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サティ「ソクラテス」

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サティ月間ということで、ここ数日、繰り返し「ソクラテス」を聴いている。

吉田秀和「LP300選」の中で、この曲を紹介した箇所がとても好きなので、引用してみる:

これは、なんとも静かで透明な抑制の音楽である。「この一見なんの奇もなく、オスティナートとオルゲルプンクトの上に横たわる静的で垂直的な音楽語法は、フランスの新古典主義の綱領となった」とシュトゥッケンシュミットはかいている。

この文章に付け加えることも、特にないのだが、最初に聴いた時に、歌にだけ耳を奪われていたのが、背後のオーケストラに耳を傾けて聴き直してみると、この曲の滋味が滲み出てくるような気がしてきた。

聴けば聴くほど、味わいの出る音楽である。

カップリング(フィルアップっていうの?)は、「メルクリウスの冒険」。こちらはバレエ音楽だが、ダンスミュージックっぽく、軽快で俗っぽい音楽を交えながら、楽しく仕上げた曲である。「ソクラテス」と並べて聴いてしまうと、さすがにちょっと物足りないか。

リンクを貼ったのは、先般入手したデルヴォー/パリ管のCD。他の演奏と聴き比べてはいないが、実直な演奏振りが好もしい。

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