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2004年11月

vs.サンフレッチェ

レッズ 1-0 サンフレッチェ(埼玉スタジアム2002)

今年度のリーグ最終戦であったわけだが、既に優勝を決めているにもかかわらず、埼スタは52,000を越す大入りとなった。

とはいえ、やはり優勝が決まっていることからか、観客の顔は、試合前から一様に明るい。言ってみれば、凱旋試合を楽しみに来たとでもいうような気分に、スタジアムが満ちあふれていた。そう、レッズサポーターにとっては、こんな気持ちで最終戦を迎えるのは、初めての経験なのだ。

前節の柏戦では、大幅に選手を入れ替えての大勝だったが、この試合では、アレックスが平川に代わった以外は、現時点でのベストメンバー。エメの1トップに、達也と永井の2シャドーである。

どんな試合になるか・・・と思う矢先に、ネネがあっさり退場。処理の難しい浮き球だったとはいえ、最終ラインであのミスはちょっと軽率。その後のファウルも、プロフェッショナル・ファウルと呼ぶには、少々品がない。

これ以降、およそ85分間を10人で戦うことになったわけだが、この試合に限っていえば、引き締まったいいゲームになったと思う。

サンフレッチェのほうは、レッズの攻撃陣に対して、マンマークで対応。前半はこれが良く機能していて、FW陣はほとんど仕事をさせてもらえなかった。ただ、ネネの退場で数的優位になったにもかかわらず、試合開始時点と同じように守備的に試合を進めるというのは、どういうことなんだろう? 他のプランを考えてなかったのか??(笑)

前半終了間際に、足を痛めたらしい啓太に代わって、酒井投入。その後はお互い、大した見せ場もなく前半終了。

後半に入って、一人少ないレッズが、アグレッシブに試合を進め出す。エメがサイドに流れてボールを受け、そこから中へ、あるいは逆サイドへ、という展開が続いたが、その流れ中で得たFKで、アルパイや闘莉王が前線へ上がって来る。そのFKは不発だったのだが、いったん自陣ゴール近くまで押し返されたボールを、またまた押し返して、右サイドからきれいにゴール前にクロスが送られる。達也がちょっと触ったようにも見えたが、とにかくゴール正面に転がったボールを押し込んだのは、エメではなくて、なんと闘莉王(!)

つまり、その前のFKが不発に終わった後に、すぐにDFラインに戻らなくちゃいけなかったのを、野生の勘なのか、単に前にいたかっただけなのか分からないが、そのまま前線に残っていたら、目の前にボールが来たというゴール。そりゃ、サンフレッチェDFだって、ノーマークにしちゃうってば。

その後、最後まで一人少ないことを感じさせないプレー振りで、押し気味に試合を進めはしたが、結局1-0で終了。順当といえばあまりに順当な結果であった。

ネネ以外の10人も、交代で入った酒井と内舘も、集中を切らさずに、良く走り、良く守った。達也と永井(特に達也)は、なんとかエメに得点させたかったようだが、むしろ自分たちがゴールを狙ったほうが、エメが活躍しやすくなったかもしれないので、ちょっと残念な気がする。

ホーム最終戦ということで、試合終了後に場内一周セレモニーがあったが、拍子抜けするほどあっさりしたもの。これはつまり、今週末にはCSがあるということをふまえての、選手とサポーター双方の、決意の確かめ合いみたいなものだったのかもしれない。

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「聖なる嘘つき~その名はジェイコブ」

「聖なる嘘つき~その名はジェイコブ」(NHK-BSを録画)

「ライフ・イズ・ビューティフル」を観たロビン・ウィリアムズが、自分も同じシチュエーションで映画を作ってみたい・・・と思ったのではなかろうか。(この映画の製作総指揮は、そのロビン・ウィリアムズ)

第二次大戦中のポーランド、ユダヤ人ゲットーといえば、つい最近では、「戦場のピアニスト」で、その悲惨さが描かれていた。その日を生き延びることだけでも困難ななか、いつ強制収容所に送られるかも分からないという、精神的に極限状況におかれたその場所で、小さな嘘とささいな誤解とをきっかけに、思わぬ方角へと転がる物語が描かれている。

