祝、アジアカップ連覇!
日本 3-1 中国
中3日とはいえ、お互い前の試合では120分を戦ったわけだが、双方とも、そんな疲れは見せない序盤となった。若干、日本のほうが出足がいいように思えはしたが、先にシュートを放ったのは、中国だった。
ボールキープはできるものの、もうひとつフィニッシュにつながる形が作れない日本に対して、6万人の自国サポーターの声援が、かえってプレッシャーになったかのように、動きが硬い中国。
こんな、おかしな均衡を破ったのは、日本だった。俊輔のFKを、ファーで鈴木が折り返し、福西がバックステップしながら、見事なヘッド。今大会を通じての武器である、セットプレーからの先制点だった。
このまま日本優位で試合が進むかと思えたが、逆に中国のサイド攻撃が機能しはじめ、日本の右サイドで加地が振りきられ、そのままセンタリングされたボールを決められて、あっさり同点。
その後、後半開始早々に得たCKで、今度は中田浩二が追加点。ハンドではないかと中国側が抗議するが、そのままゴールインが認められた。VTRで見ると、中田の脇腹あたりにボールが当たったように見える。もしかしたら、「神の手」がアシストしたかもしれないが、ま、ゴールはゴールである。
その後、中国は怒濤の攻撃。両サイドで一対一の場面を作っては、かなりの確率でそれに勝って、どんどん中へ折り返してくる。何度か危ないシーンがあったが、川口の好セーブとDF陣の頑張りで、しつこく跳ね返し続けた。
試合が終盤に向かうにつれ、だんだん中国の動きに無理が出てきたように感じた。まるで一人相撲をとっているかのように、個々のプレーに余計な力が入っていたように思う。あの時間帯、中国選手は、日本だけではなく、目に見えない別の何かとも戦っていたかのようだった。
後半40分過ぎに、俊輔のナイスパスから、玉田がダメ押しの3点目。ここでなんと、スタジアムの観衆が、続々と帰り始めたように見えた。確かに、ここからの逆転はまず無理だろう。しかし、ホイッスルが鳴るまで、自国チームの応援を続けないサポーターなんて、ありえるのだろうか?
そして試合終了。かすかにブーイングが聞こえたような気がしたが、それよりも、どうして誰も自国選手に拍手を送らないのだろう? 日本に敗れたとはいえ、準優勝ではないか。表彰式の頃には、テレビに映るバックスタンドは、ガラガラになっていた。
少々後味の悪い幕切れとなってしまったが、優勝を素直に喜ぶ選手達の表情が、どれも皆明るく輝いていたのが救いだった。
どの試合も決して内容は良くなかった。課題もたくさん残っている。そして指揮官の手腕には、相変わらず大きなクエスチョンマークがついたままだ。優勝は優勝で喜ぶべきことだが、未解決の問題点に関しては、成績に関係なく、指摘し続けていくべきだと思う。
でも今は、とにかく優勝おめでとう>日本代表 君たちは本当に立派に戦った。
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