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2004年8月

晩夏ゴルフ

夏休みシーズン最後ということで、お気楽仲間とラウンドしてきた。(8月27日)

いつぞやと同じメンバーで、今回も「格安ゴルフ場発見ツアー」と称して、あちこちのサイトを探してみて、選んだのは千葉の「源氏山ゴルフクラブ」である。

リンクを貼ったのは、今回予約に使ってみたGORAという、いわゆるネットの予約サイトである。

友人達は横浜・川崎方面からアクアライン経由で来たのだが、市原ICから30分かからず行けるという、なかなかのロケーション。コースもまずまず、キャディ付き乗用カートでのラウンドで、平日は1万円というのは、かなりリーズナブルである。(もちろん、飲食は別)

それにしても、平日に限って見れば、どこもかしこもプレー費1万円以内が当たり前になってきている。低料金だけが良いというわけではもちろん無いが、それでも、敷居が低いというのは、いいことだと思う。反面、特にセルフプレーで回るゴルファーの一部に、マナー等の面で問題が多いのは、やはり気になるところである。

ゴルフ場は、今まで以上に、格差を表象する場所となっていくのだろうか。

書き忘れていたが、今回のスコアは、イン54、アウト49の103である。ゴルファーが所属するクラブに格差はあっても、スコアには格差は無い。

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沢木耕太郎のコラム

沢木耕太郎が、朝日新聞に「マルーシ通信」というタイトルで、アテネオリンピックに関するコラムを連載している。(アサヒ・コムでは、残念ながら記事が公開されていない)

上記「マルーシ通信」の8月24日付けの記事は、「見えない敵」と題して、女子マラソンを扱っている。

要旨としては、今回の女子マラソンにおいては、走る側も観る側も、「高橋尚子」の影を意識していた、というような内容で、それなりに読ませる文章ではあった。しかし、その文章の末尾で、沢木耕太郎はレースを終えた直後の野口みずき選手に、とんでもない質問をしている。

「走っている時、高橋尚子さんのことを思い浮かべた瞬間がありましたか」

正直に書くと、女子マラソンについては、僕自身、「高橋に連覇に挑戦させたかった」と思ったし、レース後も、「高橋が出ていたら、どうなっていたかな」と考えもした。その意味では、沢木耕太郎のコラムで言うところの、「高橋尚子の影」というのは、その通りだと思う。

だからといって、レース直後の勝者に、あんな質問をするものだろうか? それはまさしく無神経であり、とても「イヤラシイ」質問なのではないか。思ったからといって、それを口にしていいというものではないだろう。

そんな「イヤな感じ」を覚えていたところに、タイミング良く村上龍主宰のメールマガジン「Japan Mail Media (JMM)」が配信されてきた。(リンクを貼ったのは、その記事が載った最新号。次回号が発行されると、消えてしまうと思う。バックナンバーは、これまた残念ながら公開されていない)

村上龍も、沢木耕太郎のコラムには違和感を持ったと、はっきり書いていて、さらには上記の質問を「何という無意味で無神経な質問だろう」と評したうえで、結局のところ彼が必要としているのは、「負の部分を背負った個が、(中略)いったんは勝利するがやがて敗者となって去っていく」という「物語」だと断じている。

村上龍のスポーツ・エッセイは、個人的には必ずしも賛同できるものばかりではないのだが、今回の記事に関しては、100%、彼に同意したい。

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「スパイダーマン2」

遅ればせながら、「スパイダーマン2」の感想をば。(7月31日、AMCイクスピアリ16)

あ、ネタバレはしないつもりだが、未見の人は、できれば映画を見てからお読みくださいまし。


いろんなところに書かれているが、とにかくピーターが、貧乏学生とスパイダーマンを両立させようと奮闘努力する展開が面白い。アメリカ中が知ってるヒーローなんだから、スパイダーマン稼業だけで食べていけそうな気がしてしまうが、ヒーロー業ってのは基本的にボランティアなので、映画で描かれる貧乏っぷりは、極めて正しい。