主役を演ずるロビン・ウィリアムズからは、「俺だったら、こんな物語にしたいんだ」というような気概が伝わってくる。悲惨な日常の中にあって、どうしても冗談や馬鹿話をして、笑い事にしてしまうというキャラクターと、その性格故に巻き込まれるトラブルと、その解決方法は、まさにロビン・ウィリアムズならではだと思う。

重ねた嘘の挙げ句の、主人公の辿り着く結末は、予測可能かつ不可避なものとはいえ、観る者には少なからずショッキングである。それゆえ、映画の真のラストにおける、笑い出したくなるような馬鹿馬鹿しくも明るいシーンで、観衆は素直に「救い」を受け入れられるのだろう。

ユーモアの力、希望(それがいかに小さくとも)の力、そんなものを信じさせる作品であった。

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「合成怪物の逆しゅう」

合成怪物の逆しゅう(冒険ファンタジー名作選 17)
レイモンド・F.ジョーンズ作・半田倹一訳・山田卓司絵

何度か書いたが、「SFこども図書館」(岩崎書店)のラインアップ中、最も復刊の希望が多かった「合成脳のはんらん」が、「合成怪物の逆しゅう」として復刊された。

復刊ドットコムに寄せられたコメントを見ると、「これぞトラウマSF!」みたいなのが多いのだが、SF作家・大森望も、同じような趣旨で一文をものしている。(「地上でもっとも凶々しいSF」 ただし、思い切りネタバレなので、ご注意あれ)

この作品、僕自身は今回が初読であったわけだが、いやぁ、いいんすか、こんな作品子供向けに出版して?(汗)

超能力部隊」もそうだったが、原作は基本的に子供の読者など想定していないわけだが、それでもジュブナイル化担当者が、作品の持つ凶暴さや禍々しさを手加減することなく残したのは、賞賛に値する。

肝心のストーリーだが、基本の設定からして驚愕ものなので、ここでは触れずにおく。興味のある方は、なんとか入手して読んで戴きたい。

読んでみて、これは「1984年」的世界を、別の面から描いたのではないかと思った。あるいは、「マトリックス」的世界の先駆、とでも言えるか。いずれにせよ、「トラウマSF」と呼ばれるに相応しい名作である。

「命の大切さ」や「友情の尊さ」、あるいは「愛と勇気と冒険」みたいな、今時の大人にウケがいい作品ばかりが、子供向けに出版される中、このシリーズは異彩を放っている。しかし、こういう作品群こそ、真のエンターテインメントだろう。「子供向けらしいから」と勘違いして、図書館にセットで揃えてくれる小学校が、一つでも多くありますように(笑)

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「不要論」不要論

レッズが優勝したら、なんだか気が抜けてしまったのか、風邪をひいてしまった。

Blogのほうも、記事を書くよりも、あちこちのレッズサポ系blogを巡回しては、しみじみと優勝の喜びを噛みしめたりなんかしてたんであるが、いい加減、現実に戻らねば(汗)

・・・という前フリとは何の関係もないのだが、昨日(23日)の新聞で、ちょっといい記事を見つけた。

朝日新聞のスポーツ欄に、ジェフ市原のオシム監督が、「オシムの提言」というコラムを書いている。今回の内容は、巷で聞こえる「中田英寿不要論」に対して、自分は同意しないというもの。

書いてあることは至極真っ当で、特にどうこう言うことはないのだが、気に入ったのは、次の一節:

誰かを「不要だ」などと言う人間は、いつか自分もそういう立場に陥るようになる。人生とはそういうものだ。その時、自分はどう感じるか、考えてみるがいい。

いいなあ。オシムらしく、味わいのあるひと言である。

選手や監督・フロントに対して、岡目八目で好き勝手なことを言えるのは、サポーターの特権ではあるけれど、少なくとも「○○不要論」のような、デリカシーに欠ける発言は慎もう、と殊勝にも思ったのであった。

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vs.グランパス、そして優勝

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レッズ 1-2 グランパス

スタジアムに到着すると、イスの上に紙吹雪用の新聞紙(はがき大)と、白い紙テープが置いてあった。紙吹雪は自分用のを準備していったが、量が増えるのはありがたい。それにしても、紙吹雪作りの大変さは、今回やってみて初めて分かった。指定席分まで用意してくださった方々に、心から御礼を言いたい。

