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「青空の方法」

宮沢章夫「青空の方法」を読んだ。

初めて読んだ「わからなくなってきました」で大爆笑して以来、とりあえず文庫化されたものは全部読んできたので、待望の文庫化最新刊というわけである。

この「青空の方法」は、朝日新聞の夕刊かなんかに連載されていたと思うのだが、滅多に夕刊を読まない僕が、ふとそのコラムを目にしたのが運の尽き・・・じゃない、運命の出会いだったわけだ。

で、本書にはその夕刊コラムが収録されてるわけだが、こうして改めてまとまった形で読むと、担当編集者の蛮勇に敬意を表したくなる(笑) 天下の朝日新聞が、いいんですか、こういうおバカなコラム載せて? 編集子も、さぞかし眠れない夜を過ごしたことであろう。いや、もちろん、それでいいんだけど。

その宮沢章夫だが、ちゃんと「遊園地再生事業団」なるホームページを運営している。そこで本人が日記を書いているんだが、これがまた面白い。(以前は「富士日記」、現在は「不在日記」)  別にギャグが書いてあるわけではないのだが、その独特の視点とか語り口が、なんともいえず味わいがあるのだ。

ところで、肝心の本書だが、面白さは相変わらず。ただ、こちらも読者としてはちょっとすれてしまったのか、「笑わせられ度」がやや低めかも。最初に読んだ「わからなくなってきました」が強烈すぎたってのはあるが。

とりあえず、公衆の面前で読むのには、かなりのリスクがある本ではある。電車の中で、文庫本を読みながらニヤニヤしたり、ときどき笑いを堪えて真っ赤な顔になったりする人がいたら、まず間違いなく宮沢章夫の本の読者である。

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