更に面白いのは、スパイダーマンがスパイダーマン足り得る能力が、ピーターがヒーローであることに疑問を持つに従い、消えたり弱まったりすることで、これがピーターの悩みを更に増大させてしまうわけだ。要するにデフレスパイラルである(違)

劇中、一度はスパイダーマンであることをやめて、学生に専念するピーターだったりするが、明るく楽しいキャンパスライフを送る場面でのBGMが「雨に濡れても」ってのが、なかなか楽しい。

それでも、本来なら自分の出番であるべき場面(火事や暴行)を見過ごさざるを得なくなったり、叔母さんが「子供達にはヒーローが必要なのよ」と言うのを聞いたり、ドクター・オクトパスという悪役が跋扈したりすることで、ついにピーターは自分が何者であるべきかを再認識するのだ。

ある事件を契機とした、自信の喪失から再生というストーリーは、冒険物語の王道であろう。本作もその王道を外さず、すっきりと筋の通った作りになっているのが気持ちいい。

思うに、この「迷い・喪失から再生」という展開は、911テロ以降のアメリカそのものかもしれない。今のアメリカの行動が正しいかどうかということではなく、アメリカ人自身が、なんらかの形で「再生」の物語を欲しているのではなかろうか。そんな彼らの心情に、この映画がうまくシンクロしたような気がする。

ラストのピーターとMJの関係は、なんとなく疑問に思わないでもないが、こうしないとパート3につながらないだろうから、ま、良しとしよう。

ところで、ピーター/スパイダーマンが、その能力を喪失し、そしてそれを取り戻すという基本ストーリーは、「魔女の宅急便」に良く似ていると思った。終盤、愛するMJの為に立ち上がるシーンが、キキがトンボを助ける為に、デッキブラシにまたがって飛び上がるシーンとダブって見えたのだった。

参考記事:スパイダーマン2(サム・ライミ)~CLASSICA「スパイダーマン2」/NAMARA新人ライブ~k-tanakaの映画的箱庭

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終戦、山本ジャパン

ガーナ戦は、結局見ずじまいだったが、ニュースや各Blogの記事を読む限りでは、なかなかの試合内容だったようだ。(たとえば、湯浅健二のレポート

山本監督ファン(笑)の僕としては、非常に残念な結果であったが、監督自身にしても、あらゆるケースを想定して準備したはずにもかかわらず、それを上回る誤算の連続だったように思う。

たとえば、今や日本代表の看板ともいえる「暑さ対策」がある。「備忘録」でも、いかに「暑さ対策」に腐心しつつ、ノウハウを積み上げていったかが書かれているが、今回のアテネでの試合は、想定外の涼しさだったようで、その分、どのチームも動きが良かったようだ。

実戦においても、慎重に臨んだパラグアイ戦で、試合開始直後から激しく攻められ、考えた挙げ句にキャプテンに指名した那須の、普段なら考えられないミスから失点。その後に打った手は、決して的はずれではなかったと思うが、やはり後手後手に回った感は否めない。

イタリア戦も同様で、戦前は、たぶんもう少しスローな出足を想定していたのだと思う。慎重に試合に入って、しっかり守ってペースを掴み、後半に勝負をかける・・・といったシナリオだったのではないか。しかし実際には、パラグアイ戦同様、試合開始直後から猛攻を浴びて、2点をリードされてしまったわけで、いかにU-23といえど、イタリア相手に2点を追いつくプランは、持ち合わせていなかったに違いない。(実際には2点取ったが・・・)

結局のところ、パラグアイ戦にせよイタリア戦にせよ、ゲームプランとしては、引き分け狙いだったような気がする。そのために選んだイレブンであったはずだが、確率論で勝敗が決まるのであれば、試合をする必要は無いわけで、いくら精密な設計図を書いても、やはり製造の現場ではその通りにはいかないのと同じである。

マスコミはさっそく山本監督の去就について騒いでいるが、個人的には、こういう優秀な実務家タイプの人材は好きなので、是非ともどこかのクラブチームで腕を磨いて欲しいものである。あるいは、女子代表の上田監督と同じく、日本以外の国の代表監督というのも、良い経験になりそうに思う。

