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「超能力部隊」

超能力部隊(冒険ファンタジー名作選 14)
ロバート・A.ハインライン作・矢野徹訳・琴月綾絵

ファン待望の岩崎書店「冒険ファンタジー名作選<第2期>」からの一冊。先月死去した、矢野徹大人が翻訳(翻案)を手がけている。

ストーリーについて書くと、読む興味が半減してしまいそうなので、やめておく。

それにしても、淡々とした文章ではあるものの、描かれる世界は悪意と暴力に満ちていて、驚かされる。とにかく、ばんばん人が死ぬ(汗)  いくら名作とはいえ、これを今の時代に復刊させるのは、かなりの英断である。

しかし、こんなもん子供に読ませていいのか? なんて、かつて自分が子供だった頃に、この本に感銘を受けた人間が言ってはいけない(笑)  死と暴力は、現実世界のあちらこちらにあるではないか。読みとるべきは、そういう枝葉ではなく、自らの命を懸けて、究極の「悪」と戦う人々の姿であり、それをサスペンスフルに物語る「小説」の面白さなのだ。

作品そのものも面白かったが、ハインラインの紹介と共に、彼の愛する「宇宙の戦士」を礼賛した、矢野徹のあとがきも秀逸。

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