さて、「優勝を意識せず」、「いつも通りのサッカー」をやるはずだったのだが、さすがにそういうわけにはいかなかった。

出だしこそ、まずまずのリズムで攻撃を繰り返しはするが、なかなか決定的な形を作れない。相手DFが引き気味に守っていたせいもあるが、それ以上に、レッズのプレー姿勢が慎重過ぎたような気がする。悪いときの特徴だが、必要以上に、丁寧に、きれいに決めようとしてしまっていた。

結局、カウンターから闘莉王がうまくかわされ、中へ折り返されたところ、マルケスにあっさり先制されてしまう。その後も、なんとなくちぐはぐなまま、前半終了。

後半開始早々も、アグレッシブな姿勢で臨んだものの、どうにもいい形でフィニッシュに持ち込めない。なんとか打ったシュートも、ことごとく楢崎に止められてしまう。

流れを引き寄せられずにいるうち、信じられないミスが次々に出て、スタジアムの雰囲気が思い切り悪くなる。この時間帯は、とても優勝がかかった試合の雰囲気ではなかった。

最初の選手交代は岡野。長谷部との交代だったのだが、これはどうだろう。まあ、FWの三人を代えたくなかったのは分からないでもないが、これで更に中盤が手薄になってしまったのは否めない。

この交代直後に、またもやDFの連係ミスから失点。ここまでの試合内容から考えて、到底逆転が期待できる流れではなかった。

さらにアレックスに代えて平川投入。今日のアレックス、決して悪くはなかったのだが、あまりに守備をおろそかにし過ぎていた。プレースキックにも、もう一つ精度を欠いていたし、もう少し早く交代させても良かったように思う。

ここに至って、ようやくレッズの攻撃が連係し始め、攻撃に厚みが出るようになった。残り5分を切ったところで、エメがPKをゲット。自ら決めて1-2とし、さらにその後、ようやく目覚めたかのように、猛攻が繰り広げられはしたのだが、結局そのまま試合終了。

この時点で、スタンドのあちこちから、「ガンバが負けたぞ。優勝だ!」という声が聞こえてきた。とはいえ、どう喜んでいいか分からない状態で待っていると、数分後、ようやく場内アナウンスでレッズの優勝が告げられた。そこでようやく、配られていた紙テープを投げ入れ、拾い集めてあった紙吹雪を、再びまき散らしたのであった。

今季ワーストと言っていい内容の、自滅のような形での敗戦。しかし、結果として得られたのは、初のステージ優勝だった。サッカーの神様は、右手でレッズの選手とサポーターを殴りつけ、左手で栄冠を授けてくださった。そう、自分たちはまだまだ強者ではないと思い知らせるために。そして、チャンピオンシップでの勝利こそが、真の栄冠だと思い出させるために。

でも、せめて今夜ぐらいは、勝利の美酒に酔ってくれ。本当の戦いは、まだ始まったばかりだから。

**********

追記 僕はメインスタンドにいたのだが、表彰式終了後、みんなで紙吹雪と紙テープ拾い。さっきまで「審判どこ見てんだ、ゴラァ」とか喚いていたオッサンが、いそいそと後片づけをする姿を見て、ちょっと胸が熱くなった。

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勝利を我らに

さっきからずぅっと、あちこちのレッズサポ系blogを見て回っていた。

どのblogも、内に秘めた熱い思いを、必死に押し隠しているかのように冷静だ。そして、そのどれもが、一編の詩のように美しい。

この歳で、こんなにわくわくドキドキできるなんて、思ってもみなかった(笑)

寝なくちゃ、な・・・

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サティ「ソクラテス」

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サティ月間ということで、ここ数日、繰り返し「ソクラテス」を聴いている。

吉田秀和「LP300選」の中で、この曲を紹介した箇所がとても好きなので、引用してみる:

これは、なんとも静かで透明な抑制の音楽である。「この一見なんの奇もなく、オスティナートとオルゲルプンクトの上に横たわる静的で垂直的な音楽語法は、フランスの新古典主義の綱領となった」とシュトゥッケンシュミットはかいている。