捲土重来を期待しよう。

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「それから」のそれから

先月、漱石「それから」の感想を書いたのだが、書きかけで「下書き」に放り込んだまま、忘れていた。

で、昨日、ちょっと書き足して、体裁を整えてから投稿したら、なんと、下書きを書いた日付で投稿されてしまった。うーん、そういうシステムだったのか・・・

それはまあともかく、「それから」を読んで、ちょっと思い出したことがあったので、書いておく。

作中、代助が「煤烟」という小説を読んでいて、こんな感想を漏らす。

代助は独りで考えるたびに、自分は特殊人(オリジナル・原文ではルビ打ち、筆者注)だと思う。

この一文、「自分はオリジナルだと思う」で思い出したのが、1992年にNew York Times Book Review上で行われた、ジェイ・マキナニーと村上春樹の対談である。(Roll Over Basho: Who Japan Is Reading, and Why

この対談中に、村上春樹は自身の文学的な生い立ちに触れながら、「自分が小説を書くためには、自分なりの言語を創り出すことが必要だった」と述べつつ、そのうえで、「In that sense, I'm an original 」と言っている。

「それから」の「自分はオリジナル」と、村上春樹の「I'm an original」とは、使われている文脈も意味も違うのだが、僕の中では、即座にこの二つが結びついてしまった。村上春樹が「それから」を読んだ時に(たぶん読んでいるはずだ)、このフレーズに出会って、もしかしたら、それが対談で口をついて出たのかな・・・などと想像して、ちょっと楽しい気分になったのだった。

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帰宅

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夏休みは今日まで。夕方発の踊り子号にて帰る。滞在中は、オリンピック漬けであった。

何人かの選手達がメダルを取り、サッカーは女子がナイジェリア、男子はイタリアに敗れた。

ちょっとのんびりし過ぎたかもしれない。社会復帰に時間がかかりそうで、心配である。

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夏休み

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踊り子号に乗って、伊豆熱川へ。

特にどこへも出掛けずに、のんびり過ごしている。

さて、ちゃんと投稿できてるかな?

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夏休み

今日から夏休み。

16日まで、伊豆の熱川でのんびりしてくる予定。少しは本が読めるといいのだが。

PCは持っていかないので、blogもお休みである。イタリア戦関係の記事がタイムリーに読めないのが、ちょっと残念ではある。

モブログの設定はしたので、携帯からの投稿にチャレンジしてみる予定。

ではでは・・・

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vs.パラグアイ

日本 3-4 パラグアイ

パラグアイは実に強かった。ただ強かっただけではなく、ちゃんと日本を研究していたようでもある。トップ下に入った小野へのマークをきつくし、ボールが出せずにいる今野と阿部に襲いかかる。苦しくなってサイドに出したボールをカットされ、高い位置からカウンターをくらい続ける。この内容だったら、3-4じゃなく、0-4ぐらいでやられてもおかしくなかったんじゃなかろうか。

対する日本は、前半やや様子見的に試合に入って、小野からチャンスメイクというプランだったようだが、那須のミス(というより、DF陣が慎重過ぎた?)で失点してからは、なかなかまともな攻撃の形が作れない。

高い位置でボールを奪われては、サイドで勝負され、中へ折り返されるパターンの繰り返し。特に日本の左サイドは、ほぼ崩壊状態。今野と阿部の連係も悪く、いわゆるバイタルエリアに、どんどん入り込まれてしまう。

ラッキーなPKで1点は返したものの、前半は1-3で終了。後半はやはり那須に代えて松井。小野をボランチに下げて、松井をトップ下。茂庭を左に移して、右DFに阿部とポジション変更。攻撃面ではこれは正解だったと思うが、やはり阿部の最終ラインは、パラグアイ相手には厳しかった。

再びラッキーなPKで2-3。しばらくは日本が流れをつかんだかに見えたが、カウンターから阿部があっさりかわされて、強烈なシュートを打たれて2-4。日本はついに森崎を下げて、達也投入、3トップへ。さらに今度は高松を下げ、平山を投入。達也の縦への突破が効き始め、大久保がゴールし、3-4。

