるいボールを、逆サイドに転がしてきた。いつの日か、サッカーの神が、彼に天罰を下さんことを)

結局は、「これしかない」という展開でタイトルを奪われてしまった。ナビスコ決勝のPK負け、自力優勝がかかった駒場の名古屋戦敗戦、そして今回のチャンピオンシップと、大事な試合をことごとく落としたレッズ。でも、もしかしたらこれで良かったのかもしれない。レッズというチームに、「老獪」だの「狡猾」だのという言葉は似合わない。圧倒的な迫力で、常に相手を攻め倒す今のレッズのサッカーには、一発勝負が向いていなかったというだけのことだ。

我々には、いつでも「次」がある。

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「行人」

夏目漱石「行人」(ちくま文庫版全集第7巻所収)を読んだ。

前作の「彼岸過迄」と、次作の「こころ」と共に、後期三部作と呼ばれる本作品だが、文庫本で約420頁という分量にちょっと驚く。

作品は四部構成になっていて、それぞれ「友達」「兄」「帰ってから」「塵労」と題されている。

冒頭の「友達」を読む限りでは、語り手の二郎をめぐる物語に思えるのだが、実際は二郎の兄、一郎が小説の中心人物であり、二郎はその観察者である。

「友達」では、二郎の友人・三沢の入院生活と共に、三沢の過去のエピソードなどが描かれるのだが、一部は物語後半に影響を及ぼすものの、ほとんどはこの章だけの話である。(もちろん、無駄ではないが) 漱石自身の大病の後でもあって、病院模様を書きたかったということなのかもしれない。

従って、小説としては、「兄」以降の三編構成として見たほうが、すっきりする。語り手が関心の対象(ここでは一郎)と直接接する期間を経て、二郎の転居により一郎と距離を置く時期があって、最後に一郎の友人・Hさんからの手紙よって、一郎の様子が伝えられるという構成は、ほぼ「こころ」と同じである。

一郎という人物は、知性と教養ある、大学の講師ではあるが、恐ろしく神経質な人間でもある。彼自身は、決してエゴイスティックな振る舞いをするわけではないが、「自我」についての意識があまりに鋭敏なため、自分の妻を心から愛し、信用することができない。(弟に、自分の妻の貞操を試させようとさえする) 妻のみならず、世間一般、あるいは自分自身に対してさえ、違和感を意識し続けているのだ。懊悩の挙げ句に、Hさん相手に、こんな告白をする:

「死ぬか、気が違うか、それでなければ宗教に入るか。僕の前途にはこの三つのものしかない」

漱石のこれまでの作品では、登場人物が何らかの背徳(友人の恋人を奪う、というような)を為したうえで、エゴイズムの問題に思い悩むわけだが、一郎の場合は、彼の言葉を借りれば、「人間全体の不安を、自分一人に集めて、そのまた不安を、一刻一分の短時間に煮つめた恐ろしさを経験している」のだ。

作品全体として見ると、思わせぶりな展開のわりには、ほとんど事件らしい事件も起こらないし、Hさんの手紙による終章でも、それが何かの解決になっているわけでないのが、やや物足りない。しかし、描かれるいくつもの小エピソードはそれぞれ面白く読めたし、Hさんの手紙による一郎の心情の開示も、一種の謎解き的な面白さに満ちている。読みでのある名品ではあろう。

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初冬ゴルフ

golf1206a

仕事関係の某組合にて、忘年会をかねての一泊旅行があったのだが、恒例により、二日目は懇親ゴルフ大会であった。

今回のコースは、鬼怒川森林カントリークラブ。平成元年開業という、まさにバブル絶頂期の産物であるが、そのおかげというか、山の上のコースながら、うまくフラットに作ってあり、とても良いコースだった。もっとも、フラットなのはいいとして、ちょっと水はけが悪かったのが残念。靴が泥だらけになってしまった。グリーンは広めのワングリーンで、かなり早かったが、遅いよりはずっと面白い。

平日だったため、プレーフィーも比較的安かったのだが、その分、レストランの値付けが立派。「仔羊の首肉ローストなんたら、プロバンス風かんたら」(適当)で2,290円ナリとか、そんな感じ。

スコアのほうは、相も変わらず低空飛行で、54、54の108。オヤジギャグ的に言うと、「一足早い除夜の鐘」であった。

12月はさすがに日々慌ただしいのだが、何故か年内にあと一回、ラウンドが予定されている。もう少しまともなスコアで、一年を締めくくりたいものである。

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vs.Fマリノス(CS第一戦)

レッズ 0-1 Fマリノス(TBSにて観戦)

マリノスのプラン通りの試合運びに、見事なまでにはまってしまった第一戦であった。

2ndステージでの対戦時と同じく、レッズのFW三人を押さえ込むと同時に、彼らへのパスの出所を早いタイミングで追い込む戦法で、レッズに攻撃の形を作らせてくれない。エメや永井が、何度か個人技による突破を試みるが、これも二人がかりで押さえられてしまい、何回かに一回、ファウルをもらうのが精一杯だった。

打開策としては、セットプレーか後ろの選手のミドルシュートぐらいしかなかったわけだが、どちらもシーズン中はそれほど成功率が高くなかったわけで、こういう大一番で、それが簡単に決まるほど、サッカーは甘くないということか。

一点取られた後で、達也を下げて岡野投入。同時に暢久がトップ下に入り、フォーメーションを変えてきたことで、それまで守備に追われていた長谷部が、前に出られる場面が増えてきた。その後、レッズがリズムを掴みかけたようにも見えたのだが、結局そのまま守りきられてしまった。