この文章に付け加えることも、特にないのだが、最初に聴いた時に、歌にだけ耳を奪われていたのが、背後のオーケストラに耳を傾けて聴き直してみると、この曲の滋味が滲み出てくるような気がしてきた。

聴けば聴くほど、味わいの出る音楽である。

カップリング(フィルアップっていうの?)は、「メルクリウスの冒険」。こちらはバレエ音楽だが、ダンスミュージックっぽく、軽快で俗っぽい音楽を交えながら、楽しく仕上げた曲である。「ソクラテス」と並べて聴いてしまうと、さすがにちょっと物足りないか。

リンクを貼ったのは、先般入手したデルヴォー/パリ管のCD。他の演奏と聴き比べてはいないが、実直な演奏振りが好もしい。

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ヘッドホンを買った

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ウサギ小屋での暮らしゆえ、深夜の映画や音楽の鑑賞に、ヘッドホンを使っている。

あまり音質を気にしないほうだったので、たまたま安売りしていたパイオニアの製品をずっと使っていたのだが、このところ調子が悪くなってきたので、買い換えることにした。

こんなときネットは本当に便利で、「ヘッドホンナビ」とか「イイ!ヘッドホン」とか、素晴らしく参考になるサイトがある。

と言いつつ、あまりに情報が多くて迷ってしまったので、とりあえずはエントリーモデルってことで、オーディオテクニカのATH-AD300を購入。店頭価格およそ5,000円ナリ。

さっそく使ってみたが、さすがにいい音を聞かせてくれる。各所の製品レビューでは、上位機種のAD500やAD700が高評価(というか、AD300なんか買うな、みたいに書かれている。シュン)であるが、僕としては、今のところかなり満足である。

音質も、言われるほど悪くないと思うのだが、何より快適なのは、その装着感である。開放型ゆえ、軽めなのは当然なのだが、適度なフィット感と安定感に、かなり感心。

それにしても、ヘッドホンも、まさにピンからキリまである。ハイエンドモデルは、将来の楽しみにしておこう。

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「ゴジラ」

ゴジラ」(NHK-BSにて)

ゴジラを観るのは、三回目ぐらいだろうか? 一回目は子供の頃、テレビで。二回目は社会人になってから、何度目かのリバイバル上映を、日比谷で。そして今回である。

この「ゴジラ」の製作年度は、1954年(昭和29年)。終戦からまだわずかに9年であるが、映画の中での銀座は、既に大繁華街だし、庶民は暑気払いに、船上ダンスパーティーをしてたりする。まさに「奇跡の復興」であろう。

しかし、そこに登場したゴジラは、一片の感情も無く(あたりまえだ)、まったく無目的に、東京を破壊し、人々を殺戮する。これが「恐怖」でなくて、何だと言うのか。

「ゴジラ」で描かれたのは、空襲や原爆の悪夢の再現であると同時に、その悪夢を早くも忘れ去ろうとしながらも、さらなる悪夢を生み出す兵器(この当時なら水爆)の開発に狂奔する人類の愚かさだ。

少々ストレートに過ぎるメッセージを発しながらも、映画全体を、ゴジラという怪物がもたらす災厄の物語として仕立てたことで、見事な作品になっていると思う。(従って、ゴジラ以外の怪獣が出てくる作品は、どれもつまらない。「平成ゴジラ」は論外)

余談だが、一緒に観ていた娘(小四)は、ゴジラが登場する中盤まで「つまんない」を連発していたが、ゴジラの二度目の上陸&東京破壊あたりでは、それなりに満足した様子(笑)  今回観てみて、この「ゴジラ」は、本当に大人のための映画なのだな、と思った。

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サティ月間

ファリャをさらっと聞き流して、お次はサティである。

例によって、作曲家名をキーワードに、ネットをうろついてみたところ、いくつか面白いサイトに辿り着いた。以下、順不同で紹介する:

まずは、そのものズバリの「エリック・サティ研究」で、サティの詳細な経歴、作品リスト、ディスコグラフィー、参考文献、リンク集と、恐らくここでサティの全てが分かるような気がする。まだ全て目を通してはいないけど。