終盤、激しく攻め立てはしたが、あえなくタイムアップ。黒星発進となってしまった。

敗戦とはいえ、得るものはあったと思う。後半からの、小野のボランチに松井のトップ下&2トップというシステムは、充分機能しそうだ。ボランチの位置でボールが収まるので、DFも比較的楽に守れる。試合の後半で、相手DFの運動量が落ちてきたあたりでの達也投入も、相手にとっては脅威だろう。

課題を修正して、イタリア戦ではどんな戦いぶりを見せてくれるか。このままでは終われない。

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「山本昌邦 備忘録」

山本昌邦 備忘録」(講談社文庫版)読了。

オリンピックも始まるし、タイムリーに文庫化されたので、開幕に合わせて読んでみた。

・・・一読、驚嘆。いやはや、とにかく面白い。

マスコミを通して見たトルシエは、我々にとって充分エキセントリックだったが、実物はそれどころか、ほとんどパラノイド。しつこいくらい同じ事を繰り返し怒鳴ったかと思うと、昨日と今日で言うことが違う。無能呼ばわりしてチームから追い出した選手を、何事もなかったかのように、次の機会に招集する。etc、etc・・・

面白いエピソードには事欠かないが、「スターシステム」を批判し続けたトルシエ自身が、実は一番、マスコミの評価を気にしていたのでは、そしてそれが、トルコ戦敗北の遠因だったのでは・・・といった下りは、参謀だった山本コーチ自身の後悔と共に、今さらながら感慨深いものがある。

そんな山本コーチの思いは、スタッフの一人が言ったという、次のひと言に代弁されよう:

「決勝トーナメントまで進めたのはサッカーの神様からの、よく頑張った選手へのご褒美。でも、これ以上、勝ち進むことも神様は許さなかった。罰を与えるべき人間がいたからですよ」

この本を読むと、山本監督がアテネでのメダルに期する気持ちが、実に良く理解できる。果たしてサッカーの神様は、山本ジャパンに微笑むのか。初陣パラグアイ戦のキックオフまで、あと2時間ちょっとだ。

参考記事:「山本昌邦備忘録」(CLASSICA)

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NHKスペシャル「アテネへ」

NHKスペシャル「アテネへ~山本監督と若きイレブン メダルへの挑戦~」を見た。(8月8日放送)

アテネ五輪最終予選突破後、五輪代表の最終選考の舞台となった、石垣島での合宿の模様を中心としたドキュメンタリーである。

番組冒頭のインタビューで、山本監督は「オリンピックは"素晴らしいサッカー"を見せる場所ではない。勝つために戦う場所だ」と言い切る。

同じポジションの選手同士を組ませて練習させるという、あざといまでのやり方の一方で、緻密な練習メニューを組み、暑さ対策に象徴される、万全のサポート体勢を敷く周到さ。最終予選での主将・鈴木啓太を最後の最後で外す一方、当然の権利のごとくにオーバーエージ枠を使うリアリストぶり。

こういった徹底した準備と、確率論を積み上げたかのような選手選考に対しては、「チキンハート」と侮蔑する声もあるだろう。とにかく、万事におけるリアリストぶりは、一種のロマンチストであるジーコの、まさに対局にあるといえよう。

ふと、以前読んだ「宮内義彦 経営論」にあった、「泣きながら合理性に振る」という一節を思い出した。日本的経営の良さを十分に理解したうえで、たとえ涙を流しながらでも、アメリカ的合理主義を実践することが、これからの経営だ・・・という文脈だったように記憶している。

山本監督の手腕は、間違いなく優秀なコーチ(参謀)のそれであろう。果たして、優秀な参謀が、優秀な指揮官(監督)にもなりうるのかどうか。恐らくは山本監督自身が、同じ問いに苛まれ続けているに違いない。