一点ビハインドの第二戦、残り90分。マリノスとしては、今日と同じ戦法で盤石と考えているだろう。アウェイの埼スタ、恥も外聞もなく、ひたすら守って、ロングボールorカウンターとなるのは間違いない。

相手がどう出るか分かっていながら、その打開策を見い出せずにいるレッズだが、果たして次戦までの5日間で、何かヒントを掴めるだろうか。

「ここ一番に弱いレッズ」から決別する、最後にして最大のチャンスだ。

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「サティ・ファンタジー」

サティのピアノ独奏曲は、多くのピアニストが何種ものCDを出しているが、この「サティ・ファンタジー(第3集)」には、彼の器楽曲のピアノ連弾版が収録されている。

ピアノは島田璃里と徳岡紀子。メインは島田璃里のほうで、CDのタイトルにも、彼女の名前が使われている。

1曲目の「ソクラテス」は、J.ケージによって編曲されたもの。器楽曲版と聴き比べると、曲のシンプルさと共に、微妙な和音の使い方が浮かび上がってきて、とても面白い。

2曲目の「パラード」と3曲目の「家具の音楽」は、一部分を覗いて、作曲家・山口博史がこのアルバムの為に編曲したらしい。器楽曲版を未聴なので比較できないが、サティらしい諧謔を表そうとする意思を感じると共に、聴いていてとても楽しい音楽に仕上がっている。

最後は島田璃里のソロで、「ヴェクサシオン」。「手持ちのオーディオ装置で、840回のリピートを設定してください」との指示が書いてある(ウソ) 冗談はともかく、楽譜指定による反復はその840回で、マジで演奏すると18時間以上かかるんだそうだが、島田璃里はその全曲演奏を過去に数回やってのけているらしい。恐るべし。っつーか、単にシャレが分かってないだけか?(暴言)

サティの器楽曲を、よりサティっぽい雰囲気で楽しめるという意味では、なかなか好企画のアルバムである。廃盤が惜しまれる。

ところで、エキサイト・ミュージックとやらで、このアルバムを扱っているのを見つけた。ダウンロード販売ってことだと思うのだが、アルバム一枚分で3,066円は安いのか、高いのか。ちなみに、オリジナルCDの価格は3,200円(税別)である。

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「オールド・ボーイ」

オールド・ボーイ」(12月1日、有楽町スバル座)

映画の日だったので、少し早めに劇場へ。既に入場待ちの列ができていたので、ちょっと焦ったが、席取りに困ることはなかった。上映開始時の入りは、劇場の8割ぐらいだったろうか。

2004年のカンヌで、グランプリを取った作品(パルムドールは、「華氏911」)ということ以外、ほとんど予備知識無しで観たのだが、これは正解だった。

※以下、ネタバレはしないが、できるだけ予備知識無しで観たほうが楽しめる作品だと思うので、それだけご留意を。


ある日突然拉致され、その後15年にわたって監禁された後、再び突然解放された主人公、オ・デス。「誰が」「何のために」15年もの間、自分を監禁したのか。失われた家族(ある事情により、会えなくなっている)と15年という歳月を償わせるための、彼の復讐劇が始まった。解放後に出会った女・ミドや、唯一再会できた旧友の力を借り、ようやく真相に辿り着きはしたが、そこで明らかになったのは、デスに対して仕掛けられた、凄絶な罠だった・・・

とまあ、ストーリーはこんな感じ。それにしても、このシナリオを思いついた奴は鬼だな、と思ったら、なんと原作は日本の同名劇画
(原作・土屋ガロン、画・嶺岸信明。但し、設定のいくつかと結末は、原作と映画で異なるらしい)だった。

突拍子もない設定ながら、冒頭で大きな謎を提出して、観る者の思考を引きつけ、そのあとも、「謎の解決に近づく」→「新たな謎の提示」→「更なる謎解き」というパターンで走り抜ける、このドライブ感が素晴らしい。独特の映像感覚と演出、歪んだユーモア、安っぽく軽薄な、それでいて印象深い音楽と、細部まで良く作り込まれた映画だと思う。カンヌのグランプリも、充分納得がいく。

終盤、罠の正体が明らかになる場面は衝撃的。観ていて、思わず声を上げそうになった。その後の結末は、謎めいた曖昧なものになっているが、それも監督の狙いなのだろう。救いようのないストーリーだけに、ラストのほのかな明るさが、妙に心に沁みる。

しっかりと作られた、秀作である。

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検索ワードランキング(11月度)

なんだか、リーグ最終戦を終えたら、気が抜けてしまったようで、blog更新にも身が入らずにいた。いかんいかん、ぼちぼちCSモードに切り替えなければ。

ってことで(?)、11月度の検索ワードランキングは、次の通り;

第一位 お宮参り
第二位 髭剃り
第三位 夏目漱石

常に上位の「お宮参り」だが、そうか、11月は七五三があったのだな。でも、七五三でも「お宮参り」って言うんだっけ? てっきり新生児のお参りにのみ、使われるんだと思っていた。年末から年始にかけては、初詣があったりするから、12月以降も上位をキープしそうである。

でもって、第二位も常連ワードなので、コメント略(笑) あ、そうだ、レッズの坪井がCMに出ている、ビオレの洗顔フォーム(シェービングまでできる)を使ってみたのだが、シェービングクリームとしては、あまり使い心地が良くない。なんだか石鹸で髭を剃ってるみたいだ・・・って、その通りなんだが。おお、なんかちょっぴり役立ちそうな文章かも。

三位の「夏目漱石」だが、もっと下位のほうに、個々の作品名が見られる。なんだか、漱石が密かなブームとかいう話もあるし、これから検索が増えていくのだろうか。

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