サティの家」というのは、「ANAMNESIS」なるサイトの一部なのだが、サティ作品のオリジナルかつ詳細な解説(未完成ながら)が掲載されていて、読みでがある。

Saty-ic Dream」は、「CHAMULA'S Homepage」の一部だが、同じく作品リスト及び解説(一部)と共に、MIDIファイルがアップされている。

それから、こんなところも見つけてしまった。「エリック・サティの悩めるページ」 管理人の自己紹介を筆頭に、なんとも悩ましい(笑)サイトである。

他にもいろいろありそうなんだが、とりあえず今日はここまで。

先月手に入れた「ソクラテス」から聴き始めているが、評判通り、美しく透明な、「抑制の音楽」(吉田秀和)である。これについては、また改めて。

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頭のいい人の「人を動かす」42の方法

頭のいい人の「人を動かす」42の方法
デイヴィッド・テイラー著・山本雅子著

思いっきりベタというか、やたらと恥ずかしい書名であるが、本屋で立ち読みしてみたら、案外面白そうだったので、買って読んで見た。

改めて通読してみたのだが、確かに構成がちょっと凝っていたりはするものの、要するに「思考は現実化する」路線の本であった。やれやれ。

例えば、こんな文章:

あなたは驚くほどの天分、才能、能力を備えた、この世にたった一人しかいない存在なのだ。

・・・ありがたいお言葉である。

素直な気持ちで読み進めば、著者の励ましが心に沁みる・・・かもしれないが、うーん、どうしてアメリカンな自己啓発本(あるいはハウツー本)というのは、こうして宗教じみてしまうのだろう?

とはいえ、この種の本は、どこかで精神論を語るのが当然でもあるわけで、そういう意味では、いずれかの「宗派」に帰依するのが正しいのだろう。いろんな宗派の本を読み散らかしているようでは、功徳は積めず、福音も訪れまい。「何かの参考に・・・」程度の気持ちで読んでも、得るものは少ない。

古今の同種著作からの引用も多いので、一種のガイドブック的な読み方もできるとは思う。

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松山出張

一泊二日で、松山に出張してきた。

約束の時間より早めに到着したので、道後温泉駅まで行って、昼食がてらぶらついたところ、こんな光景が出迎えてくれた。

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「坊ちゃん列車」とマドンナさん。

いちおう、道後温泉本館をチェック。
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実物は初めて見たが、立派な建物である。ひと風呂浴びたかったが、時間が無かったので断念。

そこからもう少し歩いて、秋山好古の墓に詣でる。
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周囲には立派な墓がいくつもあり、墓碑を見ると、「二百三高地ニテ戦死」なんてのもあった。

先方との約束の場所まで歩いて行ったのだが、途中、「俳句の道」とかいう通りを歩く。道路のそこかしこに、俳句を刻んだ石碑が建っている。
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この石碑に刻まれていたのは、子規の二首。

「馬しかる新酒の酔いや頬冠(ほうかむり)」
「籾ほすや鶏遊婦(あそぶ)門の内」

その後、午後いっぱいかけて用件を済ませ、夜は同行者と食事。土地勘が無いので、ガイドブックのお世話になり、松山の繁華街・大街道にある、「居酒屋酒八本店」に行く。どの料理も美味しかったが、締めに頼んだ「さつま汁」が絶品。麦ご飯に汁をかけて食べるのだが、素朴かつ滋味深く、大変に美味であった。
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これが「さつま汁」over麦ご飯。

満腹&ほろ酔いでホテルへ引きあげ、その晩はぐっすり。翌日は昼の便だったので、それまで観光を決め込む。

まずは再び道後温泉本館へ。朝風呂代わりに、入浴してみることにした。観光用温泉みたいなものだが、施設の手入れも良く、気持ちよく風情ある「公衆浴場」を味わえる。

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これは二階にある休憩室(大部屋)。風呂からあがると、お茶と煎餅が出てくる。

三階に上がると、「坊ちゃんの間」と称した部屋があり、写真やら書画やらが飾られている。
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道後温泉の後は、天気も良かったので、松山城へ登ってみた。
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「松山や秋より高き天守閣」(子規)

