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「二百十日」

ちくま文庫版「夏目漱石全集2」収録の「二百十日」、今回は再々読ぐらいかな?

僕としては結構好きな作品なのだが、文庫版の解説によると、「締切りに迫られた、彼自身「杜撰の作にて御恥ずかしき限り」とみとめている失敗作」だそうである。で、本書収録三編中、「二百十日」の扱いはたったの三行。

でもなぁ、個人的には好きな作品なんだけどな。

全編を通じて、主たる登場人物である「圭さん」と「碌さん」の、軽妙なようなとぼけたような、なかなかに味のある掛け合いで話が進むのだが、これが案外面白いと思うのだ。阿蘇登山前日の、宿の下女を交えた下りなんざ、漫談でも読んでるような心持ちである。「半熟玉子」には、思わず笑ったね。

こういう漱石も、読んでて楽しいと思う。

最後の「野分」は、また次回。

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