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「ボレロ」聴き比べ

ラヴェル月間」であるので、「ボレロ」の聴き比べなんぞやってみた。

現在僕が所有している録音は、以下の5種。気がつけばこんなにあったのね、って感じである。

アバド/ロンドン交響楽団
・マゼール/フランス国立管弦楽団
シャイー/コンセルトヘボウ管弦楽団
マルティノン/パリ管弦楽団
クリュイタンス/パリ音楽院管弦楽団

マゼールのみ、リンクが貼ってないが、これは実家にあったソニーの「クラシック全集」みたいなのに入っていた一枚。たぶん、この録音と同じだと思う。

今回聴き直してみた中で、一番面白かったのは、なんとシャイーであった。各ソロプレーヤーも巧いし、終盤の盛り上げと開放感は、他の録音を上回ると思う。

次点はアバドかな。これはなんせ録音がいい。ただ、最後の全強奏で、楽団員のものとされる「うぉー」という雄叫びが入っているのが、やはり気になる。新譜で出た際の宣伝記事では、「演奏の興奮から、自然発生的に声が出たもの」とかなんとか書いてあったような記憶があるが、いやー、いくらなんでもそれはないっしょ(笑)

クリュイタンスは、やはり名演奏ではあるが、僕の持ってるCDが廉価版のせいか、どうにも音が痩せていて、シャイーやアバドと比べると、分が悪い。でも、微妙なテンポのゆらぎ具合とか、ラストの危なっかしさとか、まさに名人芸の部類であろう。

マルティノンの演奏は、とにかくオーソドックスというか、スタンダード。悪くはない。

上記に比して、マゼールは面白くもなんともない。リズムは正確、ソロは上手、録音もまずまずなんだが、まぁ、それだけである。「BOLERO」によると、ウィーンフィルとの演奏は、ちょっと面白いらしい。気になるなぁ。

上記の他、ボレロを生演奏で一度だけ聴いている。確かムーティー/フィラデルフィア(シカゴか? 思い出せん)の、90年頃の来日コンサートだったと思うが、あの演奏は良かった。この曲の前半が、いかにソロ奏者と小太鼓にストレスを与えるか(笑)、よーく伝わる演奏だったと記憶している。オーケストラと一緒に、ハラハラしながら聴くのも、この曲の楽しみ方かもしれない。

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