駆け足ではあったが、あちこち見られて良かった。仕事もちゃんと終わったし、いろんな意味で実り多い(笑)出張であった。

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ナビスコ敗戦、その後

ナビスコ杯決勝について書いた記事に、3件ほどトラックバックを戴いた。

1件は、毎度お世話様の浦和御殿さんで、恐らく全試合(もちろんアウェーも含む)をご覧に行っているであろう、強力な赤サポさんである。blogの記事も、その速報性と内容の的確さに、いつも感心させられる。

あと2件のうち1件は、こちらもいろいろお世話様のCLASSICAさんである。こちらはマリノスサポさん(のはず)だが、今回は中立的な立場ながら、FC東京の優勝にシンパシーを感じておられる様子。

で、残りの1件は、そのCLASSICAさん経由で存じ上げていたガーター亭さんであるが、こちらは真性の青赤サポさんでいらっしゃるご様子。FC東京の優勝を賀しつつ、恐縮ながら、当方の記事なんかにも触れて戴いている。

というわけで、みなさんトラックバックありがとう。

・・・しかし、青赤よりの方々からトラックバックを戴く、赤サポ系blog(ここね)ってどうよ?!って気がしないでもない(複雑)


追記 念のため書いておくが、最後の数行は、単なる八つ当たりである。寛容を旨とする当blogでは、他サポさんからのコメント&トラックバック、大歓迎である。いや、マジで(汗)

追記の追記 昨日(6日)の試合では、レッズがエスパルス相手に見事(?)な逆転勝ちを納め、優勝にまた一歩近づいた。へへん、ナビスコなんて、小せぇ、小せぇ←反省しないタイプの典型

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ファリャ週間

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ラヴェル月間をアンチクライマックスに終わらせて、ちょっとファリャなんか聴いてみた。もちろん有名どころの「三角帽子/恋は魔術師」である。

デュトワのこのCDを買って以来、久しぶりに聴き直してみたのだが、いや~、ほんとに楽しい曲&演奏だ。

描写的でありながら、技巧に寄りかからずに、音楽そのものが生き生きと鳴っている。「三角帽子」のエンディングなんて、実にエキサイティング!  一方の「恋は魔術師」も、ミステリアスな雰囲気とスペイン風味がうまく混ぜ合わされた、実に味わいのある佳曲。

両曲とも、是非生演奏で聴いてみたいものだ。バレエだと、更に楽しめるのだろうか?

聴いていて思ったのだが、ファリャといいラヴェルといい、今の時代に生きていて、映画音楽を書かせたら、大変なことになっていそうだ。いや、そうでもないかな(笑)

ファリャについては、CLASSICAのこのへんあのへんに、熱いレビューがアップされている。是非ご一読を。

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vs.FC東京(ナビスコカップ決勝)

レッズ 0-0 FC東京(フジテレビ)
(PK 2-4)

前回のリーグ戦での対戦同様、東京は守備的というか、レッズの長所を潰しにかかる作戦で来たわけだが、ボールを奪ってからの攻撃は、前回よりも遙かに鋭く、チーム全体の強い「意志」を感じさせる出足だった。

もっとも、レッズとしても、むしろそのほうがリズムが作りやすかったようで、ジャーンが退場する前半30分までは、攻守の切り替えが早い、ハイテンションのサッカーが展開された。

この試合の最大のポイントは、そのジャーンの退場で、そこからのゲームプランの立て直しと共に、選手達のメンタリティーのメンテナンスが、明暗を分けたと言えようか。

守備で効きまくっていたジャーンが消えたことで、レッズの中盤に余裕が生まれたのはいいが、そこからリズムが崩れ始め、後半15分過ぎまで、ペースを掴めないままとなってしまった。一方の東京は、ジャーンの退場でゲームプランが明確になり、強い精神力と出足の速さで、むしろ優位に試合を進めることとなった。

後半15分過ぎには、さすがの東京も足が止まり始め、そこからはほぼ一方的にレッズが押しまくるが、エメルソン、達也共に精細を欠き、打つシュートが全て止められてしまう。

