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「ゴジラ」

ゴジラ」(NHK-BSにて)

ゴジラを観るのは、三回目ぐらいだろうか? 一回目は子供の頃、テレビで。二回目は社会人になってから、何度目かのリバイバル上映を、日比谷で。そして今回である。

この「ゴジラ」の製作年度は、1954年(昭和29年)。終戦からまだわずかに9年であるが、映画の中での銀座は、既に大繁華街だし、庶民は暑気払いに、船上ダンスパーティーをしてたりする。まさに「奇跡の復興」であろう。

しかし、そこに登場したゴジラは、一片の感情も無く(あたりまえだ)、まったく無目的に、東京を破壊し、人々を殺戮する。これが「恐怖」でなくて、何だと言うのか。

「ゴジラ」で描かれたのは、空襲や原爆の悪夢の再現であると同時に、その悪夢を早くも忘れ去ろうとしながらも、さらなる悪夢を生み出す兵器(この当時なら水爆)の開発に狂奔する人類の愚かさだ。

少々ストレートに過ぎるメッセージを発しながらも、映画全体を、ゴジラという怪物がもたらす災厄の物語として仕立てたことで、見事な作品になっていると思う。(従って、ゴジラ以外の怪獣が出てくる作品は、どれもつまらない。「平成ゴジラ」は論外)

余談だが、一緒に観ていた娘(小四)は、ゴジラが登場する中盤まで「つまんない」を連発していたが、ゴジラの二度目の上陸&東京破壊あたりでは、それなりに満足した様子(笑)  今回観てみて、この「ゴジラ」は、本当に大人のための映画なのだな、と思った。

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ゴジラは日本映画の傑作の一つだ。反戦・反核映画としてのメッセージもひときわ高い傑作だ。ゴジラシリーズは、一応、子供の頃から一通り見たはずだが、初代ゴジラは抜きん... [続きを読む]

受信: 2004.11.16 01:55

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