アテネオリンピックは、日本サッカーのメダルへの挑戦であると同時に、リアリスト・山本監督自身の、「サッカーの不合理性」への挑戦でもある。


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盛夏ゴルフ

酷暑の中で戦い抜いた、日本代表チームに敬意を表すべく(笑)、ゴルフへ行ってきた。(実際はアジア杯決勝当日、8月7日にプレイ)

今回はお客さんをホームコースに招いてのラウンドだったのだが、お客さん自身もゴルフ好きだし、暑さのせいでコースがガラガラだったこともあり、バックティーで回った。

ここは2グリーン制なのだが、真夏ゆえ、コーライを使用中。芝が垂直に硬く生えそろい、ほとんどタワシか剣山かといった状態で、重いとか遅いとかを超えた、異次元レベルのパッティングを要求された。

・・・と、例によって言い訳の伏線を張りつつ、でも実際はアイアンがボロボロにて、55、52の107と、今季ワーストのスコアとなってしまった(泣)  もっとも、お客さんもそれなりに苦労していたので、まぁ、接待する側としての心遣いというものだろう←違うって

それにしても、暑かった。雲が多くて、日差しはやや弱かったのが救いだが、湿度が高く、サウナの中を歩いているかのようだった。こんな中を90分走り続けるなんて、ほとんど拷問に近いものがある>サッカー  プロフェッショナルなアスリートの、身体能力(あるいは環境適応力)には、素直に恐れ入る。

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vs.中国

祝、アジアカップ連覇!

日本 3-1 中国

中3日とはいえ、お互い前の試合では120分を戦ったわけだが、双方とも、そんな疲れは見せない序盤となった。若干、日本のほうが出足がいいように思えはしたが、先にシュートを放ったのは、中国だった。

ボールキープはできるものの、もうひとつフィニッシュにつながる形が作れない日本に対して、6万人の自国サポーターの声援が、かえってプレッシャーになったかのように、動きが硬い中国。

こんな、おかしな均衡を破ったのは、日本だった。俊輔のFKを、ファーで鈴木が折り返し、福西がバックステップしながら、見事なヘッド。今大会を通じての武器である、セットプレーからの先制点だった。

このまま日本優位で試合が進むかと思えたが、逆に中国のサイド攻撃が機能しはじめ、日本の右サイドで加地が振りきられ、そのままセンタリングされたボールを決められて、あっさり同点。

その後、後半開始早々に得たCKで、今度は中田浩二が追加点。ハンドではないかと中国側が抗議するが、そのままゴールインが認められた。VTRで見ると、中田の脇腹あたりにボールが当たったように見える。もしかしたら、「神の手」がアシストしたかもしれないが、ま、ゴールはゴールである。

その後、中国は怒濤の攻撃。両サイドで一対一の場面を作っては、かなりの確率でそれに勝って、どんどん中へ折り返してくる。何度か危ないシーンがあったが、川口の好セーブとDF陣の頑張りで、しつこく跳ね返し続けた。

試合が終盤に向かうにつれ、だんだん中国の動きに無理が出てきたように感じた。まるで一人相撲をとっているかのように、個々のプレーに余計な力が入っていたように思う。あの時間帯、中国選手は、日本だけではなく、目に見えない別の何かとも戦っていたかのようだった。

後半40分過ぎに、俊輔のナイスパスから、玉田がダメ押しの3点目。ここでなんと、スタジアムの観衆が、続々と帰り始めたように見えた。確かに、ここからの逆転はまず無理だろう。しかし、ホイッスルが鳴るまで、自国チームの応援を続けないサポーターなんて、ありえるのだろうか?