延長に入ってからは、ほとんどレッズのフォーメーション練習のような状態で、一方的な攻撃状態が続いたのだが、最後まで相手ゴールのネットが揺れることはなかった。

PK戦の結果については、どうしようもあるまい。ただ、外したのが、もう一つ波に乗りきれなかった達也と暢久だったあたりに、PK戦とはいえ、負けるべくして負けたという思いを感じてしまった。

リーグ初優勝のためにも、ここは勝っておかなければいけない試合だった。ここで負けると、マイナスのイメージが残るのみならず、リーグ優勝へのプレッシャーが、想像をはるかに超えて襲ってくることになる。「悪夢のシナリオ」が、現実のものになる可能性は、まだまだあるのだ。

「三冠」だなどと浮かれている場合ではなかった。今日の敗北が、「リーグ制覇のためのクスリ」となるか、はたまた「悪夢のシナリオの幕開け」となるのか。大いなる危機感をもって、次の清水戦に臨みたい。

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「超能力部隊」

超能力部隊(冒険ファンタジー名作選 14)
ロバート・A.ハインライン作・矢野徹訳・琴月綾絵

ファン待望の岩崎書店「冒険ファンタジー名作選<第2期>」からの一冊。先月死去した、矢野徹大人が翻訳(翻案)を手がけている。

ストーリーについて書くと、読む興味が半減してしまいそうなので、やめておく。

それにしても、淡々とした文章ではあるものの、描かれる世界は悪意と暴力に満ちていて、驚かされる。とにかく、ばんばん人が死ぬ(汗)  いくら名作とはいえ、これを今の時代に復刊させるのは、かなりの英断である。

しかし、こんなもん子供に読ませていいのか? なんて、かつて自分が子供だった頃に、この本に感銘を受けた人間が言ってはいけない(笑)  死と暴力は、現実世界のあちらこちらにあるではないか。読みとるべきは、そういう枝葉ではなく、自らの命を懸けて、究極の「悪」と戦う人々の姿であり、それをサスペンスフルに物語る「小説」の面白さなのだ。

作品そのものも面白かったが、ハインラインの紹介と共に、彼の愛する「宇宙の戦士」を礼賛した、矢野徹のあとがきも秀逸。

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豪州土産

親戚がオーストラリアへ旅行に出かけてきた。

お土産をいろいろと戴いたのだが、その中のひとつが、これ↓

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オーストラリアにステイした経験のある方なら、恐らくほぼ全員が知っているであろう、「Vegemite(ベジマイト)」である。

要するにジャムの一種というか、パンなどに塗るスプレッドで、オーストラリアの家庭での朝食では、まず間違い無くこの瓶を見かけるはずだ。

味は、経験した人にしか分からない凶悪なシロモノだが、慣れというのは恐ろしいもので、僕は案外好きである。焼き立てトーストにバターを塗り、さらにその上に、うすく控えめに(ここ大事)ベジマイトを塗ると、かなり美味しい。と思う(笑)

楽天でも買えちゃったりするらしいので、勇気のある方は、是非チャレンジを。もっとも、食べてみてどうなっても、当方では関知しませんので、悪しからず。

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上司は思いつきでものを言う

上司は思いつきでものを言う(集英社新書 0240)
橋本治著

僕自身は、どちらかといえば「思いつきでものを言う」側に属しているので、自己分析的な興味で、この本を読んでみた。

架空の「埴輪メーカー」の物語は、かなり良くできている。個々の場面も、いかにもありそうだ。

でもって、このへんを笑いながら読み進むと、いよいよ「思いつきでものを言う」土壌についての考察が、読者をあちらへこちらへと引きずり回す。儒教による解読やら、現代ビジネスマンが何故「幕末もの」や「戦国もの」を愛好するのか、といった考察に付き合わされた挙げ句、なんとなく結論めいた結びがあって、著者との小さな旅は終わってしまう。

「バカにせず、バカかもしれない可能性を考える」、或いは「バカにせず、バカではない可能性を考える」なんていう言葉は目ウロコだし、「(官僚達には)現場の声に耳を傾ける必要はない」という指摘にはびっくりさせられる。なんとなく結論めいた、「やせた現場を豊かにすることを考える」なんていう表現も、確かになるほどな、と思わせられる。

