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「山本昌邦 備忘録」

山本昌邦 備忘録」(講談社文庫版)読了。

オリンピックも始まるし、タイムリーに文庫化されたので、開幕に合わせて読んでみた。

・・・一読、驚嘆。いやはや、とにかく面白い。

マスコミを通して見たトルシエは、我々にとって充分エキセントリックだったが、実物はそれどころか、ほとんどパラノイド。しつこいくらい同じ事を繰り返し怒鳴ったかと思うと、昨日と今日で言うことが違う。無能呼ばわりしてチームから追い出した選手を、何事もなかったかのように、次の機会に招集する。etc、etc・・・

面白いエピソードには事欠かないが、「スターシステム」を批判し続けたトルシエ自身が、実は一番、マスコミの評価を気にしていたのでは、そしてそれが、トルコ戦敗北の遠因だったのでは・・・といった下りは、参謀だった山本コーチ自身の後悔と共に、今さらながら感慨深いものがある。

そんな山本コーチの思いは、スタッフの一人が言ったという、次のひと言に代弁されよう:

「決勝トーナメントまで進めたのはサッカーの神様からの、よく頑張った選手へのご褒美。でも、これ以上、勝ち進むことも神様は許さなかった。罰を与えるべき人間がいたからですよ」

この本を読むと、山本監督がアテネでのメダルに期する気持ちが、実に良く理解できる。果たしてサッカーの神様は、山本ジャパンに微笑むのか。初陣パラグアイ戦のキックオフまで、あと2時間ちょっとだ。

参考記事:「山本昌邦備忘録」(CLASSICA)

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