そして試合終了。かすかにブーイングが聞こえたような気がしたが、それよりも、どうして誰も自国選手に拍手を送らないのだろう? 日本に敗れたとはいえ、準優勝ではないか。表彰式の頃には、テレビに映るバックスタンドは、ガラガラになっていた。

少々後味の悪い幕切れとなってしまったが、優勝を素直に喜ぶ選手達の表情が、どれも皆明るく輝いていたのが救いだった。

どの試合も決して内容は良くなかった。課題もたくさん残っている。そして指揮官の手腕には、相変わらず大きなクエスチョンマークがついたままだ。優勝は優勝で喜ぶべきことだが、未解決の問題点に関しては、成績に関係なく、指摘し続けていくべきだと思う。

でも今は、とにかく優勝おめでとう>日本代表 君たちは本当に立派に戦った。

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浦和でおフレンチ

来客があったので、浦和ロイヤルパインズホテル19Fのフレンチレストラン「アールピーアール」にて会食。

オードブルは、「タコのマリネ・パスタ添え」と「白身魚のニンニクあえトースト乗せ」の二品。上品な味付けで、その後の食欲をそそる。

続いて、シマアジのカルパッチョと、イカの・・・えーと、サラダ仕立てみたいなの(汗) シマアジは脂がのっていて、とても美味であった。

さらに続いて、オマール海老のボイルに、ホウレン草とジャガイモのグラタン。海老味噌を使ったソースがポイント高い。

ここでジャガイモの冷たいスープ。クリーミーで味わい深い。小さなカップだったのが、残念。

その後はこんがりとローストしたフォアグラに、キノコ類を添えたもの。このフォアグラは、残念ながら素材のせいか、食感がいまひとつであった。

さて、ここで口直しに、ライチのシャーベット。これはまあ、こんなもんですな。

ここまででかなり満足感があるんだが、ようやくメインのサーロインステーキ・中華風細麺添え。肉は軟らかくて良かったのだが、どういうわけだか、塩辛いことこのうえない。付け合わせの焼きそば風の麺も、同じようにしょっぱい、しょっぱい。これはこういう味付けなのか、はたまた塩加減を間違えたのか。肝心のメインディッシュで、大減点である。

そうそう、ここのお店のパンは、ホテル内のベーカリーで焼いてるそうだが、玄米パンとイチジクパンの二種とも、なかなか美味しい。

さて、食後はデザートの4種盛り合わせ。この時点で満腹指数が110%ぐらいなので、デザートは楽しむというより、とにかく頑張って食べるという状態になってしまった。それと、コーヒーはいまどき風の泡コーヒーで、個人的には、あまり好みではないので、ちょっと残念。

全体としては、それなりのレベルをクリアはしているのだが、一つ一つの料理については、少しずつだが物足りなさを感じる。もう少しオーソドックスでいいと思うのは、僕の舌が保守的なだけだろうか。

金曜の夜ということで、お高いレストランながら、ほぼ満席であった。それにしても、こういう場所での女性比率の高さには感心する。平均年齢も、やや高めだけどね(笑)

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「ブラザーフッド」

ブラザーフッド」を観た。(7月29日、銀座みゆき座)

※ネタバレはしないつもりだが、詳細な内容に触れるので、未見の方は、できるだけ映画を観てから、以下をお読み戴きたい。


朝鮮戦争を概観するといった基本設定、そしてその戦争に翻弄されて、ある兄弟とその家族の悲劇というストーリーは、いたってオーソドックスである。全編にわたって繰り広げられる、凄惨な戦闘シーンは、確かに物凄い迫力だが、やはり「プライベート・ライアン」そのままだ。

首を傾げたくなる箇所も、随所にある。そもそもの発端の、問答無用の徴兵からして、無理を感じる(これはしかし、実際にあったことらしい。なんという無茶な) また、兄弟二人が同じ部隊に配属されるという設定も、やや強引だし、追いつめられた韓国軍にあって、一兵卒(兄貴のほう)が、全部隊による、一か八かの奇襲を進言したりするあたりも、少々ご都合主義的に感じる。

そういった、かなり無理な設定とストーリー展開を見せながら、しかし映画は、堂々たる仕上がりになっている。そこには、自民族の悲劇を描こうという姿勢と共に、真に「面白い」映画を作ろうする意志が見て取れる。

兄弟の葛藤をめぐりストーリーには、確かに泣かされるエピソードもあるが、大仰な音楽と共に「さぁ、泣き所ですよ」といわんばかりの演出は、さすがに少々鼻についてしまう。一方で、むしろ淡々と描かれる、朝鮮戦争の悲惨なエピソードにこそ、胸が痛む。