だが、ちょっと待った。結局読者は、著者・橋本治の「壮大(かどうかは知らないが)なる思いつき」に付き合わされただけではないのか? 「ほーら、思いつきだけでも、本の一冊ぐらいは書けるんだよ~」と著者がうそぶく姿が、想像できるようである。やられた。

読者の「程度」を試す、踏み絵みたいな一冊かも。おー、こわ。

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検索ワードランキング(10月度)

10月度の検索ワードランキングは、次の通り;

第一位 オマーン戦
第二位 お宮参り
第三位 髭剃り

いやあ、すっかり「お宮参り」&「髭剃り」blogと化しているな(汗)って、いったいどんなblogなんだよっ!

で、第一位の「オマーン戦」であるが、これはもちろん、W杯一次予選のオマーン戦前後に、検索が集中した結果である。タイムリーというか、今月のみの現象であろう。

第二位の「お宮参り」も、相変わらずすごい検索数である。毎月生まれる新生児の数が、そうそう変化するとも思われないので、このキーワードでの検索も、ずっと上位をキープするのであろうか?

第三位は、こちらも定番の「髭剃り」である。下位のほうには、カミソリや化粧品類のブランド名が散見されるので、常に多くの男性(だよな?)が、髭剃りに関する情報を求めているということは間違いない。そして、ここのblogが、そういうニーズにはまるで応えていないのも、率直な事実だ。毎度同じ事を書いているが、見に来た人、ごめん。

ところで、第四位は「ハゼ釣り」で、以下「ハゼ」だの「釣り」だの「江戸川」だのといったキーワードが並んでいる。子連れで手軽な釣りに・・・といったお父さんも多いことだろう。少しでもお役に立てたなら、幸いである。

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「モンスター」

モンスター」を観た。(11月1日、上野東急にて)

「世界でもっとも美しい50人」に選ばれるほどの美貌の持ち主、シャーリーズ・セロンが、自らの体重を13kg以上増加させ、さらに特殊メイクを加えて、醜い娼婦を演じ、オスカー(主演女優賞)を射止めた話題の作品である。

注目すべきは、評判通りセロンの演技だが、特殊メイクの助けがあるとはいえ、複雑な背景を持つ主人公を、実に見事に演じきっている。(この特殊メイク、目元と口元は完璧だが、惜しいことに頬の周辺に表情が出きらない。無理な注文かもしれないが、時折表情が不自然になるのが気になった)

肝心のストーリーだが、実話をベースにしているとはいえ、これは余りに救いの無い話だ。

娼婦としてしか生きる術を知らなかった女(リー)が、同性愛者の女(セルビー)に心を寄せられる。異性ではなく、同性であるがゆえに、セルビーの純粋な好意に応えるリー。しかし、二人だけの幸せな生活を求めたリーが選んだのは、結局は娼婦として稼ぐことだった。

ある事件から最初の殺人を犯してしまったリーは、それをきっかけに、自分を正当化しつつ、殺人を重ねて行く。それは彼女の収入の手段であると同時に、そんな自分を作り上げた社会への復讐でもあったのだ。

ラスト近く、逮捕され、収監されたリーが、セルビーと電話で話すシーンは素晴らしい。全てを悟ったリーが、セルビーのために、切々と語る台詞が、重く、悲しい。ここにも「貧困と無知」が引き起こした悲劇があった。

監督は、これが長編デビューの女流パティ・ジェンキンズ。自ら脚本も書いたとのことで、全編を同じようなトーンで、手堅くまとめている。上々の出来ではあるが、せめて何か、「救い」のようなものが欲しかった。

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トラブル経過

この週末に、記事がうまくアップできなかった件だが、どうやらブラウザのせいらしい。

僕は普段、タブブラウザーのLunascapeを使っているのだが、これでココログにアクセスすると、スクリプトエラーが出て、その後、記事の投稿時にエラーがでるようだ。(IEでは、特に問題は無いみたい)

画面に出てくる、スクリプトのOn/Offボタンを何度か押すと、何気にちゃんと動くようなので、とりあえずこれでごまかすことにしよう。

アンチIEを気取るのはいいが、大した知識もないので、こういう時に困ってしまう。ちゃんと勉強して使おうね>自分

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