同胞が、たまたま住んでいる場所が違うだけで、敵味方に別れて殺し合う。のみならず、止むに止まれぬ事情でどちらかの陣営に与した者達は、その後に、反対陣営の報復の対象となってしまう。そして肝心の敵味方の区別は、実のところ恐ろしく主観的で曖昧だ。戦争は、徹頭徹尾、理不尽であり、無意味である。

日本が未だに太平洋戦争を客観視して描けないのに比べ、韓国が、朝鮮戦争をこれだけ客観視して描けるのは、ある意味驚きである。これが民族性の差なのか、あるいはもっと別の理由があるのだろうか。

本筋とは全然関係無いが、戦争初期、敗色濃厚な韓国軍にあっての食料は、見るからに不味そうな麦(?)の握り飯一つだったのだが、米軍の助力を得て、一気に形勢を逆転して以降の食事は、白米にキムチとなっていた。史実かどうかはともかく、こういうところに妙にリアリティを感じてしまった。


参考記事:東京シネマホルモン倶楽部のレビュー

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vs.バーレーン

日本 4-3 バーレーン

二日前に120分の消耗戦を闘い抜き、疲労の極にあると思えた日本代表は、しかし例によって先発メンバーを変えずにこの試合に臨んだ。しかしながら、試合開始直後から、積極的に攻め上がる。ここまでしきりに、「試合の入り方が悪い」と言われていたのを反省したかのようだ。

だが、先制したのはバーレーンだった。DFの人数は足りていたものの、寄せの甘さもあって、見事なゴールを決められてしまう。

あまりに重い先制点かと思いきや、ここからの反撃もかなりテンポが良く、同点に追いつくのも時間の問題かと思った矢先、遠藤に悪夢のレッドカード&一発退場。一瞬、日本はこの時点で試合放棄したほうがいいんじゃないかとさえ思った。以後、試合内容は全く気にならなくなり、ただただ日本の勝利を念じ続けた。

後半開始早々、交代で入った中田浩がヘッドで同点弾。さらに玉田が、ここまで無得点の鬱憤を晴らすかのような、豪快な逆転弾。この時点で残り25分ぐらいか。ここで畳みかけていれば、楽に90分で勝てたかもしれないが、それを言うのは酷というものだろう。

守りに入りかかったところで、横パスをカットされ、そこからあっさり同点。さらに後半40分、カウンターから鮮やかな3点目を決められたところで、少なくとも僕自身は勝利を諦めたが、選手達はもちろん諦めなかった。終了間際、三都主の低いクロスに、上がっていた中澤が頭で合わせてまたもや同点。このゴールには、本当に感動した。

延長開始早々、玉田が執念の突破から、見事な勝ち越しゴール。あの時点で、あそこまで走れるなんて、まさに超人的。

その後は、前の試合に続いての消耗戦。双方、ほとんど走れないまま、それでも何度か決定機を作りつつ、そのまま試合終了となった。素晴らしいぞ、日本代表。

さて、ついさっき、テレビで中国とイランの準決勝が終了した。1-1から延長を経て、PK戦の末に中国が決勝進出。すべてが中国の優勝のために、仕組まれてるんじゃないかと勘ぐりたくなったりもするが、まぁ、それは言うまい。

ここまで戦った選手達を、早く休ませてあげたいと思う。中国がそんなに優勝したいのならば、決勝戦は不戦敗ということにして、もう日本へ帰らせてあげたいくらいだ。試合中にどこを応援しようが勝手だが、試合が終われば、そしてその試合が充実したものであったならば、双方に拍手を送るのが当たり前だし、それすらできないような観客の前で、骨身を削って試合をすることなどない、とさえ思う。

しかし、舞台は整ったし、役者も揃った。後は、ほぼ全ての観客と、恐らくは中国よりの笛を吹くであろう審判を相手に、ホスト国を完膚無きまでに叩きのめせばいい。

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追記 CLASSICAさんのところに、たくさんのトラックバックが集まりつつあるが、何よりiioさんの記事は、感動の名文章。必読。

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検索ワードランキング(7月度)

7月度の検索ワードランキングは、以下の通り:

第一位 「黄金旅風」
第二位 「堀江貴文」
第三位 「夏目漱石」

おお、「黄金旅風」が第一位だなんて、なんかうれしいなぁ。記事を書いた甲斐があったというものである。トラックバックももらっちゃったりしたし、なんというか、こういうのがblogの楽しみとでもいうんだろうか。僕の記事はともかく、飯島和一がもっと読まれるといいなぁ。

第二位の「堀江"たかぽん"貴文」であるが、6月末の共同通信との一件があって、その直後に、ライブドアによる近鉄買収オファーと、まさに「旬の人」状態であった。最近では、テレビのバラエティー番組でも話題になったりしてるらしいので、これからは逆に、ネットでの検索数は減るような気がする。

第三位の「夏目漱石」だが、こちらは夏休み開始の7月中旬以降、検索数が増えてきている。ランキングには入っていないが、漱石と一緒に、個々の作品名での検索も多いので、やはり学生の研究や読書感想文に係わるものなのだろう。そういった碩学の徒には、まるで役に立たないblogで、実に申し訳ない。とりあえず、18禁じゃないので、許してやってくれ。

気になるキーワード(笑)の「髭剃り」だが、7月は第七位だった。ただ、それに関連して、「ジレット」だとか「シック」だとか、はたまた「シェービングクリーム」だとか「シェービングブラシ」だとか、具体的かつ細分化された検索ワードでのアクセスが散見された。「髭剃り」への関心は尽きないようだ。

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vs,ヨルダン

日本 1-1 ヨルダン、PK 4-3で日本が準決勝進出。

前戦のイラン戦を見逃していたのだが、どうやら予選リーグを通じて、日本代表は立ち上がりが良くなかったらしい。で、今回もヨルダンのスピード感ある攻撃から、あっさり右サイドを破られて、先取点を取られてしまった。

後はこのまま1-0で終わる試合か・・・と思った矢先、ゴール前のFKから、ヨルダンGKがはじいたボールを鈴木が押し込んで、あっさり同点。このタイミングで同点に追いついたことが、結果として命拾いとなった。

それにしてもヨルダンは強かった。NHK-BSで井原が解説していたが、運動量が豊富で、攻めのパターンがしっかりしている。ボール扱いも巧みだし、フィジカルも強い。ボールホルダーへのプレッシャーと、次のパスへの読みが的確なので、ほとんど日本FWへいいボールが入らない。

日本で問題だったのは、やはりボランチの二人(福西と遠藤)だろうか。前述した通り、ヨルダンが高い位置からディフェンスを仕掛けてきたこともあり、中盤がまるで機能しない。両WB(特に三都主)も、縦に勝負するか、ダイレクトで中に放り込むかの判断が遅く、相手DFを混乱させられない。

攻撃陣が機能不全に陥る中、日本のDF陣は良く踏ん張った。特に中沢は、このアジアカップでの、一番の成長株だと思う。もちろん川口も、随所での好セーブで、試合の流れを手放さなかった。

結局1-1で90分が終了。前後半15分の延長戦は、まさに消耗戦の様相であった。運動量豊富とみえたヨルダンも、さすがに延長戦ではスピードが落ち、双方共、気力の勝負となったのだが、結局120分終わって1-1。そしてPK戦となった。

PK戦のことを書き出すときりがないが、PKスポットのコンディション不良によるエリア変更(あのタイミングでの変更は、明らかに不公平)、凄まじいアウェーの雰囲気(日本がPKを決めても、拍手一つ聞こえない)、といった悪条件の中、サッカーの神様は、日本を勝者に選んでくれた。

「勝負に負けて、試合に勝った」とでも評せそうな今日の試合であったが、結果として残ったのは、日本の準決勝進出という事実である。

日本代表には、神の恩寵を受けたイレブンとして、堂々とバーレーンに挑んで欲しい。そして願わくば、極限のアウェー状態の中、決勝で中国と相見え、栄冠を勝ちとらんことを。

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